高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

コミュニティベースの勉強会について

たまにはTwitterをきっかけに記事を書いてみましょうか。

最近改めて思うのですが、わたしがやりたいのは勉強会ではなく、「何か特定の繋がりの人が交流できるコミュニケーションの場」を作ることなんだな と。スマートフォン懇親会も「懇親会」であるわけで。発表はあるけど勉強会ではないし。

前にも書いたような気はしますが、わたしは厳密には技術者ではありません。仕事もITよりではあったもののITの知識はそれほど必要ではなかったし、プログラミングもやる必要がなかった。
趣味のプログラミングも自分の身の丈に合った技術を使えば良かったし、そもそも趣味だったのですから最新の技術動向を追う理由もそんなにない。新しい技術知識はshouldではありましたがmustではなかったのです。

でも、「交流」は必要

ただ、それでも交流は必要。ただでさえ作業時間もかかり自分と身内だけで完結しがちな技術系ですし。
趣味ともなると、本当に一人旅。寂しいのもありますが、なにより息抜きがないと辛いし、できることなら困ったときに誰かから助言が欲しい。

勉強会なんてやらなくても日常生活、業務には何の支障も無いんだなと思うようにもなりました。

勉強会なんてやらなくても良い - Shin x blog

個人的には、支障はないですが、なんの発展もない。そんな生活はイヤです。だからこそ、わたしは結果的に仕事よりコミュニティを取ってしまったわけで。

だからこそ、懇親会をメインに

その結果がスマートフォン「懇親会」かなと思っています。
LTは形式的にはあるものの、実際LTといっても雑談込みでいろいろ意見が膨らんで、結局一時間かかるスピーチになってたりする。ココチバーガーズさん開催であれば食事をしながらにもなる。
Ustream中継あるけどなんか他とは違う。でも、わたしがやりたいのはああいうのです。可能ならもっといろんなジャンルの「懇親会」がやりたい。

ただ、よく勉強会の後に行われる飲み放題の懇親会とは違う。小規模で、声を出したらみんなに聞いてもらえる程度の、小さな懇親会。
大規模な懇親会だと、目的の人に話せなかったり、周囲の喧噪で会話が通りづらかったりするので、個人的には好きじゃないです(それに、酒の肴として出される料理は、やはりそれほどおいしいというものではなかったりする)。小規模で会話と食事でやっていけるイベントが一番の理想です。そういう点では昔オムライスレストランの一室を借りて食べながらやっていた電設部勉強会の懇親会はかなり理想に近かったかも。

知識の資料化と、知識の発信

ただ、勉強会を行う理由は、それだけじゃない。知識の資料化とそれの発信。ブログでも出来ることではありますが、文字ベースのブログだけではなかなか伝えづらいこともある、それを発信するのも勉強会の役目。そうやって始めたのが日本Androidの会横須賀支部だったりする(もちろん今は、それだけの理由ではないのですが)。

知識というのは、なかなか文章化できないもので。本に書こうと思っても、本は不特定多数の人が読むものですから、書けることは限られますし、発信にものすごく時間がかかります。それよりもうちょっと規模が小さく、資料が作れる場 それが勉強会かな と。
資料だけで足りないときはUstreamYouTubeの動画もある。そうやっていろんな手段で情報をまとめて発信できるのも勉強会の利点。

二つの主催をやって

日本Androidの会横須賀支部と、スマートフォン懇親会、二つのイベントを主催するようになって、やはり楽しいことはあるかな。その代わり失ったものも結構大きいのですが。
もちろん、わたしが主催である理由はどこにもないですが(むしろ主催の座はとっとと別の人に譲りたい位なんですが)、結局わたしは勉強会と関わり続けるだろうなあ と、思います。

勉強会なんて無理してやる必要はありません。義務感に駆られてやるものでもありません。無くなったところで、困る人もそんなにいません。

勉強会なんてやらなくても良い - Shin x blog

勉強会をやらなくて一番困るのは「自分」です。
特に、ほっといても勉強会が山ほどある都心ならまだしも、そんなにない地方では、自分がイベントをやらなくなるだけでどんなに日常が平凡になるか(勉強会についてのみ言うのであれば、横浜も立派な地方だと、個人的には思っています)。
日常的に趣味の話が出来るネットワークが欲しい(Twitterなどの「間接的に繋がる」ものではなく、もっと「積極的に繋がれる」もの)。
趣味とはちょっと違っても、同じような話題を共有出来る人と話をしたい。
そのためにわたしはまだまだコミュニティ活動を続けます。来年も。