高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

スマートフォン懇親会

3月30日(土)には、第14回のスマートフォン懇親会を開催しました。ひとまず当日の動画再生リストはこちら。

今回はLive Shellの調子が悪く、Ustreamがうまく出来ませんでした(ビデオカメラの映像自体は撮れたので、録画自体はあげることが出来ましたが。不慣れなせいもあってカメラの位置がちょっとおかしかったですね)。次回は気をつけようと思います。


今回のお話しの流れは、と思ったらフィーネさんがもうブログにあげていたので、流れはそちらで。

もかさんの「ココチのよいスマホサイトの作り方」

Webサイト構築についてのお話し。ちょうどわたしもおんぷ村のリニューアルや別件でのWebサイト製作などを受け持っており、割とタイムリーな話題。
スマートフォンサイトについては、ページの管理方法や、サイトのデザイン、スマートフォン向けのレイアウトなど様々な課題があると思います。

ページの管理方法

ページの管理について、最近であればCMSを使ってかなり楽に出来るようになりましたが、CMSの配置自体のハードルが高かったり、そもそもCMSが配置できないサーバで運営しなければいけない場合はどうする、と言う問題はまだ起こりえます(ローカルで使えるCMSは、数えるほどあるかないか という認識です)。自分も以前その方向でアプリを考えたことはあるんですが、結局作れてなかったなあ。

もし、CMSが使えない場合。今のところ適切な方法は確立されていない と思っています。ただ、それだからこそなるべく手順を簡略化する方法は考えないとダメなんでしょうね。
バッチファイルであるとか、WSHスクリプトであるとか、Antのビルドファイルであるとか、何らかの方法で最適化をする手法を考えないといけないかなとおもいます。サイト構築自体結構大変ですから、省力化できるところはなるべく省力化しなければ。

サイトのデザイン・レイアウト

サイトのデザインや、レイアウトについては、様々な方法があり、場所ごとに適切なデザインというものは変わってくるという認識。
当日提案されていたように、Twitter風、LINE風のUIや、その他音楽プレイヤー風のUIなんかも面白そうですね。せっかくのスマートフォンサイト、様々なデザインのものはあって良いと思います。

レスポンシブWEB

わたしもこの間調べていて見つけたもの。スタイルシートのメディアクエリーという機能を利用して、横幅が一定値をこえたときにスタイルシートを切り替えるという動作を実装しています。

今回リニューアル中のおんぷ村でも試験的に適用してみています。まあ、モバイルファーストで作ったわけではないですし、フルードグリッドも一切使っていないのでレスポンシブWEBだと言えるかどうかは微妙ですが。


なお当日も話していたとおり、この手法を使うと、スマートフォンブラウザの「PCサイトをリクエスト」機能を無効化してしまいます(実際店頭のGalaxy S3αで確かめてみましたが、PCサイトのリクエストが無効化されていました)。ブラウザの実装によってはたとえば仮想スクリーンの設定を含めてPCサイトをリクエストすることもあり得そうですが、ひとまず「一般的なブラウザのPCサイトを閲覧する機能は使えなくなる」と思った方がいいかと思います。
まあ、スタイルシートで表示状態を切り替えるだけのものですし、機能を隠したりするほどのことは出来ないですが、ものによってはちょっと適用が難しいケースや、適用方法を再考しなければいけないケースもありそうです。

高見知英「スマートフォン教室体験談」

さて、自分の発表。資料は以下。

今回はスマートフォン教室の報告会ということで、おそらく今後1ヶ月かけてスピーチするプロジェクトの第1回――じゃなくて、月末予定のスマートフォン勉強会や日本Androidの会横須賀支部で話すものの導入となるお話し。


詳しくは今後もまだまだ話す予定なのですっ飛ばしますが、スマートフォン教室についてはやはりニーズもあるので、出来ればもっと色々なところでやりたい。どこかと提携してやることも含めて、検討していきたいものです(とはいえ、じゃあ誰に声をかけるの?という問題もあるのですが…)。
こうやって教室をやるというのは、こういう懇親会や、勉強会などのITコミュニティイベントでのスピーチともまた違った「しゃべりかた」をする必要があり、とても勉強になります。だからこそ、もっと回数を重ねていけばわたし自身の経験値も上がっていくところでしょう。


当日も言ったとおり、やはり「教える」ということは、資料を見せることや動画を見せることとは違います。資料や動画があるから自習が出来る、直接教えて貰う必要なんかない なんていうのはごく少人数で、やはりまだまだ手取り足取り教えないとわからない という人は多いなと思います。

自分に照らし合わせて考えて見れば当たり前で、たとえばサーバの構築であるとか、プログラムの作成であるとか、こんなに情報が溢れている今でも苦戦したり、出来なくてあきらめることも多い。それは、他のソフトウェアとの組み合わせやディレクトリ構造、サーバの場所や目的など様々な因子によりネットなどの情報をアレンジしなければいけないから。そのアレンジをするためには、普通に「使う」以上の知識量が必要になります。
だからこそ、こうやって基礎を直接「教える」というのは重要だし、まだまだ必要とされている部分は多いな と。


だからこそ、スマートフォン教室の資料も公開していきたい。そのほうがよそでスマートフォン教室をやりやすくなりますし、資料の室も良くなりそうなものですし。

雑談Pickup

最後に自分の話が終わったあと気になったところ。子どもとネットについて。いつもはスピーチに関連するところだけしか公開していないのですが、今回はこちらも公開してしまいます。

子どものスマートフォンの活用、ネットの活用、あちこちの関連サイトでも取り上げられていますが、もはや「うちの子には不要です」でシャットアウトできるような問題ではないと思う。


上の記事でも言及されていますが、たぶん学校でもIT技術やネットを活用していくしかないんじゃないかな と思います。
もちろん子どもがその後やプライベートでIT技術を活用するとは限りませんが、その選択肢はちゃんと与える必要があるんじゃないかな と。
わたしもその辺の活動をもっとやっていきたいな と思います。もちろん収入源を確保しつつやっていかなければならないので、なかなか難しくはなりそうですが。

まとめ

今回のスマートフォン懇親会では、スマートフォンの活用や、それに向けた情報発信についての話がメインでした(で、いいのかな)。スマートフォンやこのようなデバイスにはまだまだ課題が多いなあ と思います。


そしてそのぶんモバイルデバイスが持っている埋もれた可能性も高いと思う。そのためにもこういうところで色々な立場の人が話し合っていくしかないんじゃないかなあ と。

ちなみに、配信環境周り

今回は冒頭にも書いたとおり、Liveshellが不調でUstreamが出来なかったです。同じ事象は2月の日本Androidの会横須賀支部2月定例会でも起こっていましたので、ちょっと状況を見直す必要がありそうですね。

次の配信は4月13日の日本Androidの会横須賀支部4月定例会。それまでにしっかりテストをしておきたいな。


その他、何か詳細が判明したら、こちらのブログでも開示していきたいと思いますので、ご期待ください。