高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

秋葉原に行ってきました&勉強会について話してきました

昨日は秋葉原に行ってきました。ちょっと買い物という目的もあったんですが、本当の目的はリナカフェで誰かと話すこと。Twitterユーザーの集まるところ、やっぱりたまには行ってみたいものです。
今日は実は今年初めての休日のリナカフェ。いつも会ってる人が多かったのですが、一人自分たちが話している「勉強会」というものについてはじめて知った という人がいて、みんなと分かれた後もその人と勉強会についていろいろと話していました。


とりあえず、以下の四つの事を話しました。

  • 勉強会とは何か
  • どんな勉強会があるのか
  • なぜ勉強会に行くのか
  • わたしが学生勉強会にこだわる理由

あらためてこういう場で人に話すことによって、なんというか自分の中の勉強会観がとてもはっきりしてきた気がします。このへんは、6月の勉強会カンファレンスにも通じるものがあるかもしれませんね。

なぜ勉強会に行くのか

とくに、このことについては、書いておきたいなと思います。
勉強会になぜ行くのかは、本当にいろんな考えの人がいます。その後の懇親会が目的の人もいるし、特定の技術について勉強したいからって人もいるし、会社外のつながりを求める人もいるし。


わたしは、人との交流や、考えること、未知の事柄を知る「きっかけ」だと思う。カンファレンスで自分が全く勉強していない分野のことを知ったり、その人と話して交流のきっかけを得たり、スピーカーをやったりして自分の話し方まとめ方について考えたり。

勉強会に「きっかけ」以上のものを与えることが出来るのか というと、なかなか難しいかもしれない。なぜなら、どうしてもセッションを聞いただけ、その場数時間で話しただけでは知識はまとまりづらい。その場の質疑応答だけでは解消できないことはいくらだってある。実際に新しいネタを持ち帰って、家でやってみて、初めて気付く問題もいくらでもある。
でも、きっとその人とその後話したり、その後交流を持っていくことで、知識は完成させることが出来ると思う。
こういうことは、普通に仕事してたりしてるだけじゃなかなか見つからない。交友関係は一つの部署に限定されたりするだろうし、下手するとお互い共通してる点なんてまるでないので交流にならないこともある。それから、たとえばスマートフォンの使いこなしみたいな仕事とは直結しない技術も、たぶん仕事を通してでは手に入らない。

そういう「普通では手に入らないきっかけ」が手に入るから、わたしは勉強会に行っています。もちろん、交流のきっかけ っていうのが一番強いんですけどね。なにしろわたしのそばではそういう話が出来る人がいないわけで。

わたしが学生勉強会にこだわる理由

わたしが学生の勉強会にこだわるのには、いくつか理由があります。

  • 自分が学生の時にイベントに行ってそう思ったから
  • 学生と大人が対等な立場で話せる数少ない場所だから
  • 学生に「こういう場所がある」ということを認識して欲しいから
  • 学生から見て他の大人を見るとても良い機会になると思うから
  • 学生が自分の意見を外に表明できる良い機会になると思うから
  • 平日含みコミュニティイベントを盛り上げて行くには、学生の力が不可欠だと思うから

これについては、だいぶ二日のHakodate.*で話したことにかぶります。かぶらないところを挙げると、

学生に「こういう場所がある」ということを認識して欲しいから

普通に学校に行って、ひょっとしたら塾に行って、そしてそのまま就職した場合、たぶんコミュニティとふれあう機会ってきっとない。もしかしたら会社の先輩がコミュニティ好きな人で、その人からお誘いを受けるかもしれない。でもそれってとっても珍しいこと。
学校ではきっと教わらない、仕事以外の「コミュニティ」という存在。ひょっとしたら学校で課外活動などを通してその存在を知るかもしれないけど、それと自分がどうなるか、結びつくことはそうそうないと思う。
コミュニティをしらないまま就職まで行ったのが、いまのほとんどのいわゆる「社会人」なんだろうな とわたしは思います。だから、仕事が人生とかいうスタンスになりがちだし、会社以外のコミュニケーションの幅は狭まりがち。だから出来れば、就職して視界が狭くなる前に、それ以外の世界があることを知って欲しいなあと思うんです。



だから、わたしは学校にも何度も声をかけるようにしているし、学生勉強会にも積極的に協力するようにしている。
そしてなによりわたしも学生と対等の立場で話せるのは楽しい。大人だと大体の場合知識量的な点で向こうの方が上なので、ついて行けないことが多いんですよね*1、なので、同じ立場で話せる学生がいるというのは、わたしとしてもとてもうれしい。

だから、わたしは学生のコミュニティにこだわっている。もちろん、そんな人はそう多くはないかもしれませんが。

そのほか

話を戻して。
やはりこういう場で、いろんな人と話せるのは楽しい。勉強会とはやはりちょっと違った楽しさがあります。今回のようにあたらしい勉強会へのきっかけもあるし、そうでなくても、いつもTwitterではなしている人と実際にあって話したり、一緒にご飯食べたりして楽しいです。

しかし、やはりそういう場所が秋葉原に かつ、リナカフェでしかないのは寂しい。あそこもやはり一つの喫茶店でキャパシティは決まってるし、Twitterとは無関係の人だっているから、知らない人とゆったり話せるかとそう簡単でもない。休日などはあっという間に満員になるからゆっくり出来るとは限らないし、Twitterがコミュニケーションツールとして機能してるから良いものの、あれでTwitterがシステムダウンしてたりしたらどうなるんだろうなあ というのは考える。


本当に、リナカフェだけじゃなく、ああやってTwitterのユーザーだったり、いろんな事に興味ある人が続々集まってくる場所がもっともっとあるといいなと思います。横浜でならCAFE&BARカリビアンなんかそうなってくれればと思うし、磯子のuda2cafeだってそう。Twitterを見てるともっと別の場所にも同じような場所があってくれればな後思う。
そうするためには、どうすればいいんでしょうね。一人ではどうしようもないし、複数人なら何が出来るかっていうと、それもわからない。ひとまずわたしには、定期的に行ったり、イベントを開くくらいしかないんですよね。


秋葉原は特に電気系の消耗品・記憶媒体が安かったり、意外な掘り出し物があったりして、なかなかおもしろい場所ではありますが、やはりそこまで行かなくてもいろいろ集まって話せる場所が欲しいし、話せる人がいるといいなあと思います。
そのためにはやはりもっと横浜を盛り上げないといけないなと思います。がんばらないとな。

*1:わたしが精神的にあまり大人じゃないのかもしれませんが・・・