昨日は、勉強会カンファレンスに行ってきました。いろいろイベントが競合している日ですが、将来的には勉強会を主催する立場にもなるということでこれ一本で。
いろいろな勉強会の人と会えました、とても興味深いことも聞けました。今回は本当に実りのある一日だったと思います。
目覚まし勉強会
午前中は目覚まし勉強会と題して、方々のコミュニティの成功の秘訣を発表するショートプレゼン。
キーワードとして心に残ったのは以下でしょうか
PHP懇親会
- 会場はどこでも良い。長時間留まれる場所。
- 集まるテーマを明確にすること
- 全員プレゼンをする=全員喋らなきゃいけない環境を作る
- 席替え推奨→みんなが話すターンを設ける
全員プレゼンをする、全員が何か話す というのは、勉強会の趣旨にもよりますが良いなと思いました。やはりせっかくこうやって集まる以上、あまりしゃべれなくて寂しい思いをするのはよくない。こうやって公式にしゃべる場を設ける(懇親会の最中に自主的に人に話すわけではなく)というのは、良い案だなと思いました。
高専カンファレンス
高専カンファレンス@tnzkさんも行ってるようですし、是非一度顔を出してみたいなあと思っていたのですが、高専と無関係の人もOKなんですね。11月にも関東であるらしいですし、そのときは是非行こうと思います。
IRCを大勢で共有するためのツールはわんくまのIRCプロジェクタ表示などいろいろなものがあると思いますが、やはりあると楽しいですね。UStreamやYouTubeはほんと、やってるところ多いですね。勉強会の入り口として是非わたしもやっていきたいものです。
まっちゃ勉強会のお菓子メソッド
- おいしいお菓子をどこかにおいて、人の流れを生む
- お菓子に強い人を仲間に入れる
前々からちょこちょこ文章は読ませてもらっていましたが、お菓子メソッド、人の流れを生むというねらいがあったんですね。思いでづくりにも良いですし、地方のお菓子を出すことで地域のらしさも演出できる、いい方法だと思いました。
また、お菓子に強い人をメンバーに入れると、お菓子メソッドはやりやすいとのこと。まっちゃさんには試食してレポートをしてくれたり、大量の受注(50個とか)に耐えられるかの確認まで行ってくれる人までいるとか。すごいなあ。
勉強会で使える笑いのテクニック
- 失敗を予想して対策を先に考える
- 話のネタが切れたときの案を考えておく
- 見えてるもののことを言う
- 即興アンケート
- 今の心境
- 笑いやすい環境を作る
- 話のネタが切れたときの案を考えておく
- 前説の意味
- 笑わせる必要はなく、笑いやすい状況・話しやすい状況にする
- 初めての人対策
- 座る場所をグループ化する
- 将来の志望別、着てる回数別
- 勉強会→後説→質疑応答 という流れで、参加者に質問を用意する時間を作る
笑い、ほしいですね(わたしがわんくまで発表をしたときに、とれなかったものですが・・・)、はじめに笑ってもらえれば、やってる側も話が進めやすくなりますし、その後の話も浸透しやすくなるでしょう。
席グループを作るとか、笑いやすい雰囲気を作るとか、セッションをやるときには参考になりそうな話です。わたしも次に登壇するとき、勉強会を開くがわになったときには気をつけたいですね。
勉強会カレンダー
- 開催者としては・・・
- 日程調整・告知ツール
- 参加したい人としては・・・
- イベント探しのツール
- 巡回方法は?
- イベント開催管理ツール
- ATND
- 告知's(ソース公開)
- 京都cotocoto
- アンケートツクレール
- 活用方法
- 情報が多すぎて、使う側としては結構迷う
- ITカレンダー検索
- そのほかのデータベースと交えてツールを作る(わたしの発言ですが)
- 情報が多すぎて、使う側としては結構迷う
IT勉強会カレンダー、いつもお世話になっています。イベント開催管理ツールもこんなにたくさんあるとは、びっくりしました。
アンケートツクレール 今回の勉強会カンファレンスもこれを使ってますが、携帯電話用の簡易ページも作ってくれるんですね、これは結構良いかも。学校にも教えようかな。
社内勉強会
午後の最初のセッションは、社内勉強会と題して、実際に社内で勉強会を開いた人たちのノウハウ紹介。
わたしは、会社とコミュニティ活動はまったく別の人ですが、意外と上司の許可が下りやすいという事例が多かったのは意外でしたね。勉強会というものは知れば知ったで興味がある人って結構多いのかもしれません。
また、一般の勉強会に役立つエッセンスもいろいろ
- 勉強会を作ったからこそ、人が集まる
知英知恵が集まる- 想像出来ない因果関係が生まれる
- 一人に起きた変化がやがて周囲や世界を変えるかも・・・
- 勉強会ネタとしてよく人が食いつくもの
- 興味があるけど未経験なもの
- 人には聞きにくい、基本的なこと
- ○○の中身見せます 的なもの
勉強会から生まれるものについては、いままでもわんくま勉強会などで見せてもらいました。人が集まり、知恵が集まるというのはとても頷けます。
わたしも、もっといろんな人を勉強会に誘っていきたいですね。
勉強会がつなぐ世界
IT勉強会と法律
IT勉強会というのは、意外と法律でも保護されてる(というとおかしいかな?)という話。法律には教育基本法から派生したものとして社会教育法というものがあり、その中に勉強会も入るのではないかと。現に今日ビアバッシュ前まで出席の国舛さん主催の横へななどでは公民館を使っていますし。
――そういえばわんくまの@masaru_b_clさんのイベントもそうだったかな。会場費を折半して使えば結構気軽に使える場所も多いですし、良いと思います。
それから、質疑応答の場では、学生と勉強会とのつながりについての話も。わたしもなんどか先生にはコンタクトをとっているのですが、実際にうちの学生をコミュニティでみかけたことは(認識出来た限りでは)なかった、学生と生徒に温度差があるんじゃないかと思います。
もっとわたしも学生とコンタクトをとってみないと。学園祭とか、校友会幹事の特権(?)を活かして。
勉強会大会議(ビアバッシュ 一次会)
最後はビアバッシュということで、勉強会の悩みを打ち明けたり答えたり。まあ、それでも半分以上はふつうに懇親会でしたが。
会議にしては会議として参加してる人が少なすぎたのがちょっと残念?ここはビアバッシュと一緒にしなくても良かったのかもしれません。
なにはともあれ、話しのネタになったところまとめ。
平日勉強会に金曜日が少ないのはなぜ?
わたしの受け取っているMLの感覚からして、平日勉強会の開催日って金曜日が少ないなー と思ったので出した質問。
はなずきんさんの話だとやっぱりその通りみたいで、金曜日と、なぜか火曜日が少ないらしい。
理由は、会社の飲み会などと被るから、懇親会の場所が押さえづらいということ。なるほどたしかに、会社の飲み会などといえば金曜日ですからね、そうなると難しいのかな。
でもうちみたいに南のほうで仕事をしてると、東京で平日夜イベントやられても行けないんですよね。無理することも出来なくはないですが、帰る時間も心配になってしまう。金曜日ならちょっと無理してでも行けそうな気はしますが。
うちも平日に何か出来ればとは思っているので、そのときはなんとか金曜日を確保したいですね。一月前から会場を押さえるくらいの気持ちで。
若い人を集めるノウハウ
先にも書いたので割愛。いままでわたしは先生にコンタクトをとったことは何度もありますが、たぶん学生までは届いていないでしょう。
学生と生徒の温度差というのがそこで、生徒は情報が欲しくても、先生は特にそんな情報欲しいわけじゃないから下まで展開されないんですよね。
できるだけ学生に直接コンタクトをとる、できればTwitterなどでも話せる人がいればベストなんですけどねー。
年配者を集めるノウハウ
これはちょっと驚きでしたが、地域の広報誌などに載せてもらうこと。あとは、実際に年配の人に登壇など積極的な活動をしてもらうこと。
やはり外から見ている年配者は「若い人がやるイベント」という考えを持ってる人が多いらしく、それをどうにかして解きほぐす必要があるんじゃないか ということです。
懇親会予約の際の人数
これは以前中さんに聞いたとおり。飲み放題だけ追加出来るお店を探し、ちょっと少なめで予約、必要なら飲み放題追加 っと。
この間の上大岡オフみたいな小規模イベントならセットを頼まないという手もあるんでしょうけど、やはり勉強会のような規模の大きいところだと難しいんでしょうね。
二次会
ビアバッシュが終わり、もちろん二次会にも参加。今回は本当にたくさんのコミュニティの人と話せて、楽しかったです。みんなビアバッシュでもそれなり食べたのに、よくまああんなに食べられるなwわたしは食事はそれなりに、とにかくいっぱい話しました。
ちゃんと磯クリの話もしたし、今後の磯クリにつながってくれると良いですね。
全体的な感想
前説、おもしろかった!
わたしは会場に着くまで若干迷ってたので朝の前説は見られなかったのですが、まっちゃさんと芸人社長さんの前説、本当におもしろかった。
打ち合わせなどは特にしてないらしいですが、本当に話の流れが上手くて、会場を沸かせるのも上手い。見習いたいなと思いました。
今回の勉強会のテンポの良さは、このお二人のトークもあったんだなと思います。わたしもそのスキルが欲しいなあ。
ハイフォーのついでに話しも持ってって
そういえば今回(特にビアバッシュ以降)特に有効に使わせてもらったアイテムが、Pokenでした。
確かにコミュニケーションツールとしては賛否両論ある*1と思いますが、なによりよかったのは、Pokenでハイフォーした後、そのまま名詞を渡し、そしてそのまま会話につなげる という技が使えるということ。
ハイフォーした時点である程度相手との間合いが詰まってるので、そのまま話が始めやすいんですよね、名刺があればそこから話をつなげることもできるし。ほんと、これはPoken様様だなーと思いました。
とりあえずわたしには磯子クリエイティブチームというキーワードもあるし、そこから話が始めやすい。ほんと、コミュニティ活動で動く人は、特に話し込みたいネタがある人は、Poken持ってるといいなと思いました。まあ、相手もPoken持ってなければ話になりませんがw
名札はやっぱりデカい方が良い
今日は名札カードに自分の名刺を入れてる人が多かったですが、やっぱりぱっと見て名前がわかる人は珍しい。やはりわんくまのように大きい文字で書いてもらうか、わたしみたいに名札専用でデカいのを用意するかしないといけなさそうですね。
遠くからでも目立つように、何かアイテムを持っておくと良いのかもしれないです。帽子を被るとか、変人と思われない程度で(まあ屋内で帽子を被ってる時点で微妙かもですが)w
こういうイベントでは体感温度より2℃くらい暑くなると思って準備するといい
何度も思ってたくせに忘れてました・・・。こういうイベントでは長距離の移動や乗り換えの際走る、屋内でも人が多いし移動が多いなど、何かと動くので暑くなりやすいですね。
今回はあまり屋内冷房が効いてなかったのでちょっと暑かったです。
(特に立食式の)懇親会は、とっとと食べて話に専念
今回立食式なのはビアバッシュが相当しますが、コップを持って、食べ物を持つと、名刺交換もPokenも出来なくなってしまいます。
名刺交換は重要なチャンスですし、食べるものはとっとと食べて、話に専念した方が良いですね。飲み物は持ち歩けるなら持ち歩いた方が良いですが(やはりのど渇くので)。
NAVITIMEを信用しすぎてはいけない
NAVITIMEって結構新しめの建物には弱いようで、今回の会場のOracle青山本社も、あとは先週のMozillaのイベント会場のベルサール西新宿も表示出来ないんですよね(住所で検索すると行けるには行けますが、若干ずれてしまうのではじめていくところのナビには向かない)。
今回NAVITIMEの情報に頼りすぎてしまったせいで、乗り換えもうまくいきませんでした。次回はちゃんとGoogleマップや会場サイトのマップなどを見た上で行動計画を立てた方が良いですね。
以上でしょうか。「伝説の」を目標として開催されたこの勉強会カンファレンスも大盛況で終わりました。本当に、今後も思い出に残るカンファレンスになると思います。
最後になりましたが、今回会場を貸して下さった&途中社内見学というむちゃまでさせてもらったOracle様、ありがとうございました*2。
*1:即時にタグを貼ったりすることが出来ないとか、入力出来る項目にやや制限があるとか。せめてWindows Mobileに対応していれば少しは違ったんですが(メモ欄は自由に書けるようですし)
*2:ブログにリンク張ってねー という割にはその旨がどこにも書いてなかったw 張って欲しいURL違うかもしれないけど良いよねー ということで