高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

さくらインターネットレンタルサーバにGitをインストールする

たまには開発日誌らしいことを。

さくらインターネットレンタルサーバには、最初からGitがインストールされています*1。自分はいままでそちらを使ってGitからCMSをダウンロードしたりして使っていたのですが、あるときから「git submodule」コマンドを利用したときに、以下のメッセージが表示されるようになってしまいました。

fatal: git was built without support for git-submodule (NO_PERL=1).

ということで、さくらインターネットのサポートに聞いてみると、「このGitはユーザーの利用を想定したものではないので、必要であれば独自にインストールして使うこと(意訳)」という回答が返ってきました。

この質問についてはちゃんと掲載許可をもらいましたので、ここに手順を掲載します。

*1:ひょっとしたらサーバーごとに違うのかもしれませんが

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トラブルに遭ったときに対処できる人に

このあいだパソコン教室で相談対応してて、ちょうど良いソフトを見つけたのでひとつ。

www.forest.impress.co.jp

こちらは表題の通り、「応答無し」や「強制終了」の状態を起こすためのアプリです。書かれているとおり本来の使いどころはあまりないのですが、自分のようにパソコンの指導をやっている身からすると、こういうとき必要に応じて応答無し状態のアプリを紹介できるアプリは役に立つ。実際自分も、先週の教室で使わせていただきました。

パソコンソフトを使うに当たって、残念ながらこの手の問題は避けて通れない存在。とくにDVD再生関係とか、インターネット通信とか、比較的時間のかかる処理を行うソフトは、何ら特別なことをせずに操作していても、このような問題にぶち当たることはよくある。

パソコン教室では、そういう問題に遭ってしまっても、ちゃんと対応できるように、お話ししていかなければいけません。そのために、こうやって対処方法を紹介できるアプリがあるのは、非常に助かる。前々からこういうバグを目の前で紹介できなくて、困っていたんですよね*1


教室で応答無しになったアプリの対処方法を教えていて、ふと困ったときに見つけたので非常に助かりました という話しでした。

*1:まあ、自分で作ろうと思えば作れなくもないものではありますが

I TOUCHを開催しました

先にも書いたとおり、3月13日 日曜日、ふらっとステーション・とつかにて、情報科学専門学校とまちづくりエージェントSIDE BEACH CITY.のコラボレーションイベント、I TOUCHを開催しました。

以前にもかいたとおり、このイベントはOculus RiftやSpheroのBB-8、LEAP Motionなど、情報科学専門学校の研究室に置いてあるデジタルガジェットを持ち込んで、実際に触ってもらう という趣旨のイベントです。
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当日は、ふらっとステーション・とつかの常連さんも含め、何人かの方に来て頂きました。告知がうまくできていなかったせいか、それほど沢山のひとに来てもらえなかったのは残念でしたが、はじめにしてはよかったのではないかな と。なにより、来場して頂いた方みなさん楽しんでいたようで、なによりです。

技術者と地域との関わり

自分も別件があったためずっと会場にいたわけではなかったのですが、来場頂いた方どなたも驚いていたり、楽しんでいたりと、とくに否定的な感情を持った人がいなかったのは、なんというか、良かったなと思います。地域の人とも、案外こうやって技術の話しをすることが出来るのかもしれないなと思いました。
こういう場で技術と地域の人が関わることで、もっと新しいアプリや技術の利用方法に関するアイディアが生まれてくることもあるかもしれない。そう考えると、やはりこういう場所で技術イベントをやるというのは、大事なのかなと。

ふらっとステーション・とつかは高齢者向けのコミュニティスペースではない

そういえば最後に来てくださった親子のお母さんに、「ふらっとステーション・とつかは高齢者が集まっているスペースだと思っていたので」と、言われました。そういえば初期の頃は多かった明治学院大学の学生さんも、以前に比べれば少なくなったし、初期の頃に比べて来場者の平均年齢は、若干上がったような気もする(まあ、赤ちゃん連れのお母さんはよく来るので、実際にはそれほどでもないんだとは思いますが)。
このように高齢者向けの場所と思われることはふらっととしてもよいことではないということで、自分もイベントの告知や人集めの際にもっと気をつけていきたいところです。

今後のI TOUCH

今後ですが、このようなイベントについては今後も考えていきたい とのこと。今回は横浜マラソンと日程が被ってしまったというのもあり、次回以降はもっと沢山の人に来てもらえるイベントに出来ればいいなと思います。

わたしも直接関わることはあまりありませんが、告知などさまざまな形で関わっていければいいかなと。

I TOUCHを開催することになりました。

さて、さきほどの記事にも書きましたが、3月13日 日曜日、ふらっとステーション・とつかにて、情報科学専門学校有志、チームBRINKによるイベント、I TOUCHを開催することになりました。

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このイベントは、情報科学専門学校ISCラボ内にあるOculus RiftやSpheroのBB-8など、さまざまなITガジェットを展示・紹介するイベントです(今回自分は、まちづくりエージェントSIDE BEACH CITY.の一員として、ふらっとステーション・とつかと情報科学専門学校の仲介を行った形になります)。

もちろん、実際に触ってみることも出来ますので、興味のある方はぜひお越しください。

オープンソースカンファレンスに行ってきました。

少し前の話ですが、2月27日(土)は、明星大学で行われたオープンソースカンファレンスに行ってきました。
いつも通りセミナーにはいっさい行かず、コミュニティ出展を見るのみ。今回は、自分だけでなく、まちづくりエージェントSIDE BEACH CITY.の志田さんも参加。ITコミュニティへの参加ははじめてということで、コミュニティの雰囲気を見せることができてよかったです。

感想

セミナーを見て回った感想

  • 企業系がいつもより多かった?:企業ブースは四教室、コミュニティブースは二教室
  • Microsoftや日立など常連企業ブースがなかった:デブサミで話しそびれたことを言おうと思ったのに・・・(明日のInternational Open Data Dayあたりでは会えるでしょうか)
  • 12時台と懇親会以外に学食に行ったのはじめてだった。カレーはなんか懐かしい味でおいしかったです。
  • 自治体の出展もあった(長野県塩尻市
  • なんと戸塚にフォーカスしたとりくみの紹介もあった
長野県塩尻市の取り組み

特に塩尻市の参加はびっくりしました。
今回出展したのは長野県塩尻市にある塩尻オープンソースラボという団体

長野県塩尻市では、ZabbixやOpenstackなどのOSSを地域のインフラに活用しているようです。横浜市も最近オープンソースソフトウェアを使っていろいろやってはいますが、ここまでは使っていなかったかな*1
それにしても、横浜はオープンデータの活用など、最近ITまわりも活発だというのに、このようなイベントの出展で、横浜の名前をまったく見かけない。横浜は技術的にがんばっているのかそうでないのか、いまいちわからなくなります。

戸塚フォーカスした取り組み

そうそう、戸塚にフォーカスした取り組みもありました。この取り組みをしていたのはなんと明星大学で、地域の課題をソーシャルで解決していこうというサービスを紹介していました*2
ただ、オープンデータとの連携や地域自治体サービス、Ingressなどほかの位置情報関係のゲームなどとの連携もできないか という考えがあるようで、今後も楽しみです。

今回地図で紹介していたのは東戸塚だったので、直接戸塚で会う機会は多くないかもしれませんが、戸塚でまた話す機会があればと思いました。

ふらっとステーション・とつかの紹介

ほかにも地域間系や、今度開催する予定のイベント、I TOUCH関連など、関係しそうな人にはふらっとや、I TOUCHの紹介を行いました。
今後ふらっとステーション・とつかや関連イベントでお話しできる人が増えるといいなと思います。

今後について

次回の(関東内での)オープンソースカンファレンスは、5月14日(土)に群馬の高崎で開催されるようです。
www.ospn.jp
群馬で開催されるのははじめてということで、行ってみたいところではありますが、ちょっと遠いな・・・。

また、今回は志田さんにも来てもらいましたが、やはりITツールを活用することを行う以上、横浜で地域創世やITツール活用に関わる人にも、もっとこのようなイベントに来てほしい*3。今後も機会があれば、このような人たちを誘ってみたいと思います。

*1:Wordpressと、GOTEOだったかな

*2:まだそれほど開発が進んでいないのか、ネットでは情報を見つけられませんでした

*3:まあ、OSCについてはさすがに場所がちょっと遠いので、誘いづらいところもありますが

Developers Summitに行ってきました

昨日2016/02/19は、毎年目黒雅叙園で開催されている、Developers Summit2016に参加してきました。

専門技術者でもないし、そんなに技術にも詳しくないわたしなので、本来ならばこのようなイベントには縁が無いのですが、とりあえず、たまには顔を出してみようと思ったので、参加。
例年の通り、自分はセミナーには参加せず、スポンサー企業やコミュニティのブースを見て回るのみ*1。今回は今までに比べるとコミュニティブースがちょっと少なめ。そのぶん企業ブースがひしめき合わず、話がしやすいようになっていました。

*1:まあ、いつもどおりセミナーの内容を聞いても良くわからないので

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技術力が足りない!

木曜日2016/02/11は、栄区あーすぷらざで行われたオープンイノベーションを語る会のフォーラムに参加してきました。

このような地域創生に関わるイベントはさくらWORKSでたくさん開かれているし、今更行くこともないかと思ったのですが、場所が場所だったので参加しました。栄区に顔を出すのも久しぶりでしたし。

今回のイベントは

さて、今回のイベントは、いつもとあまり変わらず、横浜市の取り組みの紹介や、データビジュアライズツールの紹介。今回紹介されたのは、こんな物でした。
resas.go.jp
ちょっと重いサイトですが、日本のさまざまな情報が閲覧できる面白いサイトではあります。マニュアルがPDFだったり、トップページに表示される花火が無駄にチカチカしますが*1

あとは小学生向けのロボットワークショップを小学校でやったという話しが印象的でした。局所的にではありますが、技術イベントは結構いろいろなところで行われているんですね。

このイベントをとおして感じたこと

さて、このイベントをとおして感じたのは、局所的には確かに技術力が集まっている様子はあるものの、「全体的に技術力が不足してるなあ」ということ。今回のスピーカーのように技術知識がある人もいるにはいるのですが、参加していた人の大半には、そこまでの技術知識は無い。せっかくこうやって用意したツールがあっても、それを有効活用出来るような人はこういう場所に来ているのだろうか?なんて思いました。

作る側の人も、その作るものを提案する人も、全体的に技術力が足りない。だから作れる物は中途半端になってしまうのではないか。実際上記のサイトなんかでも目的の割に重いですし、もっとよい操作方法はなかったのか という点もちょこちょこ見かける*2。横浜ではもっと前からやってるLOCAL GOOD YOKOHAMAなんかも、今ひとつ表現方法に疑問が残る部分もあったりする*3

それから、使う人にも技術力が足りないので、いちいち冗長な説明をしなきゃいけなかったり、それでも使ってくれなかったり、使えなかったり。そのせいで未だにローテクなものを使わなければいけない場面なんて、このようなフォーラムの場にかかわらず本当にいっぱいある。


だからまず、このイベントをとおして、「地域創生のために何をするべきか」というのであれば、「まずはみんなで技術の勉強をしましょうか」と言いたい。全体的に技術力が足りない。だからこういう場で「ITを使ってできることがある」と言っても、空虚にしか聞こえない。そんな感触を受けました。

たとえば

もちろん、地域創生に関わる人が技術を勉強することも大事だとは思うのですが、このような技術はどんどん進歩します。ひとたび勉強すればそれで良いというものではない。継続的に、勉強し続ける、技術好きな人が地域にいる必要があるんじゃないかな と思いました*4。そのためにはまずは、IT系技術者中心のイベントに顔を出してみるということも、重要ではないかな と。

たとえばオープンソースカンファレンスとか、Android Bazaar and Conferenceとか。Developers Summitとか、わんくま同盟勉強会とか、めとべやとか。そういう技術者中心のイベントに行って、技術者とは何かを知る人が出てこないと、意味が無いんじゃないかなあ と思いました。

最初は話がわからない?それは、そうかもしれません。でもわたしだって、地域のイベントに顔を出し始めた時はそんなもんでした。話せる相手もいないし、話してる内容も分からない。たとえわかるような話題があっても、スッと話の輪に入り込むほどの度胸はない*5。でも10回、20回と同種のイベントに通っていると、なんとなく意味が分かってくるし、このようなイベントの長所や、逆に問題点もわかってくる。

それくらいやる人が、今必要なんじゃないでしょうか?「技術のことはもっと知りたい、でも技術者コミュニティイベントはわけわかんないから行きたくない」というのは、さすがにちょっとムシが良すぎるのではないかな と。


もちろんまだそんなイベントの存在を知らない って人もいるのかもしれない(多分、多いのでしょう)。でもそうであれば、今からでもいいので顔を出すべきだと思いました。実際技術者の中にだって、もし機会があれば何かしたいと思っている人や、実際に出来る範囲でやっている人はいるようですし。

*1:たしか一応花火にも意味があるとか言ってた記憶がありますが・・・。ぶっちゃけ意味があればいいというものではないですね

*2:特に各情報閲覧画面の操作パネル

*3:地域で活動する人の紹介にGoogle MapsではなくGoogle Earthを使ったところとか、なぜ動作が比較的軽いマップより見た目のよいEarthを採用した(?)のかがわかりませんでした

*4:それは、招き入れるでも、自分たちがそうなるでも、なんでもいいとは思うのですが

*5:当時はまだ四捨五入しても20代の若者でしたし