高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

学生の人に言いたいこと

あくまでも自分なりに書いてみようかな、と思います。元記事ばこれから大学に入学する新入生のために、となっていますが、あえてそこだけに絞ることもないかなぁ、ということで。

全ての高校生・大学生のために - chokudai’s Labo blog

最近はコミュニティの感想ばっかりであまり書いていないですが、わたしも学校に関する記事はそれなりに書いていました。


今回はこの記事を読んだので、ちょっとつっこんでおく。

勉強するということ

続きの記事にて語られてはいますが

「勉強・学問」は詰まらないと言う幻想

学問が詰まらないと言う幻想を破壊する - chokudai’s Labo blog

なんでしょうね、勉強って、意味を知ってるかどうかで大きく楽しいかどうかが変わってくると思う。
エデュ研の冊子にも書いてありましたが、その授業内容が「何の役に立つのか」がわからないと、本当に勉強っておもしろくない。
もちろん基本的な算数とかは日常生活を営むうちにどこで使うかがわかってくるものだけど、それ以外のことって、結構何の役にたつかわからないまま勉強させられてることって多いと思う。
楽しく実のある勉強ができるのって、ほんとうに偶然それの必要性に気づくかどうかだと思う。


たとえば、会社に入って資格試験のために勉強したり(ごめんなさい自分はやってないけど・・・)、やりたい環境のプログラミング手法を学んだり、これだって立派な勉強になる。
こういうのがなんでそんなに苦にならないかというと、その先に手に入るものが目に見えていたり、バックグラウンドになる知識体系がわかっているので応用で覚えていけるから だったりする。


これと同じで、学校の勉強ももっともっと何に役に立つのかが見えていたり、応用で覚えていけるようにしないと、勉強って難しいし、つまらないし、ともすれば丸暗記になりがち。その先に何がまっているのかは、学生時代に手に入る情報だけでは非常に判断しづらい。
だから結局、勉強はつまらないって思う人が多くなりがちなんじゃないかなあと思うんですよね。


そのためにも、本当にいろんな人にあって、いろんな体験をすることが大事なんだろうなと思います。できれば学年の離れた人とか、親以外の大人とか、立場の違う人と。
学校の先生が、そういう立場になる?残念ながら、そういう可能性は決して高くないです。
わたしの場合は奇跡的に小中高専門と個性豊かな先生や級友に囲まれてきたからいいものの、ほんとうにこれは偶然だったと思う。今の社会や、テレビのドラマなどを見ていると、そう思う。

だからこそ、自分から他のコミュニティの人に会って、この偶然の可能性をぐんぐん高めて欲しいなあ と思うのです。

大学は勉強するところ?

そもそも忘れがちなのは、「大学は学問をする所である」ということです。「学歴を作る所」ではありません。「そんな勉強なんてしたくない」、という意見を持っている人は多くいるかと思います。大学はモラトリアムを堪能するべきだ、サークル活動などに力を入れるべきだ、大学の勉強なんて役に立たないだろう。いろんな意見があるでしょう。

全ての高校生・大学生のために - chokudai’s Labo blog

わたしは、大学なんて行ったことないので想像ですが、大学とか専門学校みたいなところは、それまで以上に「自分で勉強に食らいつけるかどうか」が問われる場所だと思ってます。
うちの専門学校は特にそうだった(?)のかもしれませんが、先生は逐一何かを授業で教えてくれる なんてことはない(とくに大学は「授業」ではなく「講義」なんですから、なおのことかもしれません)。ある程度の課題は与えるかもしれないけど、そこを追い越しちゃった人は放っておかれるだけ。小中高と勉強を続けてきて、そろそろ各人にスキルがばらけてきたころ。みんなに適切な課題を与えられるようになっている・・・ そんなわけがないと思います。


だからこそ、自分の方から積極的に先生にいろいろ聞くなりなんなり、自分で仮題を作っていったりしないといけない。先生を巻き込んでいかないと、人によってはほとんど勉強できない場所。それが大学や専門学校なんじゃないかなと思う。

かなりの人が学歴目当てだったり、就職したくないからだったり、そんな理由かと思います。

全ての高校生・大学生のために - chokudai’s Labo blog

学歴がどうのとか、いろいろあるかもしれませんが、なによりもったいないなと思う。
2〜4年もの時間、ン百万とするお金を使って、遊ぶだけとかとってももったいない(それは多くの場合親から出ていて、その息子/娘たる自分はそんなに苦を感じることはない・・・ のかもしれませんが)。
だいいち、サークル活動を楽しむことも、自分で遊ぶことも、別に会社はいってからだってできるんだから。自分で集中的に使える時間は、むしろ増えると思いますよ。会社員って。

Twitterでコミュニケーション

「面白い人から話を聞きまくる」ことです。この「面白い人を見つける」という部分が一番難しいのですが、筆者はTwitterを推奨しています。

全ての高校生・大学生のために - chokudai’s Labo blog

この辺は・・・ まあ、ケースバイケースというか。第一Twitterで最大500post/日もつぶやかずに何を言うか(ぉ


――まあ、わたしとしては本音は勉強会をオススメしたいところですが、入り口としてTwitterを始めるのはいいのかもしれません。
Twitterは、よきにつけ悪しきにつけ「ネットの井戸端」だと思う。だから、いい情報も悪い情報も、いろんなものが飛び交う。まさに社会の「窓」(チャックで開け閉めする方ではなく)。


わたしは毎度毎度言っているけど、立場の違う人たち(たとえば、学生と大人だったり、小学生と中学生だったり)が出会って、お互いなにも得られないことなんてないと思う。
もちろんTwitterで良く話すでもいいけど、できれば実際に人と会ってほしい(Twitterも緩いとはいえやはりネットだし、文章でのつながりなので、そこでは話題にならないことや、言い出しにくいことだってあります)
Twitterをきっかけに、どんどん勉強会や、その他のコミュニティイベントに出てきてもらえればうれしいなあ と思います。

「学生」だけのコミュニティでは終わらせない

やはり学生の間って、もっともっといろんな人に会っていろんな体験をした方がいいなあ と思う。同級生や先輩、後輩のみのコミュニティってもいいけど、それだけじゃ勿体ない。

会社員になって自由に使える時間はむしろ増える とは書いたものの、なんだかんだ言って制約が多くなるのは確か。
そうそうずる休みはできなくなるし、連休をとると言ってもせいぜい一週間、ママチャリキャラバンみたいに日本一周みたいな真似はさすがに出来ない。いろんなことに気付いて、いろんなことをやりたいって本気になった学生にはやはり勝てないことはあると思います。


だからこそ、「いろんなことに気付いて、いろんなことをやりたいって本気になった学生」をこの目で見て、その話を聞いてみたいなあと思う。わたしに出来るのは、やはりそういう学生を全力で応援していくこと、そういう学生が情報を得やすいように窓を開いておくことじゃないかなあ ・・・と思うんです。

もちろんその代わりに、学生さんにはコミュニティのお手伝いをしてもらったり、ときにはスタッフや主催、司会をお願いしたりすると思いますけどね。そこは持ちつ持たれつってやつですよ ね。