PictureBoxのちらつき

　フォームの上にPictureBoxをおき、そこに更新が頻繁な画像を描画させるようにする 当然ながら背景塗りつぶしが入るせいで、ちらつきが発生します。PictureBoxのSetStyleメソッドで、ControlStyles.AllPaintingInWmPaintあたりでも使えば直るかなと思い、面倒なのでInvokeMemberを使って強制的にアクセスし、値を変更。
…しかし、ちらつきは一向に収まらない。ControlStyles.DoubleBufferdやControlStyles.UserPaintも当然追加しましたが、ちらついたままです。

　調べてみると、PictureBoxでは、最初からControlStyles.AllPaintingInWmPaintが設定されているようです。同じように、UserPaintなども、最初から宣言されていました。しかし、背景は描画されているようです。最初の一回くらいは勝手に動くのかもしれませんが、なぜでしょうね？
親のWM_ERASEBKGNDもあるかなと思い、親フォームのOnPaintBackGroundで、コントロールのある場所の矩形を抜かしたリージョンだけに塗りつぶしを施してみたものの、効果なし。依然としてちらつき続けてます。
場所によっては、背景塗りつぶしに、ControlStyles.Opaqueを使用しているところもあります。SetBkMode APIの代替(Microsoft Win32 と Microsoft .NET Framework API との対応より)だとすると、これはあんまり関係ない気がするんですが…、実際にやってみると、有効みたいです。でも、ちらつきを抑えるまでには至らなかった。
どうもうまくいかないようです。フォームに直接描画するだけなら、上の三つだけでも十分なのになぁ…。

　それとさらに気づいたことですが、InvokeMemberはTypeクラスのメソッドですので、呼び出しにはobject.GetType().InvokeMemberなどとしなければいけません。ここで、InvokeMemberを呼び出す時点では、Typeが"どのオブジェクトから得られたのか"などということは分からないので、InvokeMemberをすると、フォーム上の(アセンブリ上かも)すべてのPictureBoxの同じメソッドが呼び出されてしまうのです。なので、上の場合は、ぜんPictureBoxにControlStyles.Opaqueフラグをつけてしまったりしていたようで。だからといってそれがバグの元になる理由が分かりませんが…。
　素直に継承コンポーネントを作れとでも、言われているのかな(今回はPaintさえ出来ればいいので、Labelなんかでも何とか出来そうですが)？

昨日の研究成果

　そうそう、昨日の研究結果について、書くのを忘れていました。WMPのコンポーネント呼び出しのことです。あのあと全世界のページをあさってみましたが、やっぱりそんなには使われていないみたい。検索結果が1ページで終わってしまいました。

　昨日悩んでいたduration(String)等のプロパティを取得するには、currentMediaプロパティおよび、controlプロパティの中のものを使用すればよいようです。こちらでは、状態に関係なく(何も曲をセットしていない状態ではnullになってます)、常に情報を得ることが出来ます。ただし、停止中にcontrol.currentPositionStringなどを見ても、何も書いていないようですが。

それと、面白いことに(？)、currentMedia.getItemInfoで、MP3等のタグを取得できるのは参考サイトにあったとおりですが、MIDIファイルを開いても、getItemInfoで取得できるものがあるようです。attributeCountを使ってforループなどを作ってみるといいと思いますが、ファイルタイプや再生回数などが表示されていました。MIDIメタイベントからタイトルなどは、残念ながら取得してくれません。WMP自体にそういうプラグインが入っていれば、話は変わるのでしょうが…。とりあえず、getItemInfoで得られるタグ情報によって、再生中メディアを判別するのは無理そうですね。
　あとは、positionChangeイベントが、どうやら発生しないのではないかと言うくらい。参考サイトではいきなりタイマーを使ってるので不思議でしたが、どうもタイマーで再生時間を取得しないとダメみたいです。
　それくらいでしょうか？あとは、URLからファイルを再生する場合への対応はまだしていませんし。今後も、調べながらやっていこうと思います。ぼちぼち ですが。