組み込み用のスクリプト言語というのも、いくつかありますね。
DelphiではDMonkeyやPPA。C#では…そもそもC#をスクリプトとして用いることが出来ます。ほかにも、標準入出力を駆使してPerlを自アプリ用スクリプトとして使ってるソフトもありましたっけ。
DMonkeyなどはオブジェクト指向のスクリプト言語ですね、対して、PPAやPerlは、非オブジェクト指向――手続き型言語です*1。
わたしが見た感じだと、こういう小規模なスクリプト――しかも、プログラミングなんて全く知らないユーザーが使うこともある環境では、手続き型言語の方がいいかなと思っています。なぜならやはり、オブジェクト指向言語というのは習得に時間がかかるから。
手続き型ならば自ずと使う関数も絞られてきて、不必要な部分は全く見なくてもプログラミングできます。逆に、オブジェクト指向ならば、各オブジェクトをオブジェクトたらしめるためにも、オブジェクトは最低5,6コくらいはメソッドを持つことになるでしょうから、覚えることも多めです。
でも、ちょっと乱暴な言い方ですが、入力補完のない環境下では、オブジェクト指向といえども、関数名に.がつけられるだけの手続き型言語になっちゃうでしょうか*2?
それなら関数名に統一性がもてるし、その後の発展性もある、オブジェクト指向に軍配が上がるのかな。
*1:実際にはPerlはオブジェクト指向言語ですが…、簡単な処理だとオブジェクトを使うことなんてほとんどないので、とりあえずここでは手続き型と分類しておきます
*2:継承の仕組みはオブジェクト指向にしかないですが、そもそも小規模なスクリプトにおいて、そんなものが出てくるかどうか疑問ですし