このブログは、デジタル文具 Advent Calendar 2015 - Adventarの1日目です。
とりあえず去年に続き、Adventarが始まってたので作ってみたカレンダー。
一日目のお題はデジタル文具についてということで、ポメラなど、一応電子機器だけどアナログな機能を主とした文具的デバイスについて書いてみようと思います。
さて、今日は自宅にあるデジタル文具について。うちにあるデジタルな文具としては、以下のようなものがあります。
SONY Readerについてはデジタル文具というかどうかは微妙ですが、いちおう電子ペーパーかつ、電池が一ヶ月近く持つデバイスということで、今回はデジタル文具として扱います。
現在ReaderのほうはEvernote連携対応の第三世代、ポメラについては最新モデルのDM100を使用中です。
ポメラ
まずはポメラについて。こちらはテキストを買くだけの専用端末です。フルキーボードがついているほか、ATOKも搭載しているので(PC版やスマートフォン版に比べると見劣りする部分もありますが…*1 )、割とすらすら入力できるのが特徴。
「文章を書くだけの文具」ということで、結構重宝しています。スマートフォンやタブレットだと、文章入力もできますが、いざイベントの時は別の用途に使ってることが多く、文章入力機器に使えないことも多いので。
Evernote連携
また、DM100になって登場した機能、FlashAirを使ったEvernote連携も割と便利に使ってます。この機能はDM100のWi-Fi機能を使って、Evernoteに文章を転送したり、同じネットワーク上のPCにファイルを送信する機能(うちではファイルを転送する機能は使ってないです)です。
また、ただFlashAirの機能を使ってるわけではなく、接続に用いるSSIDをポメラ側で記憶することで、あらかじめ指定した複数のSSIDに接続することができるという点が、なかなか便利です*2。
Evernote連携を行った場合、任意のメモファイルをEvernoteに転送することができます。転送されたメモファイルは、以下の仕様になります。
- 同じメモファイルを何度も転送した場合、同じ名前のメモがEvernoteに保存される
- 保存されるメモは、ノートブック「pomera」に保存される(見た感じそこは固定)
- すべての行が一つの段落*3となる(ただ、一度テキストをクリップボードにコピーしてから貼り付け直しても変わらなかったので、ひょっとしたらEvernoteの仕様かもしれない)
正直最後の項目がちょっとやっかいで、たとえばポメラで下書きして、後で編集して箇条書きなどに変更したいときはちょっと不便。これはEvernote APIでいじるか、独自ツールを作って対処してしまった方がいいかもしれない。
辞書機能
そのほか、地味に重宝している機能が、国語・英和・和英の各種辞書機能。
こちらは見出しで検索するだけのごくごく簡単な機能ですが、DM100にはバックライトがついているので、そこらの電子辞書を取り出して使うのに比べると便利です。文章やプログラムを書いていて、ふとなんかの単語の意味が分からなくなったときには便利。
Reader
お次はSONY Readerについて。こちらはSONYのReaderストア用の書籍リーダーですが、基本的にPDFやePUBを取り込んで表示できる電子ペーパー端末です。電子ペーパーなので電池消費は非常に少なく、公称では最大一ヶ月近く持つようです。
電子書籍リーダーとして
電子書籍リーダーとして、使えるお店はふたつ(2015/12/01時点)
- Reader Store
- 紀伊国屋書店
まあ自分はそんなに文芸書を読んだりしないですし、読むとしたら技術書が多いので、あんまりこれらの書店は利用しません。もっぱらPDFやePUBのデータや、DRMフリーの書籍をコピーして読むのが主。イベントのチラシなど、後で読みたいもの、他人に読ませたいものをひととおり入れておいて、後で読むというのには便利。
Evernote連携
そして、今回最新のReaderを買った理由がこれ。前回も一応ちょっと書きましたね。
たとえばあとで読みたい記事をEvernoteにクリップして読んだり、あとで確認しておきたいメモ書きをEvernoteにクリップしておいて読む などといったことができます。クリップできる文章には多少制限があるようですが、気をつけさえすれば結構使えます。
- Readerから読み込めるノートブックは、あらかじめ指定する必要がある(場所は任意に指定できる)
- Evernote Clearlyでクリップしたノートは、ノートブックに関わらず同期される
- 複雑な書式を含む文章は、同期できない(エラーが発生し同期に失敗する)
- ノートの添付ファイルは、読み込まれない(そのため、Evernoteに格納したPDFファイルをそのままよむということは不可能)
- 同期後、Readerで削除したノートは、Evernote側でも削除される(ゴミ箱に移動される)
たとえばイベントでQRコードを提示する必要があるときにそのQRコードをメモしておいたり、ブログ記事をクリップして後で読んだり といったことが可能です。
イベントの式次第など、簡単なデータをまとめて読むときにも
たとえばイベントの進行表など、ごく簡単なメモ書きをよむときにも結構使えます。あらかじめPCで書いておいたメモを表示できるので、ちょっと長い進行表などは手書きせずに済むので便利です。
またいちおうAndroidベースでふつうのブラウザも入っているため、多少手間がかかりますがちょっとした電子ペーパーの掲示板みたいに使うことも可能(以前のモデルで多少試したことはあったのですが、いちおう動的に更新されるWebサイトも表示はできました)。
まだこちらの機能は使っていませんが、せっかくなのでもっと活用していければいいなと。
というわけで、とりあえず今のところ使っているのはこの二つくらい。ほかはスマートフォンやタブレットを組み合わせて使っている といったところ。
もっとおもしろい使い方があれば、この後にも何か書いてみようかなと思います。