高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

ちえラジChatまとめ:横浜という場と、AIという相棒と

今週のグラフィックレコーディング

今回も毎日やっているちえラジChatより、今週一週間の配信内容を中心にお届けします。

なお前回のとおり、AIの原稿はこちら。気になる方はご覧ください

www.notion.so

今回はサンキュー連休!テックLTポッドキャストカレンダー+1というLISTENイベントに参加した配信があるため土曜日も配信しています。

月曜日:横浜という不思議な場所

月曜日は今週の予定と横浜に感じる奇妙さの話

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ゲームやアニメがこれだけ日常に浸透しているにも関わらず、地域活動の文脈でそれをオープンに語る大人がほとんどいない。これって、ちょっと変じゃない?って思ったんです。

SBCast.でいろいろな地域コミュニティの方にはお話ししてきましたが、他地域では「ゲーム好き」を堂々と公言している人に会う機会がよくあります。でも、横浜ではそれがほとんどない。地域の場で「自分はゲームが好き」と言える空気がないというのは、やっぱり窮屈だし、もったいないなと思うんです。

私は今、「そういう人がいていいんだよ」って伝えたくて、意識的にゲームの話をしたりしています。きっとそれは、自分自身がそうした空気の中で肩身の狭い思いをしたことがあるから。ゲームやアニメを語れる居場所が、地域の中に当たり前にあってほしい。そんな願いを込めています。

  • 近況として「横浜って不思議な場所だな」という感覚を抱いている。特に、地域活動に積極的で、かつゲームを公言している人が少ないことに驚いている。
  • 他の地域ではゲームを公言する人が比較的おり、地域コミュニティ内でゲームに関する話題ができる場もあると感じている。
  • 地域コミュニティにおいて、アニメやゲームといった話題が一切飛び交わない現状を不自然、おかしいと感じており、この状況を変えていきたいと考えている。
  • 自身がゲームやアニメの話を多くするのは、「そういうような人がここにいるんだぞ。こういうような人に居場所が必要なんだぞ」ということを伝えたい、そして地域コミュニティにそういう話ができる雰囲気を作りたいという思いからである。

火曜日:プログラミングとAIのあいだで

火曜日はAIを使ってプログラミングをする上での言語化の難しさについて

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AIにプログラムを書いてもらおうとしたとき、思ったとおりのコードが返ってこないことってありますよね。でも、それが自分の説明の仕方の問題なのか、そもそも無理な要求だったのかが分からない。これが本当に厄介。

クリック、ダブルクリック、タップ…言葉にすることで初めて「自分が知らなかった操作」や「正しい用語の重要性」に気づかされます。だから私は最近、なるべく範囲を絞って依頼をするようにしています。一度に全部頼むと、AIの返答を理解するのも、デバッグするのも一苦労ですから。

AIと付き合うには、技術よりもまず「言語化する力」が大事なのかもしれないと、最近つくづく思います。

  • ここ最近、AIを様々な場面で活用している(プログラム作成、SBCast.ゲスト探し、まとめ文章作成、地域活動リサーチ、イベントキャッチアップなど)。
  • プログラムの構造や特定の操作方法(例:スマートフォンの珍しい操作)の正式名称を知らないことが、AIへの適切な指示を妨げている。
  • プログラミング未経験者がAIでアプリ作成を試みて、自身にもプログラミング知識が必要だと気づくという話と同様に、自身の得意分野以外では用語が分からないため適切な指示ができない。
  • 専門知識がなくてもプログラミングがしやすい状況になってきたと感じる一方で、AIは「これおかしいですよね」と指摘してくれないため、自身で間違った方向に進んでいることに気づける「勘の良さ」が必要となる。これはプログラマー以外の入りやすさにつながる可能性がある。

水曜日:海外の日本人コミュニティから学ぶこと

水曜日はSBCast. シドニー日本クラブの水越有史郎さん出演回の振り返り

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私にとって衝撃的だったのは「母語返り」という現象。認知症が進行すると、日本語に戻ってしまうという事例には本当に驚かされました。

それに、2世・3世の日本人が日本語を話せず、逆に日本語学校に通うという話も。「海外で日本語を保つ」ということの難しさと必要性を改めて感じました。

SBCast.ではそれなりに在留邦人コミュニティにも関わってきましたが、ここまで海外ならではの事象を聞いた回ははじめてではないかと感じています。今後も海外の日本人だからこその悩みや努力、そこから生まれる工夫や温かさを、もっと知っていきたいと思いました。

  • 今回特に注目した点は「在留邦人ならではのコミュニティの難しさ」である。
  • ニューヨークや台湾の在留邦人コミュニティの話では出てこなかった内容が多く出た。
  • 在留邦人と関わる機会がなかった自身にとって、これらの話は想像できず貴重な経験となった。

木曜日:AIは3日で進化する?

木曜日はAIの進化について

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最近、AIを使う場面が本当に増えました。SBCast.の原稿作成や文字起こし、イベント調査からプログラミング支援まで、とにかくAIに頼る場面が多くなっています。

新しいツールが次々と登場し、機能もどんどん増えていく。昔「これは無理だな」と諦めたことも、今ならできるようになっている。そんな経験が何度もありました。

だからこそ、先入観に縛られず、今のAIが「何ができるのか」を常に更新しておくことが大事なんだと思います。

ただ、もちろん頼りきりになるのではなく、AIが使えないときの代替手段や、トラブル時の対処法は必要です。それも含めて、AIは「使いこなす道具」なんだと再認識しました。

  • 以前はうまくいかなかったAIの活用法(例:Toggl Trackデータの解析)も、モデルの更新などで改善されている。
  • AIを追いかけること自体が楽しい場合を除けば、自身の目的達成を優先して、今目の前の環境で使いやすいAIツールを利用するのが最適だと考えている。
  • AIに対する先入観は持たず、柔軟に様々なAIツールを利用し、文章を読んで考えることが重要である。

金曜日:ゲームをする人、しない人

金曜日は「ゲームをする人」と「しない人」がはっきり分かれてきているという話。

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とくに地域の活動現場で「ゲームやったことないです」という人に出会うことが多くて驚いています。

ゲームって、UIの理解力や共通体験として、実はものすごく大事な役割を果たしていると思うんです。

操作感覚や言葉の選び方、コミュニケーションの前提知識にすら影響している。だからゲームを一度もやったことがない人と接する時、どうやって接点を持つかが本当に難しい。

私は今後、「ゲームではないけどゲーム的な体験ができるもの」を提案していく必要があると感じています。そういうアプローチで、遊びと社会の接点を広げていけたら面白いなと考えています。

  • ゲームをする人としない人が年齢に関わらず明確に分かれていると感じている。
  • ゲームをしない人との会話のチャンネルをどのように合わせていくかが課題である。
  • ゲームをしない人を理解するのは負担が大きいと感じており、ゲームではないがゲーム的な体験ができる方法を提案していく方向で考えた方が良いのではないかと思っている。

土曜日:AIとの共創がもたらす、新しい創作のかたち

土曜日はAIとの共同作業について

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特に地域活動の調査やインタビュー準備、そして文字起こしからまとめを作成する工程など、あらゆる場面でAIが支えてくれているのを実感しています。

プログラミングの面でも、AIの活用は進んでいます。以前は自分では難しそうだと諦めていた部分にも、今では気軽にアプローチできるようになりました。Google ColaboratoryやCodePenといったオンラインツールと組み合わせることで、オフライン環境に依存しない開発も進めやすくなっています。これは、移動が増えてきた自分にとっては非常にありがたい変化です。

ただ、AIを使えば万能というわけではありません。特にWebサイトのデータ取得やHTML解析などでは、こちらが具体的に「何をどうしたいのか」を明確に伝えないと、うまく動かないことも多いです。そのため、自分の中で作業の目的や構造を把握したうえで、AIに的確な指示を出す力が求められると感じています。

AIとの共創が当たり前になりつつある今、必要なのは「諦めないこと」だと感じます。難しそうと思ったことでも、まず試してみる。うまくいかなかったら、やり方を変えてみる。その柔軟さこそが、AI時代の創作の鍵になるのだと思います。これからも、AIを信頼できる相棒として、さまざまな挑戦を続けていきたいと思っています。

  • AIのおかげで、今まで自分には難しそうだと思っていた分野のプログラミングにもアプローチできるようになった点がAIのすごいところだと感じている。
  • 移動が増えたため、オフラインに依存した作業を減らしたいと考えており、Google ColaboratoryやCodePenのようなオンライン環境への移行を、AIがあることで軽い気持ちで試せるようになった。
  • AIにプログラムを書いてもらう場合、間違いを指摘してくれる人がいないため、間違った方向に進んでいることに早く気づく「勘の良さ」が必要になる。

まとめ

今週は、横浜という地域の特性から始まり、AIの進化、海外の日本人コミュニティとの出会い、ゲーム文化の存在意義まで、多くのことを語りました。すべてに共通するのは、「多様な人が生きやすい場所をどうつくるか」という問いです。

私はこれからも、自分の好きなことや得意なことを、地域や社会にどう活かしていけるかを探りながら活動していきたいと思っています。AIもゲームも地域活動も、私にとってはつながっているんです。

  • この1週間は、横浜の地域活動でゲームについて話せる大人が少ない現状や、SBCast.で聞いた海外在留法人コミュニティの課題について話した。
  • AIの様々な活用シーンやその進化、「AI 3日使わざれば刮目して見よ」というフレーズと共に柔軟な対応の必要性が語られている。
  • 特にプログラミング分野でのAI活用が詳しく語られ、言語化や指示の難しさ、注意点、そしてプログラマーでない人にも書きやすくなってきた現状が述べられている。

AIまとめ考

今回はLISTENイベントの参加もあったため6投稿。似た内容の回も多かったためか、またも内容は一部まとめられてしまっています。土曜日のブログ記事等については別個に質問をしてまとめ直してもらいました。やっぱりAIまとめをするならば5日ぶんぐらいがちょうどいいところかな と。

このAIまとめも何回か行っていますが、そのたびに自分の話した内容を少しずつ言い換えて、時にはちょっと誇張した表現を使って表現しているところに驚きを感じています。

特に先日よりNotebookLMが対応した音声概要の日本語出力。

ここでもそれなりに誇張したり自分が言った内容と別の視点の表現が使われていたりと、意外な表現に驚くということは少なくありません。

ただ逆に、このような表現をしてもらうことによって自分がいままで気付いていなかった言葉の裏面に気付かされることもあり。

そういうのもあってこのAIまとめというのは今後も続けていければ良いなと感じました。

NotebookLMの音声まとめについては日曜日のポッドキャストとして配信予定ですのでお楽しみに。