高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

「「学生の勉強会参加について」を読んで思ったこと」を読んで思ったこと

なんかタイトルが無限にループしそうで怖い(故意犯)のですが、ひとまず。

非コミュな人

非コミュってなんなのかなーって思って調べてみたらはてなキーワードにぶつかったんだけど、こんなん、どうしようもないかもなぁ。

「学生の勉強会参加について」を読んで思ったこと - 笑う角でずっこける。

わたしの周りには、そういういわゆる「非コミュ」な人間がほとんどじゃないのかな なんて思ってます。会社にも、学校にも。

学校については今日。特にそう思った。
休憩タイムも、発表会終了後も、わたしには特に誰も話しかけてこない。休憩タイムにはわたしからもちょこちょこ話はしたんですが、それほど話は発展しなかった。
すくなくとも日本電子専門学校の電設部イベントで感じたものとはまったく異質のものを感じました。
――というか、リクルートスーツを着込んだ2,3年生の中に一人、(冷房が効いてる部屋にもかかわらず)半袖シャツ一枚で、左手にノートPC、右手にポメラ、目線の先にはHT-03A、デカいバックとウェストポーチを持った異形の者がぽつんと座ってるのに、誰もからんでこない という時点からおかしいのではないか(まあ、話しかけづらい空気は醸し出していたのかもしれません・・・が)。
その時点でやはり「あぁ、彼らはわたしがアプローチしただけじゃ動かないのかな・・・」とちょっと弱気になってしまいました。

もちろん、そうじゃない人も中にはいるんだろう。昨日今日休んだ人や、とりあえず用事があった人もいるだろうし、今で決まる話じゃないんですけどね。

でもね、それでも(学生には)来て欲しい

昨日今日の発表会を見ていて、下で進路に悩む学生を見ていて。それでも学生はコミュニティイベントに来て欲しい と思った。
技術もあるけど、それ以外にも、会社で生活してて、「これはやっていいんだ」「これはやっちゃいけないんだ」「こういう人がいるんだ」とか、そういう形にならない情報をいくつも手に入れることが出来る。わたしも最初、BorlandMozillaのイベントでそれを感じたからこそ、ここまでコミュニティにのめり込むことになった。
仕事についても、わたしなんかみたいなコミュニティでしか動いていないようなやつに話を聞くより、ほかのことも忙しい先生に話を聞くより、ずっとずっと濃い話が聞けるはず。就活まっただ中の皆さんにとってそれは絶対に有益な情報であると思う。

コミュニケーションとか、そういう場の空気とか、好き嫌いはあるかもしれないけど、それで済ませるには勿体なさ過ぎるほどのメリットがあるんじゃないかな と思います。

専門学校生を誘うのって、難しいかも

最近、勉強会に誘うのは、学年が上がれば上がるほど難しくなっていくんじゃないかなと思います。


まず、真っ先に思いつくのがバイト。
バイトが定期的に入り始めてしまうと、シフトをずらしてまで勉強会にいってみよう という気は起こりづらくなってくるのではないかと思います(まあ、わたし自身はバイトやったことないので想像に過ぎませんが)。


次に、進路(受験/就職)。学年の数値が高ければ高いほど(卒業年次に近ければ近いほど)、この問題がウェイトを占めてくるので難しくなる。
これはまあ、高校や中学なら進学すればその後に誘えるけど、就職を控えた専門学校生などは難しくなるんじゃないのかなあ(まあ、わたしはその、就職直前にコミュニティに目覚めたクチですが)。


なんとなく思うに、一番難しいのが専門学校生なのかなと*1
バイトが定期的に入ってる可能性はあるし、二年制学科だと特に入学時点から就職がちらついているので誘いにくい。とくにうちの学校だと一年は基本情報技術者試験対策で忙しいので、もっと誘いにくい。結果、三年制学科でも誘いにくい ということになってしまう。


――こうやって考えると、ほんと学生って忙しいんだな・・・。ほんとう、会社員の方がよほど楽じゃないかとか思ってしまう。



あ、あと、ここはつっこんどきたかったので一つ。

勉強会と交流会

例えばだけど、Rubyの勉強会があってとあるアプリの作り方を「勉強」してきたとする。隣の席の人となぜか話が盛り上がっちゃって、自分が悩んでいたRubyを書くときのツールのことをその人に聞いてみたらいろいろ話を聞けて、自分もその人に話をして「交流」できたとする。これは、勉強会?

「学生の勉強会参加について」を読んで思ったこと - 笑う角でずっこける。

関内で定期的に開いているGWT弱者勉強会なんかこんな感じかな。本を積んで、特に明確な課題はないけど、とりあえず作ってみる。んで。終わったら晩ご飯。
でも不思議と、この方が「勉強会」といえるんじゃないかな なんて思っています。
というか、学校の授業ってこんな感じだったよね?先生の話はあるけど、そのほかはみんなで話し合って工夫したり、作ってみたり。もちろん勉強会の「形式」の一つだと思うけど、それでいいかな と。


――ただ、これだけじゃ、勉強会としては成り立ちづらい というか、勉強会慣れしてないと入ってきにくいんじゃないかと思う。
勉強会初めての人・学生の人などは、こう「なにが得られるかどうかわからない」より、プレゼンテーションありの「得られるものの下限がある程度わかっている」勉強会のほうがいいのかなあ っと。
だから横浜でも、こういう勉強会、やってみたいんですよね。まずはライトニングトークありのプログラマーズホリデーとか、スマートフォン懇親会から になるんでしょうか。

まあ、何はともあれ

横浜では今のところ、交流会に近い勉強会しか開催できていない。できても、ライトニングトークに手が届くかどうか。決してハイグレードな勉強会は出来ないと思う。
でも、学生には本当に、来て欲しいと思う。とくに、自分の卒業した学校だから。


それから、わたしはこうやって学生を学生をって学校に出没してるけど、わたしはまったく苦には感じていない。
学生が来るって、結構大人からしてもうれしいから。
学生ならではの視点を知ることが出来るし、人に教えるときのポイントを学ぶことも出来る*2。立場がまったく違う二人が会って、片方にしか得るものがない なんてことは滅多にないことだと思います。
だから、学生の皆さんも、遠慮なくわたしを使って欲しい。わたしというパイプがいるんだから、それを有効活用してほしいな。わたしも、空いてる時間を使って応対するから。

*1:ちなみに、大学はいったことがないので除外

*2:あとは正直、自分がある程度いろいろ言える弟子が来てくれるから ということもあるにはある。表だっては言えないけど