高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

地域とITの壁

Twitterでぼやいたネタより。


近日開催の自治会総会のレジュメを読んでいるときのこと・・・。

何よりも日常的にご近所同士のお付き合いを深めるため、自治会の運営や行事に積極的に参加することを心掛けてください。

(原文ママ。なんか日本語的に微妙なところも原文ママ)
ええっと、ちょっと待って。自治会の行事って9割以上ド平日なんですが。普通に平日遠方で勤務してるサラリーマンとかの人はどうしろというのか。


これに限った話ではないですが、地域のイベントってとにかく平日が多い。
まあ、土日は土日で子どもと遊ぶとか色々用事があるだろうし仕方が無いとはいえ、それでいて「積極的に参加することを」もないと思う。
いちおう、土日開催のイベントもないわけではない。ただ、1日ウォーキングだったり○○バスツアーであったり、1日単位で時間を使うものばっかり。これではメリットがあるかどうかすら分からないイベントに貴重な休みを消費して参加する というのはやりづらい。

いつから地域の交流はここまで高コストになったのやら。特にインドアの仕事で外出る機会が少ない人や、勤め先が遠方で地元にいる時間が少ない人。
残った時間を地域に充てようとしても、そもそもそんな時間にやってるものがない。
それは疎遠になろうものです。


地域とITコミュニティとの接点を作ろうと行動してしばらく経ちますが、ITと地域のつながりを薄くしているのはITコミュニティだけでなく、地域側もなんだろうなあ とつくづく思います。
本当なら時間も空間も飛び越えてコミュニティを繋げられるのがITの力・・・なのだと思いますが、その力が全く活きてない。
ここは本当にITが進歩した時代なんだろうか。
進歩したITは地域のつながり作りにも会えない間の補完にも、何一つ使えないじゃないか。

ワイルドカードなコミュニティ

まあ、実際は横浜コミュニティデザインラボみたいな、コミュニティカフェみたいな、ある程度オールジャンルのコミュニティをそばで行い、外部から閉塞感を破壊していくしかないんだろうなぁ と。
自治体にいくら閉塞感があるからといって、自治体を解体すれば良いとか、自治体のメンバーを総入れ替えすれば良いとか、そういう問題ではない。
ただ、単純な交流会とか、イベント情報の発信とか、そういうのは自治会を越えてやっても良いのではないかなあ なんてのは思う。別に新しいコミュニティがなければ出来ないことばかり でもない気がするのですが・・・(でも実際には、リソースがなくて出来なかったりするんだろうなあ)。