高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

これからのソフトウェア

 TEADというテキストエディタがあります。機能自体は割と少なめで、多くの機能はスクリプトでまかなわれる…という感じです。メニューやツールバーもカスタマイズできますし、本当に"スクリプト作者向け"という感じですね。


 でも、わたしはこれを見て、これからのソフトはこんな感じで良いんじゃないかと思いました。一般にも使いやすいように…となると、確かに不親切なところもあるかもしれませんが、それはデフォルトをしっかりしてあげればよいだけのこと、いらない機能は後で簡単に省けるし、作者も楽が出来るし(こらこら)。

 そういえば、今は使ってないですが、StyleNoteなんかもそうですね、エンジンが一部完全ではないようでしたが、メニューの隅から隅までカスタマイズできるのですから。いずれも個人的にはもう一歩な気がしますが、とっても参考になったソフトです。


 4GLと言うんでしたっけ?最近はエンドユーザーが簡単にカスタマイズできるソフトが増えてきたらしいです(フリーソフト界ではそれほどでもないような気がしますが…)。フリーソフトユーザーと言ったらある程度の知識はあることだし、ネット上でスクリプト程度なら書くぞと言う人は、結構多いですからね。わたしも、一応オープンソースにはしていますが、人のコンポーネントもいくつか使ってるし、さていじるかといっても、準備に半日、そこまでやる気が持つかどうか怪しいものもあります。
 それから、内部実装がスクリプトになってる部位があっても良いかもしれません(たとえばエディタで言うなら行移動ダイアログや、検索ダイアログなど)、そのほうがメンテナンスも楽だし、大体メインでもないのに常にメモリ上に存在するダイアログに比べて、メモリ面でも効率的ですしね。既存のスクリプトエンジンを使うなら、わたしの書いたような怪しげなコードより安全ですしね。うーん、これは考え直さなきゃいけないかなぁ…。


 今考えているソフト――マルチメディアプレイヤーとか、グラフィックソフトとか、なんにでも応用できるのではないかと思っているのです。マルチメディアプレイヤーなら、選曲の仕方や曲の流し方をスクリプトに決めてもらうなどといった考え方が出来ますし、グラフィックソフトなら…、まあ、これはもう実装例がありますしね。あんまりなんでも出来ると今度はセキュリティ面の問題にもなりかねませんが*1

 そこに出てくるのが、ライオンスクリプトかなぁ*2。でも、日本語でプログラミングって言うと、拒否反応が出る人居そう、そこをどうするかが問題かなぁ…。

*1:マクロウィルスのたぐい…とかじゃなくて、操作ミスによる被害など

*2:個人的には推論機能なんか、記号混じりの文法よりずっと直感的でよいと思ってるんですが