高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

知識の怖さ

以前TwitterでつぶやいていたらやけにRTされていたのでひとつ。

従来は、Web検索といえば探したい言葉を半角スペースで区切って入力するのが基本でした。ただ、最近の検索エンジンは、「の」や「を」などの助詞は、必要に応じて自動的に削除してくれるので、無理に助詞を省く必要はありません*1

元ツイートを見て、以前パソコン教室でWeb検索の方法を教えるときに、「はて、ここで単語を半角スペースで区切って入れるように言うのは、果たして良いことなのかどうか」と思ったことを思い出し、つい言及していました。

*1:もちろん、単語の順番や言い回しなどによって検索結果が変わることはあるので、何の工夫も要らないというわけではないですが

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ヨコスカバレー定例会に参加してきました。

昨日2016/10/11は、横須賀市産業交流プラザにて行われた、ヨコスカバレー定例会に参加してきました。ちょっと書きたいことがあったしちょうど多少時間があったので、一つ。


横須賀は現在人口減少を食い止めるための一つの取り組み ということで、ヨコスカバレー構想というものを掲げています。
www.yokosuka-valley.com

横須賀にIT系事業を誘致しよう そのために様々な活動を行おう というための取り組み、会議を行う団体。一応ちょっと前に開催されたYOKOS会議というもののときから名前は聞いていたのですが、いろいろ慌ただしくついつい関わるのが遅れてしまいました。


正直個人的には横須賀にそこまで肩入れするつもりは、(日本Androidの会横須賀支部なんてのの支部長をやっている割には)実はないのですが、「プログラミングを一つの軸になにかをやろう」というのであれば、自分も関われるかもしれない。ということでとりあえず参加してみています。

どちらにせよ、わたしもプログラミング関連の活動を自分たちだけで小規模にやっているわけにはいかないので。

みんなまじめだなあ…

さて参加してみると。今回の参加者は自分含めて32人。てっきりそんなに大きくなく、三々五々時間になったら集まり話し合うだけという小規模なものかな と思ったらかなり真面目な会議でした。
自分はそんなに意識高い系の話は出来ないですし、すっかりこの場から浮いてしまい、周りを見てもなんとなく話が合いそうな人もおらず。結果横浜のイベント以上のアウェー感。久しぶりに感じた感覚です。


しかし、なんというか、真面目すぎて大丈夫かなあという感触もありました。

自分がよく関わるIT勉強会やIT系企業の人はみんな、良い意味でなんというか不真面目で、もっと事業と関係ない「あそび」*1があるのですが、なんというかそういう「あそび」がイマイチ感じられないなあ と。
それについては横浜のさくらWORKS関係イベントなんかもそうなのですが、本当に真面目な人が多くて、遊びがなさ過ぎるのは、自分自身居づらさを感じると共に、これでいいのかなあという気もします。

地域に関わる人には

横浜でもそうなのですが、もっと不真面目な人も、こういうところに関わる必要がある というか、関われるようにしなきゃいけないんだろうなあ と思いました。

なんというか、こういうIT技術関係って、某キャラクターではないですが、まじめにふまじめやるようなくらいがちょうど良い。でも、横須賀にも、横浜にも、そういう人がいない。みんな真面目すぎるなあ という感じがするのです。

でも、そういう人が、そういう人が「ここにいてもいいんだ」と思えるような場所が、地域には必要なんだと思います。たぶん横浜にも横須賀にもそういう人・場所が足りない。そんな感じがします。

これからの横須賀とのつきあい方

とはいえ、自分自信普段は横須賀にいないし、もはや横須賀で仕事をしているわけでもないので、日本Androidの会横須賀支部やヨコスカバレーの定例会のようなイベントでもない限りは訪れない場所。こういう機会に訪れ、関われる人がいれば関わりたいと思っています。とにかく今は、一人でも多くの人と話をしておきたいですし。

横浜のさくらWORKS関連のイベントでも、最初のころは今回くらいのアウェー感を感じてましたし、気長に関わっていくしかないのかなあ。


もっと、良い意味で不真面目な人が、こういう場に簡単に入り込めるようになれば良いのに と思うのですが。ちょっと、道のりは長そうです。

*1:たとえばアニメの話で盛り上がれるとか、ゲームの話で盛り上がるとか、スマートフォンの使い方や面白いニュースの話題とか

説明書を読まないスタイル

はい。先週から仮面ライダーエグゼイドが始まりましたね。医者同士がライダーとなって戦う ということですが、なぜ医者同士が戦うのか。 と思ったら医療ドラマでは大抵医者同士は戦ってましたね(派閥的な意味で)。


さて、今回書きたいのはエグゼイドの話ではないのです。エグゼイドが話していたこのセリフ。

「説明書を読まないのが俺のプレイングスタイルだ」

地域でスマートフォンやパソコンについて話していて気付くのは、こういうことが重要だと言うこと。説明書を読まない人ほどスマートフォンやパソコンの習熟が早い傾向にあるように感じます。と、いうと、大抵びっくりされるんですが。

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デジタル日記について

ちょっと前Twitterで話題にしてたので、こちらにも。

わたしはこのブログとは別に、個人の日記も書いています。去年までは結構不定期だったのですが、最近は割と毎日。
最初は中学2年くらいからで、このときは大学ノートを使用した手書き日記、以降、2006年にはてなプライベートダイアリー→2008年からはEvernote→去年2015年の末からはOneNoteで書いています。

デジタルで日記を書くようになったのは、元々字がとにかく下手だから。自分で書いた日記が翌日読めなかったりすると、さすがに困ります。記録にもなりませんし。

Evernoteにしてからは、一応どのPCでもスマートフォンでも編集できますし、とくに不便なく書けています。一応今はやってませんが、何らかのツールを使ってその日の天気や歩数などの情報を組み込むこともできますし。

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ストリートアカデミーにて、講座開催をすることになりました。

さて、表題の通りですが、ストリートアカデミーというサイトにて、パソコン関係の講座を実施することにしてみました。
www.street-academy.com
ストリートアカデミーの規約により、いちおう本名名義。

実施内容

今回実施する講座は二つ。どちらも2時間で、とりあえず10月15日 土曜日にまとめて開催予定です。

ひとつめ:パソコンでイベントのチラシを作ろう - Wordデザイン機能入門

一つ目は、パソコンでイベントチラシを作る為の技術を学ぶもの。Wordの図形描画や画像はりつけなどの機能の使い方や注意点について実習を含んで講義を行う予定です。

こちらについては、コミュニティスペースなどで活動していると時々Wordでチラシを作る方法についての質問が出てくるので、これはどうかな と思い 企画してみたものです。

ふたつめ:Scratchで覚える、大人のためのプログラミングのキホン

二つ目は、Scratchの大人向けワークショップ。プログラミングなど全くやったことがないけど、子どもに教えるとか、仕事で使うとか、何らかの理由でプログラミングに触れなければならないという方向けに、プログラミングの基本的な考え方を知ってもらうためのワークショップです。
使うツールはScratchではありますが、割と真面目なワークショップを予定しています。


プログラミングの教室講師などをときどきやっていて思うのですが、プログラミングの基本的な流れを覚えてもらうには、プログラミングの基本的なエッセンスが極限まで抽象化されている、Scratchって割と向いているように思えます。もちろんScratchの絵柄はかなり子ども向けなので、とても真面目な教室にはなかなか取り込みづらいのですが、いい機会だしここで取り込むことはできないか と。

思いついたのは後なので「ふたつめ」とかいていますが、個人的にはおすすめしたいワークショップです。

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SchooでのLessCSSの利用方法講義を行いました。

さて、表題の通りですが、8月19日 金曜日と、8月27日 土曜日は、スクーにてLessCSSの講義を行いました。
blog.onpu-tamago.net

資料については、Schooのページから見ることができますので、どうぞご確認ください。

内容

内容は結局、LessCSSの利用意義(1時限目)と、様々な便利構文の紹介(2,3時限目)。様々なエディタとLessCSSの連携事例紹介(4時限目)を行いました。@さんのMeryと、 Emmet LiveStyleの連携事例も紹介*1。結構ウケは良かったかなと思います。

*1:簡単なのはVineにもあげてますが、Meryで編集しているLESSを直接Webサイトに適用するものです

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Kindle Paperwhiteを購入してました

そういえば随分報告が遅れてしまいましたが。

月頭のAmazonセールの際に、表題の通りKindle Paperwhiteを購入してました。

Kindle Paperwhite Wi-Fi、ブラック

Kindle Paperwhite Wi-Fi、ブラック

当時8000円。今の無印Kindleとだいたい同じくらいの値段ですね。

自分はそれほど本を読むわけではないですが、評判からしてPDFリーダーに便利そうだな と思っていたので。

PDFリーダーとしてのKindle

で、感想。

Kindle Paperwhiteは、なかなかPDFリーダーとして優秀。今まで使っていたSONY ReaderはWeb経由でのPDFデータ転送ができない*1のですが、こちらは予め指定したメールアドレスにPDFを送れば勝手に取り込んでくれます。処理時間も比較的早く、メールを送信してから一分以内にPaperwhiteにPDFが入る。作った資料や講演時のカンニングペーパーなどを保存するにはとても便利です。

さらに、処理速度も速い。ページ送り速度やPDFを開いてから実際に表示されるまでの速度が、SONY Readerと比較すると目に見えて速い*2。画面構成も、過去読んだ本を開きやすくなっており、悔しいですがSONY Readerと比べると圧倒的に速度が速い。普段使いのPDF格納端末はKindle Paperwhiteだけでいけそうですね。

じゃあ、SONY Readerの使いどころは・・・。

いちおう前回書いた通りSONY Readerで同期するフォルダをポメラが記事をアップロードするフォルダと同じフォルダに指定することで、ポメラで書いた原稿を即SONY Readerで読むことが出来ます。そのながれは結構便利で、とくに出先など細かい操作ができないときには役に立ちます。また、テキストファイルを開くときはSONY Readerでも速く開けますので、こういう使い方に特化した運用なら、便利かも。Kindle Paperwhiteと違ってタッチだけでページめくりすることがないので、誤操作も起こしづらいですし*3

そう考えると

  • 他者が作成したPDF資料を読むときはKindle Paperwhite
  • 講演時のスピーチメモやイベントの式次第など、テキスト資料を読むときは、SONY Reader

という使い分けになりそう。電子ペーパー端末は出来ることが少ないぶん、あまり知識のない人と共同作業をする際に渡したり、見せたりしやすく、なかなか便利です。

できれば、書籍リーダーというより、こういう用途に特化した電子ペーパー端末が出てきてくれると良いんですけどね(とくに、防水防塵や塩水耐性がついていたりすると、災害対策グッズにもいいのでは などというのはことあるごとに口にしています)。

*1:SONY ReaderはEvernoteの特定ノートブックを同期することができますが、PDFは同期できず、テキストの同期しかできないのです

*2:ふらっとステーション・とつかのわくわくだよりを開いてみたところ、Kindle Paperwhiteは1秒以内にページがめくれるのですが、SONY Readerはページめくりに10秒以上もかかる

*3:SONY Readerはハードウェアボタンか画面のフリックでページめくりをするのに対し、Kindle Paperwhiteは、画面左下、右下部分をタッチすることでページめくりする