高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

初学者向け環境としてのHTML5

このブログは、We Love HTML5 Advent Calendar 2015 - Adventarの七日目です。

さて、自分はHTML5井戸端会議という名前でイベントをやっています。HTML5について情報を共有しようということで、上大岡の周辺でイベントをやっています。現状は上大岡コミュニティハウスという上大岡駅から山を登ってちょっと行ったところにある場所を会場として、もくもく会メインのイベントをやっています。無線LANについては、いちおう自分が回線を持っているのでそちらをお貸しする という形(ただ、通信容量の問題もあるので、個人的にはそれぞれの方に持ってきて頂けると非常に助かります)。

さて、初学者向け環境としてのHTML5

さて話しを表題に戻して。その中でひとりHTML5のアプリ開発で詰まっている方がいるので、最近はその人にHTML5を教える会が内部で行われています。

さて、それでみていて思うのですが、果たしてHTML5は初心者が扱う環境として向いているかどうか。

個人的にはあまり向いていないような気がしています。というのも、とりあえず何かアプリを動かすのに、必要になる知識がとにかく多い。
HTMLの仕様にJavascriptの知識、DOMの知識。場合によっては、CSSの知識まで必要になる。そしてインテリセンスのような便利機能がついたIDEも多くないし、たとえついていても完全ではなかったりしてそんなに頼りにはならなかったり。一昔前は「初心者向けにはJavascriptがお勧め」なんてかいてある記事もあった気がしますが、今は複雑になりすぎていて、およそ初心者向けじゃなくなったなあ、と思います。

開発環境の用意が簡単ではあるけれど。

ただ、開発環境の用意は簡単です。CSSのデザインなんかはブラウザの開発者ツール経由でできますし、一度動き出してしまったら、作り上げるのは簡単。ある程度基礎知識がついた後触るぶんには、かなり良い環境にはなったんじゃないかなと思います。UIライブラリも豊富ですしね。

HTML5アプリを作りたい人は

というわけで、HTML5で何かアプリを作ってみたいという人、悪いことは言わないので「まずは他の言語で修行を積みなさい」と言いたい。HTML5は要素が多すぎて、いざ問題が起こったとき、どこが問題なのか、どうすればいいのかがわかりづらい。仕様自体もまだ確定していないため、どうしてもちょっと前の情報が古くなってしまうことだってある。他の言語で基本的なアルゴリズムやコード動作の流れがわかってから、あらためてHTML5に挑めば良い と思いました。
その前に、サイトのHTMLをいじったり、HTML手書きでサイトを作ってみるところからかな?