高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

中古PCにLinuxをインストールしました

明日は浜小学校コミュニティハウスの文化祭、それに備えて、手持ちの中古PC二台にLinuxをインストールしました。
この手の話はバージョンごとに動作が変わってきて大変なので、ひとまず自分の例だけメモ書きしておきます。

ちなみに、使ったPCは以下の二つ

SHシリーズ- プロのモバイルノート | KOHJINSHA(ちなみに、うちで使ったのは法人向けモデル)

EeePCのほうにはDebian 7.2を、工人舎PCのほうにはLubuntu 12.04をインストールしました

EeePC

まずはEeePC。こちらはLive CD版をインストールしました。

ダウンロードしたisoイメージの右クリックメニューから「ディスク イメージの書き込み」でISOイメージをCDに書き込む。

ディスクイメージ書き込み済みのCDをポータブルCDドライブに挿入してPCを起動すれば、インストールは成功します。とくにこれといって難しかったところはなかったと思います。


ただ、EeePCの場合、USBポートへの電力供給量が少ないからか、ポータブルドライブを繋げただけでは動かないことがあります。事前にACアダプタなどで電源を確保しておきましょう(自分は
BUFFALO Boostケーブル搭載 ポータブルDVDドライブ ブラック DVSM-PC58U2V-BKのUSBケーブルとBoostケーブルを両方EeePCにつなげて動かしました)

なお、最近なんだからUSBドライブでもいいじゃないとも思ったのですが、USBメモリの設定がまずかったのか、上手く認識してくれませんでした。

工人舎PC

こちらは、最初EeePCと同じDebianをインストールするつもりでしたが重すぎてまともに動かせず。もっと軽量なLinuxをということで、Lubuntuをインストールしました。

こちらは、Unetbootinというツールを使って、ISOイメージをUSBメモリに書き込みました。

ISOイメージを丸ごとダウンロードしてから処理を行いますのでとにかく時間だけはかかりますが、とくに苦労することなく簡単に設定出来ます(ダウンロード済みISOイメージを使ってUSBメモリに書き込みもできるので、BitTorrentなどの手法を使える場合は、それを使って先にISOイメージをダウンロードしてから書き込みを行った方が良いかもしれない)。

インストールのほうについては、ちょっと詰まったところが少し

無線LANBluetoothが認識されない

工人舎PC SHシリーズには無線LANBluetoothが実装されていますが、なぜかインストーラから認識されません。そのため、以下の手順を踏んでインストールを行う必要があります。

  1. PCのBIOS画面に入り、Advancedのところから「WLan and BT RF ON/OFF」を「Wlan ON/BT ON」に設定する
  2. 一度LubuntuをLive USBモードで起動(ブートメニューから「Default」を選択)し、通知パネルから無線LAN APに接続しておく
  3. デスクトップからインストールを実行する

あと、事前にDebianを入れようとしているときにエラーが出たのでUSBメモリ内に入れておいた、rt73.binというファイルもないと上手く動かないかもしれない。

ちなみに

専用ファームウェアなどないのであきらめていたのですが、今回のPCには感圧式タッチパネルがついています。
こちら、てっきり使えないものと思っていましたが、問題なく使えました(ただし、上下一部がタッチできないため、通知パネルの操作はできません)。

なお、このPC、本来ならワンセグチューナーも内蔵されているのですが、自分は法人モデルを買ったのでそもそもワンセグチューナーが内蔵されていませんでした。


なにはともあれ、これでとりあえずLinux PCが二つ用意できました。明日はこの二つにScratchをインストールしてデモ機として使用する予定です。
それにしても、CDは一枚650MB~700MB、DVDでも一枚4.7GB~8.5GB。対してUSBメモリだと安物でも4GB程度は入ってしまう。今更ながら随分と大容量が当たり前の世代になったもので。