高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

テクノロジーと地域の接点:書籍の価値再発見からCode for Sanriku設立へ

ChatGPT作今週のグラレコ

今回も毎日やっているちえラジChatより、今週一週間の配信内容を中心にお届けします。

なお前回のとおり、AIの原稿はこちら。気になる方はご覧ください

www.notion.so

この一週間は、地域活動への参加から読書や書籍のあり方、そしてIT技術者と地域との関わりという、複数のテーマについて深く考える機会に恵まれました。特に、学生が地域と関わる機会があるにもかかわらず、IT技術者として就職後にその関心を失ってしまう現状について、残念ながらも問題意識を持ちました。また、書籍の価値を再認識した「図書館総合展」への参加や、地域活性化を目指す新たな団体「Code for Sanriku」設立への思いなど、私自身の活動の根幹にかかわる出来事が多くありました。

月曜日:図書館総合展での気づき

月曜日は、先週オフライン開催されていた図書館総合展に参加した近況について。

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このイベントは、図書館の設備、貸し出しシステム、そして司書さんの試みなど、多岐にわたる情報がまとまる展示会です。そこで私は、本の「あらまし読み」など、書籍に気軽に触れるテクニックが展示されていることに面白さを感じました。

特に、書籍は「飛ばし読み」や「感想のシェア」が容易で、一部を見せても著作権的に問題になりにくいという点で、ゲームや動画といった他のメディアにはない珍しい特徴を持つメディアだと再認識しました。例えば、ゲームは飛ばし読みが難しく、動画は飛ばし読み中に音が途切れてしまうためインデックスがないと内容が分かりにくくなります。

さらに、技術書やIT関連の本は、出版まで半年程度の時間がかかる間に技術が陳腐化してしまうため、書籍単体では完成が難しいということも感じました。だからこそ、著者を交えたイベントや、皆で本を読み合いながら注釈を加えて話し合う「輪読」によって初めて完成する類いの書籍なのではないかと考えたのです。この「輪読」という活用法が、古くなった書籍にも生き残りの可能性を与えるのでは、と期待しています。

  • 10月22日から24日にオフラインで行われた図書館総合展について話しました。
  • 書籍は「あらまし読み」や「飛ばし読み」ができ、著作権的にも共有が容易な珍しいメディアであるという考察を述べました。

火曜日:普代村の支援と「Code for Sanriku」の設立

火曜日は、現在私が参画している岩手県普代村でのIT利活用支援の活動と、その活動から生まれた「Code for Sanriku」という団体についてお話しました。

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村役場での支援は、AIの使い方や機器・テクノロジー導入時の注意点など、技術的なアドバイスを行うのが主な役割です。この活動の目標は、私のようなITに詳しい人間がいなくなっても、村が自力でうまく回るような仕組みを作ることだと考えています。

また、普代村では「Cafe AWAI」のようなコミュニティカフェができたりなど、様々な取り組みが行われているので、それらに連携してプログラミングワークショップやポッドキャストなどのテクノロジー提案をしていきたいと思っています。しかし、提案や制作には私たちだけの力では限界があると感じています。

この限界を乗り越え、三陸海岸沿い全域で情報共有やプロジェクトについて話し合える場を作りたいという思いから、Code for Sanrikuという団体を立ち上げました。団体といっても今はDiscordのサーバーですが、久慈市から盛の方まで、リアス線沿いのエリア全体で上手くやっていければと考えています。

現状はまだ準備段階であり、すぐに何かを動かしたり広げたりするよりも、まずは人を集めることに注力しようと考えています。11月にはCode for Japanのサミットもあるので、そういった機会も見据えつつ、多くの人に参加してもらえるよう準備を進めていきたいです。

  • 岩手県普代村で、IT利活用支援やテクノロジー導入時の注意点などをアドバイスする活動に参加していることを説明しました。
  • 普代村の支援の目的は、ITに詳しい人がいなくなっても問題なく村が回る仕組みを作ることだと述べました。
  • Code for Sanrikuはまだ準備段階であり、まずは人集めを優先している状況だと報告しました。

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水曜日:SBCast.と「ほんのれん」が示す読書の力

水曜日は、先日放送したSBCast. #153で、「ほんのれんラジオ」の山本春奈さん、小窪悠さんにお越しいただいた回を振り返りました。

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「ほんのれん」とは、丸善雄松堂と編集工学研究所が共同で行っている事業で、旬考本という本を参加者みんなで読んで感想や気づきを共有し合うワークショップのためのサービスです。主に企業や図書館での会話のきっかけ作りとして使われているそうです。

そのワークショップ形式の一つとして行われている「ほんのれんラジオ」は、私自身が以前からほぼ全回聴いているほど面白いと感じています。特に、戦争についての話題で、参加者の方々の飾らない体験談や考えが聞けた回は、リアルな物事の捉え方が分かり、とても良かったと強く印象に残っています。

この「ほんのれん」のワークショップにお試し版で参加した経験も含めて、やはり読書という行為には特筆すべき特徴があると改めて思いました。月曜日にもお話しましたが、読書は「輪読」と「拾い読み」の両方がまんべんなくできる数少ないメディアだと考えています。他のメディアはどちらか一方に偏りがちですが、書籍はその両方を可能にする点で強みがあるのです。

技術書など、多様な分野でこの「ほんのれん」のようなワークショップが広がり、読書の可能性がさらに開花してほしいと願っています。今後も、図書館などで見る機会があれば、積極的に参加してみたいと思っています。

  • 先日放送したSBCast. #153、ほんのれんラジオの山本春奈さん、小窪悠さん回を振り返りました。
  • ほんのれんラジオは、特に戦争についての話題など、飾らないリアルなものの考え方がわかって面白かったと評価しました。
  • 読書は「輪読」も「拾い読み」もまんべんなくできる、特徴的なメディアであり、ほんのれんのやり方は推し進めていきたい考えだと述べました。

木曜日:母校の学園祭——技術一辺倒になりがちな視野をほどく

木曜日は、IT技術者と地域との関わりについて考えました。

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研究所の展示やサークルの出し物、卒業生交友会での立ち話まで、ぐるっと歩くと“今の学校の温度”が肌でわかります。QRラリーは足で稼ぐ楽しさがちょうどよく、CTFは今年は見送ったものの、空気だけでも吸えて満足でした。

展示を見ていて強く感じたのは、学生期には地域連携や産官学プロジェクトに触れていても、就職と同時に地域から離れてしまう人が多い現実です。現場のIT会社に入れば日々の開発で手一杯——それはよく分かるのですが、「技術だけ」になった瞬間に、社会との接点が薄くなる危うさも同時に見えます。

だからこそ、ほかの学校や高校・大学の学園祭も見に行きたいと思いました。比較して初めて、自分の当たり前が相対化される。地域と技術を往復する足腰を取り戻すために、私は自分の“見に行く習慣”を増やします。

  • 学術展示やサークルの出し物、卒業生交友会に参加し、IT系の会社の人々と話す機会を持てたことが良かったと述べました。
  • 学園祭ではQRコードを使ったクイズラリーなどのイベントも開催されていたことを紹介しました。
  • 地域の課題解決に貢献していた学生が、卒業した途端、地域に興味を失うことが残念だと感じていることを述べました。

金曜日:IT技術者は、なぜ地域から離れていくのか

金曜日は、昨日の話を踏まえてIT技術者は、なぜ地域から離れていくのかという話。

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学生期には商店街連携や課題解決プロジェクトを経験しているのに、社会人になると地域から遠ざかる——このギャップの背景には、時間や評価制度、スキル可視化の難しさなど、複数の要因が絡んでいると感じています。地域での貢献が“キャリアの言語”に翻訳されないまま、個人の善意に委ねられてしまう構造です。

一方、文系・理系の学生は、社会人になっても地域コミュニティに参画し続ける人が少なくありません。この対比から、IT技術者は「いつから地域に興味がなくなってしまうのだろう」という疑問が湧きました。学校の先生方は、カリキュラム上で毎年地域と関わっているはずなのに、なぜ卒業生は関わらなくなってしまうのでしょうか。

私は、IT技術者が地域に関わることは、地域にとっての課題解決や、IT技術者自身の居場所の確保、そして災害時などの共同作業のためにも必要不可欠だと考えています。地域にIT技術者の居場所がないと、私のような立場の人間が困るだけでなく、IT技術者自身がキャリアのどこかで居場所を失う可能性もあります。SBCast.でITコミュニティの回を設けているのも、地域との接点を持ってもらいたいという願いからですが、もっとできることはないかと常に考えています。

SBCast.でITコミュニティの回を重ねるのは、その接続点を増やすため。技術の話を聴きに来た人が、ついでに地域の話に触れる。そんな“偶然の乗り換え”が起きる導線をもっと増やしたい。私自身、配信や現場や企画の三脚で、来週も淡々と手数を積み上げます。

  • 前日の話を引き継ぎ、「IT技術者はなぜ地域に興味を失うのだろう」というテーマでフリートークを行いました。
  • 今の学生は、産官学連携プロジェクトや商店街との共同開発などで、地域に関わる機会が多いと改めて説明しました。
    • それでも就職するとITコミュニティの人は地域に戻ってくることがない一方、文系理系の学生は社会人になっても地域活動に意気込む人が多いと対比しました。
    • 地域にIT技術者が関わらなければ、解決できない課題が多く、また技術者自身の居場所もなくなってしまうため、関わる必要があると強調しました。
  • SBCast.でITコミュニティの回を作る理由の一つは、地域の情報を知ってもらう機会を提供することだが、まだまだ足りないと感じていると述べました。

まとめ

この一週間は、活動の拠点を置く地域と、自身の専門分野であるIT技術、そして長年の関心事である読書と学びのあり方という三つの重要なテーマが複雑に絡み合ってきました。特に、技術書の「輪読」による価値の維持や、IT技術者が地域との接点を失う現状など、新しい視点と深刻な課題の両方を発見した週でした。これらの気づきを活かし、「Code for Sanriku」の活動をはじめ、技術と地域、そして学びを結びつけるための具体的なアクションを模索し、実行に移していきたいと考えています。

  • 普代村への支援活動と「Code for Sanriku」の立ち上げ岩手県普代村の村役場において、ITの利活用支援や、AI・テクノロジー導入時の留意点などをアドバイスする活動に参加しています。目標として、ITに詳しい人がいなくなってもシステムがうまく回るような仕組みづくりを進めています。
  • ポッドキャスト配信活動:SIDE BEACH CITY.(SBCast.)の収録を色々と行っており、多忙であったと述べています。特に、SBCast. #153では「ほんのれんラジオ」の山本春奈さんと小窪悠さんをゲストに迎えた回を配信し、その振り返りを水曜日に行いました。
  • 図書館総合展と学園祭への参加図書館総合展へはコロナ前から参加しており、今回も情報交換や展示の視聴を楽しみました。学園祭(土日)では、学術展示やサークルの出し物を体験し、卒業生の方々とも交流を深めました。

AIまとめ考

今週は久しぶりにグラフィックレコーディングとしてChatGPT作成のものを使用。どちらも割とシンプルでしたがちゃんとした日本語利用量が多かったので。

その他地味には木曜日金曜日を内容が似ているのもあってかまとめてしまいました。この辺りは結構揺れがあるなと感じます。