青森県八戸市にある、築60年の趣ある古民家。そこを拠点に、コワーキングスペースや私設図書館、そしてお母さんと赤ちゃんの居場所づくりなど、多岐にわたる活動を展開されているのが「風笑堂(かぜわらうどう)」です。
今回は、風笑堂を運営する風間いちえさんにお話を伺いました。
オンラインから始まった「つながり」の形
風笑堂のルーツは、2020年のコロナ禍に遡ります。当時は対面での交流が難しくなった時期でしたが、そんな中でも「八戸での暮らしを楽しみ、つながり続けたい」という思いから、オンラインコミュニティ「風わらうラボ」が立ち上がりました。
その後、コロナ禍が落ち着きを見せる中でリアルの拠点を求めていた際、現在の古民家と出会ったそうです。オンラインでの繋がりが、実際の「場所」へと発展していったという経緯には、時代の変化に寄り添ったコミュニティの在り方を感じます。
多様な活動が混ざり合う居場所
風笑堂で行われている活動は、本当に幅広いです。
- 1時間単位で利用できるコワーキングスペース
- 赤ちゃんとママが安心して過ごせる「ママニワ」
- 本を通じて交流する私設図書館「風わらう図書室」
- クリエイター向けの勉強会や生活術の講座
最近では、地域の方々に向けた個別スマホ教室もリリースされたとのこと。ITの専門家としての知見を活かしつつ、町内会レベルで気軽に頼ってもらえる場を目指しているというお話は、非常に地域に根ざしたものだなと感じました。
「おかげさまで」というキーワード
風間さんが大切にされている言葉が「おかげさまで」という気持ちです。
スタッフ同士はもちろん、利用者の方々とも「自分一人ではできないことを、みんなの力を借り合いながらやっていく」。そんな謙虚で温かな関係性が、風笑堂の空気感を作っているのかなと思います。
また、「起業だけが全てではない」という視点も印象的でした。一生懸命頑張る時もあれば、ふと疲れた時にソファーで充電していく。そんな、役割を決めすぎない「余白」がある場所だからこそ、多くの人が惹きつけられるのではないでしょうか。
自分の人生を、自分の足で歩むために
「自分の人生は自分のものだ」という意識を持ち、自立する力と仲間を作る力を養っていく。風間さんたちが掲げるこの思いは、私たちが地域で健やかに生きていくために、とても大切な視点だと感じます。
無理に規模を広げるのではなく、今ある活動を「あり続ける」こと。月1回の開催を大切に守り、必要な人に届けていく。そんな誠実な姿勢に、私自身も多くの刺激をいただきました。
今回のエピソードの詳細は、ぜひLISTENで聴いてみてください。
SBCast.#161 おかげさまでの気持ち (風笑堂 風間いちえさん) - LISTEN
八戸を訪れた際は、ぜひ風笑堂の畳の上で、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
*1: 風笑堂の最新情報は、Instagramや公式LINEなどで発信されています。