高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

スマートフォンは素うどん

スマートフォンってな丸亀製麺みたいなもんで、具はこっちが選ぶから、取り敢ず素饂飩が欲しいわけですよ。処が日本のメーカーときたら、勝手に肉を入れたり天麩羅を入れたり…

日本のメーカーって、素うどんで金を取るっていう真っ当な商売から外れて「素うどんをほぼタダで売って、代わりに肉やてんぷらを売りつけて儲ける」みたいなビジネスモデルに依存してきてるからなぁ。

ちー たんぶらー

スマートフォンは素うどん というたとえは、最近思い出してその通りだよなあ と思います。まあ、素うどんでは食べづらい人もいるので多少の味付けをしたバージョンも出すのはアリだと思いますが(だからといって素うどんを販売しないというのもまたおかしい話です)。


テキストエディタなんかと同じで、頻用するものに関わる要望というのは、星の数ほどあります。文字数を表示したいとか、プログラムソースを開いていたら実行したいとか、構文チェックもして欲しいとか。
それと同じで、スマートフォンのように常時携帯する機器には、人の数だけ要望があってもおかしくない。

だからこそ本体は素に近い環境で、自分が欲しい機能を組み合わせて使うのがスマートフォンなんじゃないかなー。そのためにも、スマートフォンには(時にはPC以上に)豊富にAPIを用意して、アプリケーションプラットフォームとして動作することが求められるんじゃないかな。


スマートフォンにおいて万人に「最高の環境」なんてのは(少なくとも1社では)絶対に実現出来ない。いろんな人が使って、場合によってはアプリやサービスが作られて、それでやっと最高の環境になり得る可能性が生まれる。不完全でもとりあえず出さないと「よりよい環境」になることすらない。

Windows Phone 8の日本投入時には、1人1人のアイデンティティに基づきパーソナライズされた最高の体験を提供する

Windows Phone 8日本投入時には「最高の体験を提供する」――バルマーCEO - ITmedia ニュース

・・・のですが、CEOがこんなこと言ってるのを思うと、通信事業者や端末メーカーはもとより、OSメーカーすらそのことを考えてないんじゃないのか?とか思う今日この頃。その他にも、GoogleGoogle+だの、Playサービスだの、プリインアプリを増やす傾向にあったりするし。