昨日一昨日と、学校の夏休み課題制作発表会に出席してきました。ついでに来月の卒業生基調講演の打ち合わせに。
夏休み課題制作
今年の皆さんの作品は、結構グレードが高く、感心するものが本当に多かったです。
去年は「ダメクラス」を自称していた彼らですが、なかなかやるじゃないですか、まあ、それでも玉石混淆ではありますが。
わたしも積極的に質疑応答、アドバイス等、参加させていただきました。作品がなかなかのものであるだけに、こちらとしても張り合いがあります。
まあ、先生の指摘を聴いてると、若干自分も甘くなっちゃったかなあ という気もしますけどね。もうちょっとアマチュアプログラマの観点に・教わる側というより教える側に立ったキビシい発言があった方が良かったのかな。
うちの学校にはメディカル関係の学科もあり、そちらの病院実習等の発表もあったのですが…、そちらもなかなか興味深いものでした。プレゼンテーションが「ただ書いてるだけ」で通してる人が多かったのが残念かな。こちらは卒業まで半年と、かなり押し迫った環境ですが、あと半年、少しでも大きくレベルアップしてくれると良いですね。
ただ、注文を書くととすれば、
- 「二年生以降にしか分からない」プレゼンテーションを書いてる人が多い
- アニメーション等、ごてごて飾りすぎ
- 発表中の言葉遣いには気をつけて
- プログラムの画面を出す人、いくらなんでも、発表中はデザインを統一しましょうよ
なんだかんだ本番のアドバイスでは言えませんでしたが、全体を通してのアドバイスです。二日目のラストに言えるかなと思ったら、言う暇なかったので…。
まあ、ここに書いとけばどうせid:Hiekichiさんをはじめ、先生が引っ張ってくれるでしょう と(^_^;
「二年生以降にしか分からない」プレゼンテーションを書いてる人が多い
これについては、VBのコードに思いっきり依存した話し方をしてるということ。一年生も、VBをさわったことがないメディカル系の学科の人も来てるんですから、そんな人たちにも分かるようなプレゼンテーションを書かなきゃ(わたしもC#でやってることはかなり偏ってきてるので、分からない部分が結構ありました)。
望ましきは状態遷移図のみの指示ですね、PowerPointなんだからアニメーションがあるとなお良いかもしれません。この辺、マインドストームなどのブロック構造、RPGツクールなどの実行命令構造などで書けるといいなと思います。
フローチャート?それもメディカル科の人には分からないでしょ?
病院実習報告についてもそうで、素人が一度聴いただけで専門用語を理解できるとは思えません(わたしも分かりませんでした)。こういうことこそプレゼンテーションに書いて、しばらくの間は読み返せるようにしたほうがいいかなと思ったのですが。
発表の流れにももうちょっと皆さん工夫して欲しかったかな というところ。どちらの組にもいましたが、ちょっと順序について考えたほうがいいかなという人が多かったです。できれば学外の人にも見てもらってみると良いですね、こういうのはなかなか余裕が取れず、難しいんですが――。
少人数でプログラミングやってる限り、どうしても実装が偏りがちになってしまうのですが、課題制作としてもあんまり好ましい事態とは言えません。多くのソフトを見、好ましき実装を検討するとともに、いろいろな使い方をする人への配慮も考えておくと良いと思います。
アニメーション等、ごてごて飾りすぎ
とくにメディカル系の学科の人に多かったですが、角のアニメーションは逆効果です。ほどほどにしましょう。
check*padの人が言ってましたが、「美しさは引き算」といいます。もちろんマッチした使い方ができれば美しいですが、決して足し算などではないということ、考えてください。
あるいは、かけ算という言い方もできるかもしれませんね。1.1以上をかけらればもちろん美しさのレベルとしてはあがりますが、0.9未満では逆に美しくなくなってしまう。その辺の調整が難しいのが美しさです。考えてみてください。
発表中の言葉遣いには気をつけて
さすがに就業経験をしてきたメディカル系学科の人には一人もいませんでしたが、言葉遣いには気をつけましょう。アドリブを交えて話してるとどうしても言葉が崩れてしまうのは分かりますけどね。もちろん、それが持ち味として成立してるのなら良いですが。
素早く間違った発言をするより、ゆっくり的確な発言をするほうがいい、自分でも言ってて苦しいですが、もうちょっと落ち着いて話すと良いかもしれませんね。
プログラムの画面を出す人、いくらなんでも、発表中はデザインを統一しましょうよ
こちらは課題制作関係の人。みんな普段、msstylesをいじっていろんなスキンにしてるのは分かりますが、とりあえず発表の時はみんな、Lunaモードで統一すべきかと思います。
まあ、シルバーとか、オリーブなら許容範囲ですが、それ以外は見たこともない人もいるわけですからね、変な誤解を与えたりしないようにしましょう。自分もソフトのヘルプにmsstylesを変更したままスクリーンショットを載せてるし、人のことは言えませんが…。
三年生ポスターセッション
三年生の卒業研究ポスターセッションもありました。現三年生は知り合いばっかりなので、話も弾みます。
作品の方も、順調に構想は進んでいるようで。どのような作品ができるのか、楽しみです。
まあ、経過は12月末にもまた聞けるという話ですし、楽しみにしています。
ただ、こちらもちょっと見ると、二年生より資源が潤沢、土壌も確実に良く、期間も確保できるという優良な条件の中、あの程度ってのは今ひとつかな という気もしますが――(自分のことを棚に上げてこんなことを言う)。あんまり大きくせず、かといってなるべく小規模にもせず、卒業生が見ても「これは一本とられたな」と言えるようなレベルのものを作ってくれることを期待しています。
卒業生基調講演打ち合わせ
さて、本題の卒業生基調講演打ち合わせ。
どうも、わたしが一人で講演するということになってるようで。誰を連れてきても来た人で時間を割るだけのようで、結局講演は一人でやるのが基本とのこと。まあ、そのほうが焦点を絞った講演はできるかもしれませんが、大変です。これから情報処理試験もあるし、いろいろ大変そうだから、今のうちにぼちぼち準備しておくかー。
まあ、PowerPointはうちのPCには入っていないし(もちろんPowerPointがないならOpenOffice.org Impressを使えばいいじゃない! って話なんですが)、いろいろ面倒なので、今度はこれらを封印してみようかな と思っています。
先生がわたしのことをばらしてしまったので、あんまりここに構想を書くとネタバレになってしまいそうですが。