高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

ちえラジChatの一週間::忙しさの中で見えた「時間圧縮」と「AI活用」、そして地域とのつながり

ChatGPT作成のグラフィックレコーディング

今回も毎日やっているちえラジChatより、今週一週間の配信内容を中心にお届けします。

なお前回のとおり、AIの原稿はこちら。気になる方はご覧ください

www.notion.so

相変わらず予定に追われる1週間ではありましたが、だからこそ見えてきたものもたくさんありました。

今回は、そんな日々の中で感じた「時間圧縮の必要性」や「AI活用の可能性」、そして地域活動を通じて得た気づきを、わたし自身の視点で振り返ってみたいと思います。

月曜日:時間圧縮、そして見えてきた課題

月曜日は作業時間の圧縮について

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最近、本当に多くのプロジェクトが同時進行していて、時間の使い方が大きな課題となっています。

SIDE BEACH CITY.での作業、SBCast.の収録・編集、ダイジェスト作成、オープンマイクの配信準備、コラム執筆、そしてUdemyの動画作成など、やるべきことが山積みです 。

だからこそ、「時間圧縮」という考え方がますます重要になってきました。

今まで1時間かかっていた作業を30分で終えるにはどうしたらよいか?そのためには、ツールの導入、AIの活用、業務の見える化など、さまざまな工夫をしています。

PCだけでなくスマホタブレットでも進捗や予定を把握できる仕組みを整えることで、移動中でも作業が進められるようにするなど、小さな改善を積み重ねています。

  • 業務の多角化と負担: SBC.関連の多様なコンテンツ制作・配信業務を基本的に自身一人で担っており、負担が大きいと感じている。
  • 効率化への取り組み:今まで1時間かかっていた作業を30分で終わらせる、連日かかっていた作業を1日で終わらせるなどの工夫を試みている。
    • プログラム作成やAI活用など、様々な方法を検討・実施していく方針。
    • 外出先でも状況を把握できるツールの必要性を感じており、PCだけでなくスマートフォンタブレットなど、デバイスに依存しない情報アクセス環境の構築を検討。必要に応じてツール開発も視野に入れている。
  • 組織運営への課題意識: 周りの人が魅力に感じ、関わりたくなるような団体を目指しており、告知力の向上やホームページのリニューアルなどを検討。フリーランスとしての孤独感や、雑務を担う人材の不足を感じている。

火曜日:AIがもたらすプログラミングの可能性

火曜日はAIと二人三脚のプログラミングについて

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AIの進化によって、プログラミングの入り口がずいぶん広がったなと実感しています。

わたし自身も、最近ではChrome拡張機能「LISTEN Transcript Downloader」をAIの助けを借りながら開発・公開しました。

chromewebstore.google.com

AIを使う上で大切なのは、ただ「これを作って」とお願いするのではなく、必要な情報を事前に与え、具体的な指示をすることです。この辺りのノウハウは、今後Zennなどでまとめて共有したいと考えています。

特に、AIによるプログラミング支援は「知識がなくても始められる」可能性を開いてくれます。

昔ながらの「環境構築から始めて…」という道のりではなく、とりあえずやりたいことをAIに伝えて試してみる。そんなアプローチが、これからの“非エンジニア”層にも門戸を開いていくんじゃないかなと感じています。

  • AIとの協働: AIに指示を出す際、単に要望を伝えるだけでなく、事前に質問したり補足資料を提供したりするなど、効率的な連携のための工夫を行っている。在する。
  • プログラマーの参入可能性: AIがコード生成を担うことで、プログラミング知識のない人でも、コンピューターで実現したいことや解決したい課題を持つ人がプログラミングに挑戦するきっかけになり得ると考えている。
  • プログラミングの民主化: プログラミングをプログラマー専用の行為にするのではなく、非プログラマーでもある程度プログラミングができるような仕組み作りを支援したいと考えている。

水曜日:「とほほのWWW入門」から感じた原点回帰

水曜日はSBCast.の振り返り

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今週のSBCast.では、あの「とほほのWWW入門」の杜甫々さんをゲストにお迎えしました。HTMLを学ぶならまずここ、というぐらい有名なサイトで、わたし自身もウェブ制作の初期にずいぶんお世話になりました。

今の時代、ElectronやTauriのようにHTMLベースでUIを作るアプリケーションが増えています。そう考えると、昔ながらのHTMLの知識が再び注目される時期なのかもしれません。

とほほのWWW入門のような“原点に帰れる場所”は、技術の変化が激しい今だからこそ、大切な存在だなと再認識しました。

  • 自身の経験との結びつき: 自身もWebサイトを初めて知った頃から「とほほのWWW入門」に非常にお世話になっており、中級者になってもデザイン関連のフレームワークのリファレンスとして活用していた。
  • 現代におけるHTMLの役割の変化:かつてのようなWebサイトのHTMLを直接作成するケースは減ったかもしれないが、アプリケーションのユーザーインターフェイス(Electron、Tauri、Monacaなど)でHTMLやCSSを使用するケースが増えている。
    • 既存のホームページ作成向けのノウハウが、アプリケーションUI開発には適さない場合もあり、その際に「とほほのWWW入門」のような原点的な情報が役立つ可能性がある。
  • SBCast.の役割: ITコミュニティ以外のリスナーにもITに関する情報を提供し、ITコミュニティのリスナーには地域情報を伝えることで、双方の世界を広げるきっかけになることを期待している。

木曜日:「今年やろうと思っていること」地域と遊びの接点を探して

木曜日は春うらら つながりっすん 10daysの枠の一つとして、今年やろうと思っていることの話

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4月に入り、新たな気持ちで今年やりたいことを考えています。SIDE BEACH CITY.の活動はもちろん、個人的にもいくつか目標があります。

1 地域×エンタメの可能性を追求する「ゲームさんぽ」

その一つが、「ゲームさんぽ」です。これは、ゲームを全く違う分野の専門家と一緒にプレイするという企画で、YouTubeでも人気があります 。

例えば、心理学の専門家とアドベンチャーゲームをプレイしたり、建築の専門家と街づくりゲームをプレイしたりすることで、新たな発見や視点が生まれるかもしれません。

わたしは、地域活動にエンターテイメントの要素を取り入れることで、より多くの人が地域に関わるきっかけを作りたいと考えています。ゲームは、そのための有効なツールになるのではないでしょうか。

2 AIをさらに活用し、地域活動を効率化

AIの活用も、今年の大きなテーマです。現在、SBCast.やオープンマイクのダイジェスト作成、インタビューの事前調査などにAIを利用していますが、もっと様々な可能性があると感じています 。

特に、NPOなどの地域活動団体は、人手不足が深刻な問題です。

AIを活用することで、一人で1.5人分、2人分、あるいはそれ以上の働きができるようになれば、人手不足の解消に繋がるかもしれません。

そのためにも、まずは私が様々な事例を作り、発信していくことが大切だと考えています。

  • 山手縁乃庭の活動: 子どものフリースペース「山手縁乃庭」の運営に引き続き注力。新年度を迎え、新しい子どもたちの参加もあり、賑わいを見せている。子どもたちの遊びの環境やゲームとの関わり方について、より深く掘り下げていきたいと考えている。同様の取り組みが他の地域にも広がれば良いと感じている。
  • 既存のコンテンツ制作: SBCast.、SBC.オープンマイク、YouTube配信など、これまで行ってきたコンテンツ制作は継続していく。様々な地域や分野で活動する人々へのインタビューを通じて、全国各地のコミュニティ活動の現状を把握したいと考えている。
  • 若者の関与促進: AI活用やプログラミングなど、自身の活動を通じて得られた知識や経験を共有することで、若い世代が地域活動に関わるきっかけを作りたいと考えている。

金曜日:車社会からの脱却を目指して

金曜日は、普代村視察旅行で感じた、日本の車社会の話

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岩手県普代村への視察を通して見えたのは、地方における交通課題でした。

車がないと生活が成り立たないような環境。でも、意外と電車やバスも使えなくはない。

その利用のしづらさは「情報の不足」にも起因していると感じました。Googleマップでバスの時刻が出てこない、バス停の位置が曖昧など、ちょっとした不便が日常の行動を制限している気がします。

だからこそ、地域課題をテクノロジーで補う工夫。AIやアプリで生活の補助線を引くことが、今後ますます重要になっていくでしょう。

日本の車社会は、まだまだ改善の余地があると思います。特に、地方においては、公共交通機関をもっと活用できるような仕組みづくりが必要ではないでしょうか。

人手が足りないなら、せめて技術で支える。それがわたしの信念です。

  • 普代村の視察: SIDE BEACH CITY.の仕事で関わる可能性のある岩手県普代村を視察・旅行で訪問。
  • 公共交通機関活用の可能性: 電車は比較的利用可能であるにも関わらず、積極的に活用されていないのではないかと感じている。電車の駅周辺には一定の商業施設もあり、時間調整も可能である。
  • 支援ツールの可能性: Googleマップのような情報提供ツールと、地域情報を組み合わせた支援ツールがあれば、公共交通機関の利用促進につながる可能性があると感じている。

まとめ

今週も、いろんな気づきと学びの多い1週間でした。やることが多いからこそ、それを楽しむ工夫を忘れずに。そして地域とテクノロジーの接点を探しながら、日々前に進んでいきたいと思います。

  • 業務過多の中で「時間圧縮」の工夫を模索

    SBCast.やオープンマイクの配信準備、収録、ブログ執筆など多忙な日常の中、業務の効率化を図るためAIやツールの活用を検討。

  • AIによるプログラミング支援の可能性を実感

    LISTEN文字起こし一括ダウンロード拡張をAIと共同開発し、非エンジニア層のプログラミング参入の可能性について考察。

  • 「とほほのWWW入門」杜甫々さんとの対談を振り返り

    初学者向けリファレンスの価値や、HTML活用の再評価を通じて、原点に立ち返る重要性を再認識。

  • 山手縁乃庭での地域活動と「ゲームさんぽ」の構想

    子どもが自由に遊べる場の提供と、地域活動とエンタメをつなぐ企画として「ゲームさんぽ」の実現を目指す。

  • 岩手県普代村の車社会を視察し、地域交通の課題に気づく

    公共交通の本数の少なさや情報の不透明さから、交通手段の最適化と支援ツールの重要性を実感。

AIまとめ考

今回はChatGPTの内容を中心に、一部Geminiの作成内容とNotebookLMの箇条書きを交えつつ作成しました。

ここ最近ちえラジChatの収録量が長くなっているにもかかわらずいい感じにまとめられているので良いかなと思っています。

ただ、NotebookLMはとにかく短くまとめるのが苦手。マインドマップを作っても一行まとめを作ってもどうしても冗長になりがち。

やはりこのへんは使い分けだなあ と感じます。

ところで・・・:交通網のテクノロジー活用について

しかし金曜日に話をしたバスのテクノロジー活用の問題、よくよく考えてみるとこれって地方に関わらず横浜もそんな感じなのではないかという気がしてきました。

特に横浜では二車線以上に同じ名前のバス停が存在するというケースが結構あります。

同じ十字路を縦方向に向かうバス停と横方向に向かうバス停で同じバス停名が使われているというところや、バス停自体は上下に一個ずつしかないけどそれぞれが見通せないくらい離れていて初めての人は迷うとか。

一応ヨコハマeアンケートなどで改善提案を送っているんですが多分直らないだろうなあという横浜の課題。このへんが横浜という良くも悪くもカオスな街の特徴ではあるのですが。

それはそれとして、こう考えるともはやGoogleマップや市の交通局サイト等、個々のツールを使うのではなく、もうちょっといいツールの存在が全国的に必要なのかもしれません。