読み終わりました。
- 作者: 内田康夫
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2003/09
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (3件) を見る
途中卒業研究などが入ってかなり途中が飛んでしまいましたが、今回はなんだかずいぶんオープンな感じがして、読んでいて風景を想像でき、楽しかったです。物語の舞台である京都は一応立ち寄ったことがあるからかもしれませんが、なんだか身近な感じがしましたね。
今まであまり知らない考古学という分野にも、軽くふれることができましたし、勉強にもなったと思います。
ところで、このお話では、「邪馬台国」はどこにあるのか――いわゆる邪馬台国論争がベースにあります。舞台が京都というだけあって、もちろんこのお話も、「邪馬台国畿内説」の上で進みます。「邪馬台国畿内説」のバックにはこんな裏付けがあったんですねぇ*1、いやあ、邪馬台国がらみのお話といえば自分も一応書いたことがあるだけに、自分の無知があまりにも恥ずかしく思えてしまいます*2。
公表当時は連載で*3こんな長編を書いていたなんて、全く感心しますね、わたしにはとてもまねできそうにないです。