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高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

プリインアプリの功罪ふたたび

地域教室

振り返ってみたら半年前にもだいたい同じことを書いていたのですが、あらためて。

このようなプリインストールアプリについては、一見手軽ではあるのですが、OSのサポートが終わったり、あたらしいOSが出てきたりすると、その時点で積極的なメンテナンスが終わり情報がなくなる という問題があります。

プリインアプリの功罪 - 高見知英のかいはつにっし(β)

こういう地域教室で教える側も、そのアプリを使ったことが無くて、その人をサポートすることが出来なくなる と言う問題もある(で、プリインだと教える側の環境でダウンロードしてテスト利用も出来なかったりするし)。

プリインアプリの功罪 - 高見知英のかいはつにっし(β)

(教室の)受講者がプリインアプリを使っていると、前にも書いたとおり次のような問題があります。

  • PCを乗り換えると、今まで使っていたアプリが使えなくなる。
  • 講師が同じ環境を構築して教えることができないため、講師はすべてを勘や記憶に頼って教えるしかなくなる。

また、とくにMicrosoft系のアプリの場合、新しいWindowsが出てきた時点で、以降のバージョンアップができなくなるという問題もあります。前回挙げたWindows Liveメールや、Outlook Expressのようなメーラーもそうですが、Internet Explorer自体もそう。特にInternet Explorerは、多くのWebサービスの実行環境でもあるだけに、重要です。

たとえばWindows Vistaの場合、Internet Explorerの最終バージョンは9です。このバージョンだと、Gmailが互換モードでしか読めなかったり、一部のHTML5なサイトが読めなかったりします。ただ、Vistaを使っている限りはこのバージョンを使わざるを得ず、それでもGmailなどを使いたい場合はFirefoxChromeなどの別のブラウザを利用しなければいけません。

そして、プリインアプリの功罪 というか、Internet Explorerの功罪

いざ教室で相手から相談を受けて、「このサービスを使うのがいいですよ」と提案してみても、そのサービスが相手のパソコンの(Internet Explorerの)バージョンで使えない場合は、あきらめるかブラウザを変えて貰うしか無い。相手がInternet Explorerで使い方を覚えてしまっている場合、ブラウザの乗り換えを指導するのはとても大変です。ブラウザを場合によって使い分けるように指導するのは、もっと大変。

このような状況を見ていると、プリインアプリを使ってよいのは、「自分が使っているのはプリインアプリであり、最新の環境に適合できないことがある」ということを理解している人だけじゃないのかな などと思ってしまいます。特に色々なWebサービスの実行環境でもあるWebブラウザは、特に。

何か理由があって使っている人ならともかく、そうでない人は使い方に慣れる前に、早々に別のブラウザに乗り換える必要がある。そんなことを昨日の教室で思いました。

それにしても、こんなので大丈夫なのかなぁ

それにしてもどうしても気になるのは、「あの人たち今のパソコンが壊れたらどうするんだろうなあ」ということ。今のパソコンが壊れたとしたら、今はWindows8を買うしか選択肢はないわけで。ホーム画面はともかくそれ以外のUIや呼称がちょこちょこ変わってる今のWindows8を、果たして使うことは出来るのか。

今のUIは、昔に比べれば直感的になってきた部分が多いとはいえ、それで使えるのはあくまでユーザーに先入観がない場合の話。現状の環境でも、ボタンの名前や場所をメモに書きつつ作業を進めている状況で、いきなり環境がWindows8になったらついていける人はいるのかな と。


自分にできるのは、ひとまず「必要に応じて、UIの意図をくみ取り、それっぽい選択肢を選び取る感覚」をできるだけ多くの人に身につけて貰い、来たるべきWindows8や9に備える ということくらいかなあ。