高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

GoogleはAPIだけ提供してくれれば・・・

昨日Twitterでもつぶやいてましたが、あんまりまともにつぶやいてなかった気がするので改めて。

IS01は、横8×縦3マスというちょっと不思議な構成のホームとか、キーボードがついてて文章を書くのが得意 という特性上、他のAndroid端末とはまるアプリが変わってきます。そんなわけで最近ちょっとマーケットを見る機会が増えているのですが、確かに最近のマーケットの状況には目を覆うものがあります。


実際に中身を見てみたわけじゃないのでマルウェアがどのくらいあるかはわからないものの、たしかに完全に無法地帯となっている。
どう考えてもカテゴリ違い(スパム?)のアプリがわんさとあったり、コメント欄などは参考になんかなり得ない程度に荒れ果てています。確かに、これを見ていると「AppleのAppStoreのような審査を」といいたい気持ちもわからなくはありません(まあ、後者のコメント欄の荒れようは審査じゃ防ぎようがないのですが)。


ただし、それでもアプリをマーケットに置く価値はある。アプリ開発者としてアプリの配布先を考える必要がないし、課金についてもあちらで対応してくれる(わたしは有料アプリ販売やったことないので、「らしい」としか言えませんが)。
そしてなによりユーザーとして、アップデートの管理をマーケットで管理してくれるというメリットが大きい。マーケットでダウンロードしたことがあるアプリであれば、アプリがバージョンアップしたときに通知が表示される。これが一番のメリットじゃないかなあと思います。そのことを意識しているのか、IS01のau one marketもマーケットへの直リンクを貼るだけ という実装になっている(まあ、そのぶん手数としては煩雑になってしまいますが)。


だからこそ、Googleはアプリの置き場とそれらアプリを統合管理するAPI(できれば特定の端末に限定されないように、WebAPIだといいですね)を提供してくれればいいのになあ と思います。
名前を指定してアプリのダウンロード画面を表示するAPI、特定のクエリでアプリを検索するAPI、作者の情報を取得するAPI。現状マーケットアプリへのインテント送信で実現できるものも多いけど、全部が実装できてるワケじゃないし、そもそもマーケットアプリ自体が入っていない端末ではこれらすべてが実現できない。

これらをAPIとして提供してくれれば、マーケットを他の企業が作ることも簡単になるし、スパムへの対策はそちらで行えるようになる。
マーケットアプリを直接実行したところで広告収入などはないのでGoogleには特に損はないような気がするんですが。そうでもないのかな。


Androidはこのへん、オープンなんだかそうでないんだかわからない。アプリという割と要になり得るものの配布&バージョンアップ&その他諸々の管理をGoogleという一企業が握ってしまっているので、いまいちそこのところオープンじゃないなあ と思ってしまいます。で、結局マーケットアプリを入れるにはGoogleからライセンスをもらわないといけないという(この辺の契約周り、自分はよく知りませんが)。
かといってみながみなAndroidマーケットを使わずに好きにアプリを配布しだしたら、WindowsやWindows Mobile、その他諸々と一緒だしなあ・・・*1


この先Androidはどう動いていくんでしょうか?

*1:確かに、そうやってアプリをAndroidマーケットを介さずに配布できることもAndroidのメリットではあると思いますが、あくまでそれが主流になってはいけないだろうな と