読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

記憶力と年齢

地域教室

現在自分は、以下の場所で継続的にパソコンなどの教室を行っています。

  • 浜小学校コミュニティハウス
  • ふらっとステーション・とつか

先月から偶然、午前は浜小、午後はふらっとで教室というスケジュールが続いており、あわただしい反面予定が同日に集中してくれるので助かっていたりします。

さて、こうやってパソコン教室等でいろいろな人(ほとんどの場合、高齢者)と話していると、よく聞くことばが「高齢で物覚えが悪いから・・・」という言葉。まあ、自分自身そんな高齢な人と(コミュニティカフェ以外で)話す機会がないので実際記憶力と年齢にどの程度関係があるのかはわかりませんが、なんかちょっと違うんじゃないかなー ということが結構あったりします。

違和感を感じる理由は、以下のようなもの。

それでもパソコンやスマートフォンをある程度活用している方の存在

自分もあんまりアンテナを強く張ってるわけではありませんが、まず自分が教室で出会う方と同じくらいの歳の方で、PCやスマートフォンをある程度活用している方がいるということ。

たとえば各区にいるパソコン関係のコミュニティとか、スマートフォンを使うコミュニティとか。ああいうところにはそんなに幅広くとは言えないもののパソコンやスマートフォンを活用している人がいます。

パソコンについては昔からあったものなので、前職の流れで何となく・・・という方もいらっしゃるとは思いますが*1スマートフォンとなるとさすがに仕事の流れはあり得ない。そういう人は特別に記憶力が優れているのか?というと、そういうわけではないはず。

記憶の総量の問題?

では、記憶できる量の問題なのか?高齢になると記憶できる総量の限界があって、パソコン等デジタルツールの使い方が覚えられなくなるのか?というと、どうもそれも違いそう。

というのも、活動の活発さで言えば、むしろデジタルツールを使っているコミュニティの方が活発だったりする。しかも、パソコンに限らず、手芸や作曲など、多方面に活躍しているケースも珍しくない*2

物覚えがよくないのは、高齢者に限った問題か?

この辺について気になるのは、「自分がなにをどう記憶しているのか」という問題。 実際、自分だってデジタルツール関係のことはすぐ覚えるけれど、何度やっても覚えないことは、いくらでもある。 たとえば、家事について。自分は母と暮らしていますが、おつかいの買い物や家具の扱いについて、同じことを何度も忘れて怒られることはとても多い。

ほかにも、地域などで自分よりちょっと年上の人と話す機会は多いですが、自分の活動に関連することはすごくよく覚えていても、ほかのことを忘れている人は少なくない。別に高齢だから、特に記憶力が衰えるのかというと、そうでもないんじゃないかなあと思うのです。

そこで、個人的な仮説

個人的には、自分のいままでやってきたことと同じか、近しい分野のことはすぐ覚えられるし、そうでない分野のことを覚えるのは大変 ということなのかな と思っています。もちろんそれまでの積み重ねとか、ベースとなる知識のあるなし(たとえば、パソコンの基本操作や仕組みがわかっていると、スマートフォンタブレットの使い方を覚えるのが早いとか)とか、そういうのが記憶に関連しているというのはあると思いますが、そうでなくても「いままで自分がやってきたこと」からあまりにもかけ離れたジャンルの分野は、覚えづらい。

だから、折り紙などの手芸を行ってきた人は、裁縫など手芸に関することはすぐ覚えられるし、そう簡単には忘れない。ただ、それとは対局に位置する、デジタルツールの扱い方とか、機械の取り扱いについては、なかなか覚えられない。 そして、自分のようにデジタルツールばっかりさわってきた人は、関連するプログラミングや機械関係についてはある程度すんなり覚えられるけど、逆に手芸や調理、家事についてのことは覚えづらいし忘れやすい。そこにはあんまり、年齢とかそういうのは関係ないんじゃないかな・・・。 教室をやっていて、そんなことを感じました。

関心の問題もあるかも?

ソースは忘れましたが、以前「物事をなかなか覚えられないのは、その分野に関心がないから」という話も聞いたような気がします。ただし、それはそう簡単な話ではない気がする。

実際じゃあ、教室で自分のところにくる人たちが、デジタルツールの活用に関心がないかというと、そういうことはない(はず)。参加する人たちだって、デジタルツールを使ってやりたいことがあり、その使い方についてはある程度関心があるものだと思いますが、それでも覚えられないものは覚えられない。となると、ただ「関心がないから」だけではないのかな という風には思います(もちろん、関心の有無もあるとは思いますが)。

まとめると・・・

結局、覚えるかどうか、理解できるかどうか って、案外年齢関係ないな と思っています。もちろん年齢による問題も多少はあるかもしれませんが、そんなに大きな要素ではない。 年齢によって衰えるものって、たぶんいろいろありますが、こと精神面においては案外衰えるものって少ないんじゃないかな・・・と思った次第。

だからこそ、覚えられないのには別の理由があるわけで。それはベースとなる知識がないからかもしれないし、考え方が違うのかもしれない。ただ、年齢のせいにだけはしないほうがいいぞ と、来て頂いたかたと話していて思います。それはお互いにとってもいいことではないので。

*1:そのせいか、高齢者男女や専業主婦が多い地域コミュニティ団体の中で、パソコン関係だけは高齢男性が圧倒的に多い

*2:自分が知っている中では、栄区のパソコン村なんかは、MIDIFlash、CGアートなど、いろんな方面でパソコンを利用していました