高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

Windows10 1511バージョンになってできるようになったこと 個人的に好きな順

このブログはWindows10 Advent Calendar 2015 - Adventar3日目の記事です。

さて、三日目は話題が変わってWindows10についての話。今回は先月行われた中規模アップデート、バージョン1511について。

バージョン1511では、結構いろいろな点が変更されました。詳しいところの解説は他の記事におまかせするとして、ここでは個人的に自分が気に入った順でいくつか新機能を紹介してみます。

コルタナさん

まずはこれ。iPhoneのSiriやAndroidGoogle Nowのように、すぐ呼び出して使える音声アシスタント、Cortana(コルタナ)が標準搭載になりました('いままでもWindowsには音声認識がついていましたが、専用のコマンドをたくさん覚えないと使えない上、セットアップに結構面倒くさい手順が必要なため、気軽に使えるというようなものではありませんでした))。1511バージョン時点ではまだ対応しているコマンドは多くなく、うまく動かない動作もありますが、とりあえずよく使う最低限の機能はサポートしているな といった感じです。なお、コルタナの設定で「コルタナさん」と呼びかけると自動的に起動させることも可能ですので、作業しながら即コルタナを表示 ということもできて便利(呼びかけ以外では、Win+Cか、タスクバーのコルタナアイコンより起動可能です)。

自分がコルタナの機能で使っているのは、以下です。
・アプリを起動する機能「○○を起動」
・天気を表示「○○の天気」
・予定を表示「○○の予定を表示」
・音楽を再生「○○を再生」

アプリを起動

アプリを起動する場合には、コルタナを起動して、「アプリを起動」と指示する。たとえば「Evernote Touchを起動」、「電卓を起動」など。たまに失敗することもありますが、漢字やアルファベットを使ったアプリ名も、うまく推測して起動してくれるようです。

なお、たとえば「Evernote」などのように、同じ名前のアプリが複数ある場合(Evernoteの場合、デスクトップ版のEvernoteと、ストアアプリ版のEvernote Touchがある)、どちらのアプリを起動するのか、番号で選ぶよう質問されます(現時点の実装では、この選択を記憶してくれるわけではないので、毎回この質問をされます。一応こちらについてはWindowsフィードバックで要望中)

天気を表示

こちらはあまり説明することもないですが、「今日の天気」や「明日の天気」などの質問で今日の天気を表示してくれます。iPhoneのSiriやAndroidGoogle Nowと違って、1時間ごとの天気予報や気温推移などの詳細情報は表示してくれませんが、とりあえず出かける前の参考程度には使えます。
自分もたとえば出かける前の着替え中に、「コルタナさん、今日の天気は?」などと聞いてます。

予定を表示

こちらは「○月○日の予定を表示」と質問すると、その内容を読み上げてくれる機能。現状プリインカレンダーで表示しているかどうかに関わらず、同期しているカレンダーの予定をすべて読み上げるようになっているようです(こちらについても要望中)。

ただ、PCで作業中急に他人に予定を聞かれたときなど、日付の予定をいちいちカレンダーアプリを起動することなく確認できるので、結構重宝します。

音楽を再生

最後に音楽の再生。こちらはたとえば「おやすみプレイリストを再生」など、プレイリストや楽曲名を指定することで、その曲をプレイヤーで表示します(アプリによってはそのまま再生もしてくれそうですが、とりあえずGrooveミュージックでは再生してくれませんでした)。

こちらはそれほど使う機会は多くないですが、PC席に座りながら直接指示できるので、別室に移動していた時などにはときどき利用しています。

現状の課題

現状の課題について。Windowsフィードバックアプリでは結構たくさんかかれていますが、やはり以下のようなところかな
・音声が統一されていない(流暢にしゃべってくれるものもあれば、わりとたどたどしい合成音声でしゃべってくれるものもある)
・質問に失敗したとき(誤認識したときなど)に、必ずブラウザでその単語を検索してしまう
・プリインアプリに対応していない音声コマンドが結構多い(「音楽を停止」など)
・肝心の「コルタナさん」の認識精度が結構いい加減(呼んでも返事してくれなかったり、呼んでないのに起動したりする)
・コルタナを起動するコマンド(キー入力なり音声なり)はあるけど、終了するコマンドがないので、コルタナパネルの×ボタンを押さないとコルタナが終了しない

全体的に

問題はあるものの、音声認識が気軽に使えるようになったというのはとても便利で、アプリを起動するときにスタートメニューを探すという手間を省けるのは、凄くどうでも良いことですが案外楽です(どうせ「コルタナさん」が認識されなかったとしても、Win+Cで起動しますし)。
あとは、着替え中や離席中など、手を離しているときにPCを利用する準備ができるというのは結構楽ですね。

また、アプリの起動やコンテンツの操作など、基本的にスマートフォンタブレットとは比べものにならないほどコンテンツを大量に保有するPCだからこそ、このようなアシスタントの相性はなかなか良いですね。

軽く見たところAPIもあるようですし、おいおいそちらもいじってみたいところです。

スタートメニューのタイルから、直接ジャンプメニューが表示できるようになった

次にこれ。今まで(Windows 8も)では、最近使ったファイルの一覧やピン留めファイルなどの情報に直接アクセスできる、ジャンプリストにアクセスするには、タスクバーにアプリをピン留めする必要がありました。

これが1511になって、スタートメニューの右クリックメニュー(タブレットの場合、長押し→…メニュー)からアクセスできるようになりました。このためタスクバーは完全に「よく使うアプリ」だけを選んでピン留めできるようになりました。これはとくに画面の幅が狭く、ピン留めできるアプリが少ないタブレットや小さいノートPCでは便利。

ぱっと見でバージョン1511適用済みかどうかを見極める方法

さて、パソコン教室などをやっていると気になるポイントはこちら。持ち込まれたパソコンにバージョン1511が搭載されているかどうかを見極める方法。

とりあえず、とくにいじられてない限りは以下の方法でチェックが可能
・タスクバーコルタナアイコンがあるかどうか
・スタートメニューを表示したとき、officeタイルの背景が原色かどうか(1511になって若干黒みを帯びた色に変更されたようです)
・電卓やアラームなどプリインアプリのアイコンが大きいかどうか(1511になって一回り程度アイコンが大きくなっています)

最初ので判断できれば一番楽なのですが、(アイコンではなく)検索ボックスが表示されているとコルタナアイコンが見えないので注意が必要です。

たしかに不都合は少なくないけど・・・

Windows 8までと比べると、開発期間が短いということもあってか、全体的に不整合のある箇所や、使いづらい部分、ここはもうちょっとかえたほうが・・・といった部分が多いように感じます。ただ、初期の(1508バージョンの?)Windows 10に比べたら確実にバージョンアップしていると思いますので、まだ様子を見ている人はあげちゃっていいんじゃないかな と。

また、既存の問題については、Microsoftの人もWindowsフィードバックを見ているようで(と、先日のAndroid Bazzer and Conferenceでは言っていた)すし、実際に自分の要望が反映された例もありますし、逐一要望をあげつつ静かに様子を見るしかないですね。