高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

弘明寺まちづくり交差点の打ち合わせを行いました

5月29日 水曜日、弘明寺まちづくり交差点の打ち合わせを行いました。
今回はかねてからプロジェクトとして考えられていたウォーキングイベントについて。活発な話し合いが出来、結構話が進められたと思います。
ただ、地域の活動にただしくフォーカスできているのはいいのですが、現状ITの立場がない状態。なんとか自分の立場を確保するように行動していきたい。まあ、今のところ弘明寺まちづくり交差点とは別に何かアクションを起こしていった方がいいのかもしれませんが・・・。

ITが地域に絡まないことの危惧

Twitterなどでは時々つぶやいていますが、今、地域でも結構いろんなことが決まってきている。

最近港南台タウンカフェや、横浜コミュニティデザイン・ラボのイベントに参加していて、いろんなところで話が進んで行っているのを感じます。

しかし、IT技術の活用については、まだあまりない。コミュニティデザイン・ラボでは内部では様々なITの利器を活用していますし、港南台タウンカフェには用意されているプロジェクタやスクリーンを使ったプレゼンテーションはよく見かけますが、それくらい。

Facebookでの意見交換もそれほど活発というわけではないし、MLなどそれ以外の連絡手段も大したものがなかったりする。
せっかくイベントで話が盛り上がっても、部外者から見たら「で?」で終わってしまうことが多い。そういう部外者を上手く取り込めるのがITの力である と、思うのですが*1


怖いのはこのまま話が進んでいって、IT関係の人間に入り込む余地がなくなってしまうこと。IT技術の活用は、自分のようにインターネットを中心に活動している人からすると、なくてはならないもののように思える。

ただ、実際にはそうでもなくて、IT技術を大して活用しなくても案外何とかなる。
Twitterfacebookを活用しなくても電話やメールでやれば問題ないですし、イベントを開くのもあらかじめ予定を共有していれば伝助もATNDも必要ない。ドキュメントの共有だって、Google DocsやEvernoteなどをつかわなくても、次に会ったとき直接手渡しとか、メールに添付で問題ない。もちろん、手間は増えますが、そもそもITの利器の存在を知らなければそれが「解消できる手間」だと思うこともないわけで。

ある種の「ローカライズ

そんなこんなで、自分のようなIT畑の人間は、こちらからアピールして技術をコミュニティで使えるようにしないといけない。それも、そのままだとメンバーが使えるようにはならないので、適当にみんなが使えるようにサービスを組み合わせたり、使い方を工夫したり。

ある種の「ローカライズ」が必要。言語の翻訳じゃなく、メンバーが使いやすいように工夫する。しかも失敗は出来ない、一度でも失敗してしまうと、「工夫が悪かったんじゃなくサービスそのものがチームに馴染まなかった」と思われてしまう。なかなか難易度の高い作業です。

それをするには、IT畑の人が直接地域のコミュニティに飛び込む必要があるし、自分自身ある程度中心的な立場で活動しなければいけない。

IT畑の人間に求められること

これもTwitterでつぶやいていましたが、「IT畑はいろんな層の人を置き去りにしてきた」んだと思います。ITは便利だけど、とりあえずなくても手間が増えるだけで大体なんとかできる。だからこそ馴染めなかった人はそれを使わずに自分たちのコミュニティを形成する。そうして、二つのコミュニティの溝はどんどん広がる。

ただその溝があまりにも広がりすぎると、非・ITコミュニティからの風当たりがどんどん悪くなる。現状人口的には非・ITコミュニティの人の方が多いわけですしね。

だからこそ、この溝を埋める人が必要なんじゃないかなあ。そのための一歩として、地域コミュニティに関わることがあるんじゃないかな と。
もちろん、地域コミュニティに関わるのには、特に有職者には多大なコストがかかります。活動時間帯も違いますし、お互いが理解できるような落としどころを見つけるのもまた難しい。
ただ、溝を埋めて、かつIT畑の人が快適に居座れる場所を作れるのは、今がラストチャンスなんじゃないかなと思います。


できれば、もっともっと人が増えてくれるとうれしいんですけどね。やはりそういうIT畑の人が少ないと、結局多勢に無勢になってしまう。そのためにも地域コミュニティにはもっともっとIT畑の人が欲しい。

Androidの会横須賀支部の活動もありますし、そういう人をどんどん増やしていきたいと思う今日この頃なのです。

*1:ITコミュニティなんかだと、Twitterfacebook、メーリングリストなど多方向で「その後のつながり」が用意されているため、結構つながりが持続するんですが