高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

AIと向き合い、活動のあり方を考えた一週間:ちえラジChat 2025年7月第4週の活動まとめ

ChatGPT作今回のグラレコ

今回も毎日やっているちえラジChatより、今週一週間の配信内容を中心にお届けします。

なお前回のとおり、AIの原稿はこちら。気になる方はご覧ください

www.notion.so

今週の「ちえラジChat」では、AIとの向き合い方から、オンライン活動の継続、そして「プロボノ」という働き方まで、多岐にわたるテーマでお話ししました。

月曜日:AIの“間違い”とどう付き合うか

月曜日は、「AIの間違い方」について。

listen.style

PerplexityやNotebookLMなど、いくつかのAIを使っていて感じたのは、「事実ベース」であっても意外と誤りが生じるということです。

横浜のマルシェを検索していたはずが東京の情報と混ざったり、岩手の情報が宮古島に飛んでしまったり。人名の誤認が連鎖して訂正不能になるケースもありました。

でも、私はこういう「間違い」を決して「嘘」とは思っていません。

むしろ、意図的な人間の嘘に比べればAIの誤りは素直なもので、「可愛いもんだな」とすら思っています。

ただ、それでも「疑う目」を持つことは大事。

情報の粒度を見極め、自分の芯を持って使いこなすことが、AI活用においては不可欠なのだと改めて感じました。

  • 個人的には、AIの「嘘」は人間が意図的に吐く嘘に比べれば「可愛いものだ」と感じています。
  • しかし、その可愛らしさにかかわらず、AIの情報は「疑った目でかからなければいけない」と強く感じており、勘違いを早く見抜き、回避する使い方を考える必要があると注意しています。
  • AIを使う上で、「自分自身の芯がはっきりしている」ことが非常に重要であり、AIが提示した情報に対して「自分はこう思う」という意思をしっかり持つことが求められるツールだと認識しています。芯が薄弱な状態だとAIに流されてしまう可能性があると考えています。

火曜日:難解な情報を読み解く「AIという仲介者」

火曜日は、AzureやApp Inventorなど、プログラミングに関わる話。

listen.style

私はこれまで、Azureのドキュメントに何度も苦戦してきました。マイクロソフト語とでもいうような独特の表現に翻弄される毎日です。

ただ、そんなドキュメントの難解さを和らげてくれるのがAIの存在です。質問の仕方次第で、とてもわかりやすく解説してくれたりもします。

ただし、完全な答えを出してくれるわけではありません。MicrosoftがリリースしているMicrosoft Copilotですら微妙な回答が目立ちます。結局、ベースにあるのは「自分自身の理解力」と「問いの立て方」なんですよね。

この日は「AIで何でもできる」と思うのではなく、「AIに導いてもらう」姿勢が大事だと感じました。そして、詰まったときには人に尋ねるという補完のあり方も大切です。

AIを上手に活用できる人こそ、コミュニティの力を借りる柔軟さを持っている、そんな気がしました。

  • AIはスクリーンショットを交えて表示するわけではないため、古い画面構成に基づく情報や、メニュー名称の変更に対応できていない場合があると感じています。
  • そのため、AIは「何もわからない人」には使いこなせないが、ある程度その分野の知識がある人にとっては「とっかかり」として非常に有用なツールであると評価しています。
  • AIによってプログラミングがやりやすくなったとはいえ、「簡単ではない」ことを強調し、分からない部分はコミュニティで解決するなど、AIを適切に活用しつつ人との連携も重要だと考えています。

水曜日:オープンマイクはお休み。でも未来は続く

水曜日は、SBC.オープンマイクの今月休止についての話でした。

listen.style

この番組は、2020年のコロナ禍から続いていて、もうすぐ112回目になります。オンライン配信の文化が薄れつつあるなかでも、「何かを発信したい」という思いは消えていません。私自身がそういう姿勢を見せ続けることで、周囲にも「やっていいんだ」と感じてもらえるのではないかと思っています。

それでも「無理はしない」ことも大事です。続けることが目的ではなく、必要なときに必要な形で届ける。それがオープンマイクの本質なのだと思います。8月の配信は、今度は普代村からになるかもしれません。どんな内容にするか、今から楽しみです。

  • 中止は残念だが、無理はしないように「やらない月があってもいい」という考え方を示しました。
  • オンラインでの活動を続けることで、「オンラインで何かやってるぞ」というイメージを保ちたいという強い思いを持っています。

木曜日:「問う」ことの難しさと向き合う

木曜日は、AIに質問する際の「問う力」について考えました。

listen.style

私は日頃からAIとやりとりしていますが、プロンプトを書くこと自体が非常に難しいと感じています。

相手(AI)が何を理解していて、何を理解していないのかを想像しながら問いを立てる。これがなかなかできない。

NotebookLMなど最近のツールは、問いの例文まで提示してくれるので、自分の問い方の不十分さを突きつけられるような感覚すらあります。

改めて「自分が何を知りたいのか」を言語化するという行為が、いかに高度な思考であるかを痛感しました。

そして、答えを引き出す技術として「問う」という行為を鍛えることの重要性を再認識しました。

AIとの対話は、単に情報を得るだけでなく、自分の思考の型を鍛えるトレーニングでもあるのだと思います。

  • 自分が何を疑問に思っているのか、どう表現すれば相手(AI)に伝わるのかを言語化することは非常に難しいと感じています。
  • 人間であれば「これよくわかんないんだけど」と軌道修正できるが、AIではそうはいかないため、特にAIを使う際には注意が必要だと強調しました。
  • AIとの問答を重ねることで、自身の「問う」能力を鍛えていきたいと考えています。

金曜日:無償活動への違和感と「プロボノ」の本来の意味

金曜日は、SBCast. Ch2で配信された「プロボノ」コラムをめぐるモヤモヤについて話しました。

listen.style

このコラムは自分以外の方が書いたもので、内容としては「プロボノ活動の素晴らしさ」に重きを置いたものでした。

しかし、私は「プロボノ=無償」というイメージに強い違和感を抱いています。

語源的にも公共善であって「無償であるべき」意味は含まれていないはずです。

むしろ、その価値に見合う対価を正当に支払う仕組みがなければ、若い世代や現役世代がこの活動に関わることは難しくなると思うのです。

地域活動にお金が回るようにしなければ、活動の持続可能性も担保できません。

無償だから素晴らしい、という言い方は、時にその現場をむしろ苦しめる結果になる。

この話題は、私の中でもう少し整理して発信していきたいテーマだと感じました。

  • 「公共善のため」という語源を持つプロボノに、いつの間にか「無償」という意味が付加されたことに疑問と不快感を抱いています。
  • 「すごいことやってんだからちゃんと対価は払うべき」という強い信念を持っており、お金が払えるのであれば払うべきだと考えています。
  • このような活動にお金が絡むようになり、地域で経済が回ることで、現役世代やフリーランスも地域活動に関わりやすくなる環境を作るべきだと提言しています。

まとめ

今週はAIとの付き合い方や、プロボノの本質、情報発信のあり方など、私自身のスタンスを改めて見直す1週間になりました。

問いを磨くこと、芯を持ってAIと付き合うこと、そして活動に見合う対価を求める姿勢。これらはすべて、今後の活動においても大切にしていきたい考え方です。

  • AIの多角的な考察と利用における課題、そして「問う」ことの重要性
    • AIが事実と異なる情報を提供する「間違い」の傾向について深く考察されました。
    • 発言者はAIの「嘘」を「可愛いもの」としつつも、「疑った目でかからなければいけない」と述べ、ユーザー自身が「芯」を持つことの重要性を強調しています
  • SBC.オープンマイク7月配信の中止とオンライン活動継続の意思表示
    • コロナ禍に始まったこのオンラインイベントが112回目を迎えることに触れています。
    • 「オンラインでなんかやってるぞ」というイメージを継続して発信していく強い意図があることが示されました。
  • プロボノ」における「無償活動」への問題提起と地域経済活性化への提言
    • SBCast.で配信された「プロボノ」に関するブログコラムの内容に対し、発言者は「すごく自分の中で引っかかった」と正直な感想を述べています。
    • 特に、公共善を意味する「プロボノ」に「無償」という意味が付加されたことに疑問と不快感を示し、「すごいことやってんだからちゃんと対価は払うべき」という強い信念を表明しました。
    • そして、このような活動にお金が絡むことで地域経済が回り、現役世代やフリーランスも地域活動に関わりやすくなる環境を整えるべきだという提言を行っています。

AIまとめ考

今回もGeminiも結構まとまった文章になってきました。相変わらずちょっと文章が長いですが。

ただ前半の冒頭まとめなどについては面白かったので一部Geminiの出力内容を使用しました。

主要なテーマとして「AIとの向き合い方」と「活動の継続性とあり方」という二点に絞っているという点は面白かったです。

確かにあらためて振り返ってみるとこの二つを軸にした話でほとんどまとまっていましたので、このまとめ方というのは非常に的を射ていたのかなと思いました。