高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

10月第4週のふりかえり:テクノロジーと地域活動を考える一週間

Gemini作今回のグラレコ
今回も毎日やっているちえラジChatより、今週一週間の配信内容を中心にお届けします。

なお前回のとおり、AIの原稿はこちら。気になる方はご覧ください

www.notion.so

今週の「ちえラジChat」でも、様々なテーマについてお話しさせていただきました。図書館に関するイベントへの参加予定から、AIの活用法、プログラミング教育、ポッドキャストの配信状況、インターネットでの偶然の出会い、そして地域活動における資本主義と地域主義のバランスまで、幅広い内容を振り返ります。私自身の考えや行動を中心に、今週のまとめをお届けいたします。

月曜日:AIによる活動のまとめと有効な使い方

月曜日は、AIによる活動のまとめについて。

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私はここ最近、自分のポッドキャストや個人的な録音内容をAIに要約してもらうということを行っています。AIにまとめてもらうと、自分では重要ではないと思っていたり、取り留めなく話していたりした内容の中に、後から振り返ると非常に重要な話があったことに気づかされ、とても助かっています。

先週の月曜日の配信内容は、自分では「何言っているかよくわからない状態」だったのですが、AIのまとめでは「すごくいいことを言っている」と要約されていたため、私は多くのコミュニティに宣伝して回りました。

このような「自分の行動をまとめ直す」というAIの使い方は、本当にAIならではの有効な活用法だと感じています。自分で文章をこねくり回すよりも高い水準で要約され、自分自身の意見を大事にしつつ、話の順番をどう並べるかという悩みも解決してくれます。

一方で、最近はAIの利用について、子どもへの影響や依存を心配する声も聞かれます。

しかし、私は制限を設けるというよりも、むしろ子どもたちにもAIとの「良い付き合い方」、つまり効果的で有効な使い方を身につけてほしいと考えています。

AIを単なるリサーチだけでなく、自分の行動を振り返るツールとしても活用する、そんな使い方を広めていきたいです。

  • 自身の活動をAIにまとめさせる取り組み(ちえラジChatのAIまとめや個人録音のまとめ)を行っており、これによって1週間の振り返りをしていることを紹介しました。
  • AIによるまとめが、自身が思いつきで話した取り留めのない内容を整理し、当初重要ではないと思っていた話の重要性に気づかせてくれるため、非常に助かっていると感じていることを述べました。
  • AIが作成した自身のコンテンツのまとめが「すごくいいことを言っている」として、あちこちの色んなコミュニティに宣伝して回ったこと、またこれはAIならではの効果的な使い方であると評価しました。

火曜日:プログラミングに触れる大人を増やしたい

火曜日は、プログラミングに触れる人と触れない人の二極化について。

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プログラマーや情報発信をする人など、プログラミングに触れる機会が多い人たちがいる一方で、地域活動などに関わっていると、テクノロジーに全く触れないという人も多くいると感じています。この二つの世界の人々が完全に分断され、住む世界も話す言葉も違う「別世界の人間同士」になってしまっている状況は、良くないと考えています。

この分断は、プログラミングをする人がいるコミュニティ内での意思疎通の難しさや、プログラミングの知識がない上司がプログラマーを正しく評価できなかったり適切な指示を出せなかったりといった問題を引き起こす原因となります。私自身も、地域の人々にプログラミングの話題が通じなくて困ることがあります。

現状、プログラミング教育は子どもに焦点を当てて語られることが多いですが、私は、あえて機会を作らなければ新しくプログラミングに触れることがない「大人」にこそ、その機会が必要だと考えています。

大人がプログラミングに触れることで、未知のアプリが生まれる可能性がありますし、将来的に子どもたちが大きくなった際に、彼らを部下にして仕事ができるようになる人も生まれるかもしれません。

大人もプログラミングに触れる機会を作ることで、活動を共にする仲間も増えるのではないかと期待しています。

  • プログラミングに触れる人と触れない人の間に極端な分断状況があることを問題提起し、この状況をどうにかしたいという考えを述べました。
  • 目指しているのは、仕事としてではなく、地域のちょっとしたお困り事や家庭内のトラブルを解決する手段として気軽にプログラミングを選べるレベルの人を増やすことだと表明しました。
  • 企業が収益にならないために取り合わないようなニッチなニーズ(アプリなど)を解決するためにも、仕事ではない人がプログラミングをする機会を増やしたいと述べました。

水曜日:SBC.オープンマイクの進捗と棲み分け

水曜日は、「SBC.オープンマイク」の進捗について

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SBC.オープンマイクは毎月2回配信を続けてきましたが、ゲストが見つかっておらず、8月と10月は配信ができておらず、今月もお休みになりそうです。正直、ゲストさんを探せておらず、声をかけることもできていません。また、もう一つの配信であるSBCast.との差別化が難しいと感じています。

しかし、私は「SBC.オープンマイク」を辞めたいわけではありません。

SBCast.のゲストは基本的に日本全国各地の、SIDE BEACH CITY.とほとんど絡みのない方が中心なので、SBC.オープンマイクは、横浜市内のコミュニティや、顔を見る機会がない人、会いに行けない場所の人など、別のタイプの方の話を聞く良い機会だと考えています。

今後は、ゲスト探しの「探さない」という方針を、話したい人がいる場合を除いて変えていく必要があるかもしれないと思っています。また、SBCast.とSBC.オープンマイクは、どちらもポッドキャストYouTubeで配信していますが、プラットフォームが違うからこそ、何らかの違いを作っていかなければならないと感じています。

その「違い」として、SBCast.は「自分とSIDE BEACH CITY.であまり絡みのないゲスト」、SBC.オープンマイクは「すでに何らかの形でSIDE BEACH CITY.に関わりのある方や関係がある方」に来ていただくという「棲み分け」をやっていきたいと考えています。ダイジェスト作成に時間がかかる問題もありますが、これもじわじわと進めていければ、振り返りになり身になる部分が多いと信じています。

  • 「SBC.オープンマイク」は2020年3月から毎月2回配信を目指しているものの、最近は配信が滞っており、8月と10月は配信ができていない見込みであると述べました。
  • 配信遅延の主な原因は、自身がゲストさんを探せていないこと、および声をかけることができていないことだと正直に報告しました。
  • 両番組の棲み分け案として、「SBCast.」はSIDE BEACH CITY.とあまり絡みのない方を中心に、「SBC.オープンマイク」はすでに関わりのある方を中心に迎える方針を検討していることを示しました。

木曜日:インターネットでの偶然の出会いは減っているのか

木曜日は、「インターネットで偶然の出会いは減っているのか」というテーマで話しました。

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他のポッドキャストで話題になっていたことに便乗した形ですが、私はインターネットでの偶然の出会いは「全然減ってない、むしろ増えている」と感じるタイプです。ただ、減っていると感じる人もいるため、どちらの考え方にも同意できる部分があると思っています。

私が偶然の出会いが増えていると感じるのは、主に「自分が大量の情報発信をしているから」「AIにいろんな情報発信をしてもらっているから」という2点が大きいと考えています。例えば、LISTENにポッドキャストを投稿していると、AIがまとめてくれた文章の下に「こちらもおすすめです」という、自分の内容にちょっと近い、しかし自分とは全然違う人の配信がリンクとして出てくることがあります。ここから別の配信を知る機会が生まれています。

つまり、YouTubeのおすすめ欄にポッドキャスト関連のものが上がってくるなど、偶然を見つける機会は増えていますが、これらは全て「自分の投稿がソースになっている」という傾向が強いです。情報が発信している人のところに集まるという傾向は、インターネットで特に強く、情報発信をしなくなると去っていくのも早いと感じています。

そのため、積極的に情報発信をしない人や、閉じたコミュニティ内での発信しかしない人には、情報が集まりにくく、偶然が少ないと感じさせてしまうのではないかと思っています。

私は、「AIに文章を書かせるのは楽しくない」という意見がある一方で、自分が発信し、AIにも同じようなものを発信してもらうことで、単純に情報量が倍増する(ネタがかぶっていても約1.5倍にはなる)と考えています。AIにリライトしてもらうなど、少し違う方面からコンテンツを発信することで、カバーする範囲を広げ、自分の発信量を増やせば、偶然に出会う可能性もどんどん増えていくと私は信じています。

  • 発言者自身の見解として、インターネットでの偶然の出会いは減っておらず、むしろ増えていると感じていることを主張しました。
  • 情報発信を積極的に行わない人ほど情報が集まりにくく、偶然の出会いが少ないと感じてしまうのではないかという分析をしました。
  • AIの利用法として、自身の発信したコンテンツをAIにリライトしてもらい、カバーする範囲を広げることで、偶然に出会う可能性を増やせるという考えを提案しました。

金曜日:資本主義と地域主義のちょうど良いバランス

金曜日は、SIDE BEACH CITY.をテーマに、「資本主義と地域主義のちょうどいいバランス」についてお話ししました。

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私自身、SIDE BEACH CITY.内外で様々な地域活動団体に関わっていますが、団体理事などの大きな規模で活動しようとすると、仕事の後の1時間や休日の2時間といった時間では厳しく、働きながらでは時間的に限界がある状況を感じています。

特にNPOなどの団体では、受益者が平日昼間しか空いていないことが多く、コンタクトを取るためには平日動ける必要があります。また、活動の数も多いうえに事務的な手続きもあるため、フルタイムの仕事と両立するのは困難になります。しかし、これらの活動は、直接お金になるわけではありません。

地域活動は、年金受給者や、配偶者がメインで稼いでいるためにフルタイムで働かなくても生活できる人など、生活に関する不安がない人に担われていることが多いのが現状です。アニメ「オトナプリキュア」で描かれた「街のことってお年寄りがするもんじゃないの?」というセリフは、今の地域に蔓延している真実であり、地域に若い人がいなかったり、若い人が関われるコミュニティが存在しなかったりする状況をよく表していると思います。

地域で見ると、お金になる仕事はしていないけれど、お金にならない「社会の仕事」をものすごくたくさんやっている人が圧倒的に多いのです。これらの地域での仕事、社会の仕事は、資本主義的にはあまり重視されていませんが、地域にとっては非常に重要な仕事だと私は考えます。

私は、行き過ぎた資本主義の中で、地域社会のことを考える「地域主義」の人が、お金になる仕事をしないでも、社会の仕事になることだけをやって生活ができるといった、生活保障の仕組みが必要だと強く感じています。地域での活動が、資本主義と地域主義のちょうど良いバランスの中で、しっかりと評価され、生活できる基盤が整うことを願っています。

  • 地域活動団体で理事などの大きな役割を担うと、平日昼間のコンタクトや事務手続きが多く、働きながら両立するのは時間的に厳しい状況があると述べました。
  • 地域活動が「お年寄りがするもの」という認識が蔓延していることが、若い人が地域コミュニティに関われない状況を生み出している最大の要因だと感じていると述べました。
  • 地域活動は、お金にならないが社会にとって重要な「仕事」であり、この活動を担う人が、仕事に左右されずに生活できるような「生活保障」がどこかに必要だと訴えました。
  • 行き過ぎた資本主義の中で、地域のことを考える地域主義の人がちゃんと生活できる基盤を確立する必要性を強く感じていると結論付けました。

まとめ

今週は、私自身の活動におけるテクノロジーの活用から、地域社会における課題まで、多岐にわたる視点でお話しさせていただきました。

特に、AIの有効な使い方、大人のプログラミング機会の創出、そして地域活動を支える人々の生活保障といったテーマは、これからの社会を考える上で非常に重要だと改めて感じています。次週も、様々な気づきや考えを共有できれば幸いです。

  • 「偶然は設計できる」――自分×AIの二重奏で導線を増やす。
  • 「触れる人の母数を増やす」――職業ではなく“少し書ける大人”を増やす。
  • 「続けるために、減らす勇気」――配信編集の“やらない回”を許容する。
  • 「見えない労働を価値化する」――地域活動に評価と保障のセットを。

AIまとめ考

今日も変わらずGeminiの内容を中心に掲載しました。まとめの文章などは一部ChatGPTのものを使用しています。

先週ごろよりNotebookLMのまとめはnote.comの方に記事を作成しています。noteのほうの記事もどんどん充実している状態。

これもまたこれで結構面白い内容にはなっているのでもし暇なら読んでいただけると嬉しいなあと思っています。

note.com