高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

ブロガーサミットに行ってきました。 #ブロガーサミット

少し日が経ちましたが8月24日(土)には渋谷で行われたブロアーサミットに行ってきました。正直自分が出るようなイベントではなかったかなー とは思いますが、「ブログでの情報発信を主に行っている」ような人は何を考えてるのかなー と気になったので。

内容

内容は、ブログでの情報発信が中心の生活を送っていたり、ブログという仕組みが流行りだして間もない頃からブログに関わっている人たちのパネルディスカッションを6回。7時間のイベントに6枠突っ込むという割とむちゃくちゃなイベントでした。

細かい内容については、Twitterでたくさんつぶやかれているようですし、まとめ記事も上がっているみたいなので省略。


奇妙に感じたのが、「10年間何をやってた?」という質問に、みんな「ブログ」をやってた と言うんですよね。「○○な情報を出してた」とは言わずに。

場所が「ブロガーサミット」だからみんな配慮したのかな?とも思ったのですが、なんというか奇妙。情報を出すことを主にやっている人がそこをぼかすだなんて。

いつもどおりのIT業界

話を聞いていたり、休憩時間をみていたりすると、本当に「いつもどおりのIT業界」だなあ という感じ。

参加者も他のイベントですでに知り合い同士になっている人が多かったようで、その人達はその人達で仲良くしているけど、それ以外の人は結構孤立しているなあという感じ(港南台タウンカフェなど地域のイベントでは、知り合い同士は多いにもかかわらずそういうことはあまりない)。

懇親会でも、メインディッシュがチキンという問題*1はありましたが、なんとも「いつもどおりのIT業界だな」という感じがします。まあ、チキンについては今回スポンサーになって頂いているようですので、あまり強い物言いは出来なかったのでしょうが。

ま、1000人規模の大イベントでしたから、ここで知り合いを増やそうとかそういうことを考える余裕はなさそうですが。ただ、プログラマとかWebデザインとかの分野以外もそういう性質があると分かったのは、ちょっと残念。

結局 どこに落としたかったのか?

これを言い出したらキリがないのかもしれませんが、どうしても気になったので。

今回のイベント、どういうオチを目指したかったのか。来場者に持って帰って欲しかったのはなんなのか。それとも、ただブログというものができはじめて10年だから総決算したかっただけなのか。


総決算という意味では、まあ、成功はしていると思います。今回結構ブログを書いていて有名な人が結構登壇していましたし、その人達の意見を記録出来た というのは、価値がある。

ただ、来場者に何を持って帰って欲しかったのか というと いまいち何だと言いがたい。交流関係を増やして欲しかったのか?それともブログをより長く続けるコツを伝えたかったのか?

交流関係だとしたら、大いに失敗している気がします。そもそもプログラミングであったり、DTMだったり、絵であったり、インターネットベースで創作活動をやっているような人はとにかく群れやすい。それをどうにかするための仕組みは、ちょっと足りなさすぎたかな と思います(そもそも、1000人規模で人を呼んでおいてそれはないだろう という気もする)。

ブログを続けるコツについては、Twitterを見ている限りブログを始めて間もない人には響いていた模様。ただ、このイベント、どちらかというとブログ歴がとにかく長い人たちが多かったし、それを「来場者に一番持って帰ってほしかったもの」とするのはちょっとなあ・・・ という気もします。

全体的に見ると

まあ、10年経った総決算として、いろいろな活動をしている人の話を聞けたのは良かったかな と思います。

ただ、どちらかというと、「これからブログを始めてみようかな」という人へのアドバイスになっているところが多く、ずっとブログを書いている人にとってはそんなに「これは」というところはなかったように感じました。

あと、あくまでこれは「ブログを書いたことによって成功した・有名になった人」の言葉であって、自分もあのようなサクセスストーリーを紡げるとは考えない方がいいかな と(「新しいことやって半年間は孤独ですよ」なんて言われてましたが、分野によってはそんな短時間ではなんともならない)。

おまけ

話の最中、こんなコメントがありました。


自分もそう思って書いていきたいですね。文章の書き方も含めて。

*1:チキンはカニと同じで、食べるのに集中してしまって会話が進みづらい、いわゆる「チキン無口」が発生する(特にカニと違って骨が刺さって怪我をする可能性も高い) と、個人的には思います