読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

プログラミングは料理

プログラミング

最近自分は、「プログラミングとは料理のようなもの」というたとえをよく使います(以前は「プログラミングとはパソコンの世界の魔法のようなもの」という例えもしたのですが、それだとゲームなどで魔法というものになじみがない人には伝わらないので…)。
というのは、プログラミングでは、同じものを作るにしても、作り手の考え方や癖によって大きく中身や挙動が変わるという性質があるからです。手慣れた人なら他人のソースコードを読んでも誰が書いたかわかるといいますしね。

その他にも、料理と同じく、プログラミングを生活のためなど、何かの「手段」として行う人もいますが、料理と同じように、「プログラミングによって何かを作る」という過程を楽しむ、「目的」としてプログラミングをするという人もいるという点。これも、料理と同じような側面の一つではないか と思っています。それら二つの意味を込めて、自分は「プログラミングとは料理のようなもの」と例えています。


パソコンそのものにも同じようなことが言えると思っています。パソコンを何かの活動でものを表現するための「手段」として使っている人もいれば、どちらかというとパソコンを活用することを「目的」としている人もいる。ただ最近時々、この考え方が逆の人のことを気にしていないなあ という人をたまに見かけて、違和感を感じることがあり、ちょっと書いてみました。
具体的には、何かの目的を達成するためにパソコンを使う人が、パソコンを使うことが目的化している人のことを否定したり、プログラミングをすること自体がある程度目的化している人が、プログラミングを手段としてしか見ない人を理解しようとしなかったり。そういう考え方の違いを受け入れられず、お互い協力し合えない というのは、勿体ないなと感じます。


プログラミングもパソコンも、料理と同様に何かを達成するための手段であり、同時にそれをすること自体が目的にもなり得る。お互いがお互いの存在を知り、その存在を否定しないことが重要なんだろうな ということを最近思っています。

片方の人たちだけが集まっていると、うまくいかない?

現在「プログラミングやパソコン――いわゆるデジタル技術を手段として捉える人たち」のコミュニティ(いわゆる地域に根ざして、地域課題解決のために活動するコミュニティが、こちらに該当するかもしれません)と、「デジタル技術を、目的として捉える人たち」のコミュニティ(シニアのパソコン活用コミュニティや、IT技術系のコミュニティなどが、こちらに該当するように思います)は、まったく別々になっていて、おたがいあまり交流がないように感じます。そのほか地域課題解決のためにデジタル技術を活用しようという、さくらWORKSのようなコミュニティもありますが、参加者間のデジタル技術への認識の違いからか、どうもそんなにうまくはいってないように感じます。
f:id:TakamiChie:20150322010713p:plain

ただ、たぶん、お互いがお互い、全く別のフィールドで活動しているだけでは、できるものに限界があるように感じています。
課題を解決するための「手段」としてしかデジタル技術をみない人たちだけだと、ツールを楽しく使える仕組みができなかったり、無駄を省いてより効率化しよう(そのために、今はちょっと面倒な手順を踏もう)という発想が今ひとつ生まれない。
かといって、デジタル技術を使うことが「目的」である人たちだけだと、効率化や省力化、デザインの良さは徹底されるものの、自分たちが使って楽しいものばかりに主眼が置かれがち。
両方の人がお互いの存在を知って、その上で協力し合えればよりよいものができるのではないか。とはいえそういう場所はまだ、少なくとも自分の身の周りにはないなあと感じています。


だからこそそういう「双方の人が居やすい」場所を作ること。たぶんそれはデジタル技術の利用を、「ある程度目的として」捉える人のことを知っている、自分たちにしかできないことなんだろうなと思っています。

中間の立場の人がいられる場所を

ところで自分はどっちだろう?プログラミングは手段?目的?

自分の場合は、ちょうど中間かなと思っています。プログラミング自体が楽しいと感じることもありますし、目的に近いこともあるけど、やっぱり最終的にできあがったものを使いたい、プログラミングは手段だと考える自分もいます。

でもだからこそ、プログラミングが8割以上目的化している人とは、どことなく話が合わないときがある。もちろん話が通じないわけではないんですが、みんなが熱意を持つポイントがわからなかったり、こちらの気持ちがわかってもらえなかったりということは、少なくない。

双方の人が居心地の良い場所を作れば、ひょっとしたら自分も居やすい場所ができるのではないか。そう思います。

今必要なのは、場所づくり。

だからこそ今必要なのは、場所づくり。それも地域の人たちだけが作る場所じゃなくて、自分たちデジタル技術を目的として使う人も、一緒に場所を作る必要がある。

最近プログラミングと街づくりの話をしていて、そう思いました。