高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

スマートフォンは全然「日用品」じゃない。

読んでいてやっぱり放っておけないと思ったので一つ。TwitterでもFacebookでも大体同じこと書いてますが。

もうAndroidコモディティと呼べるところまでもうすぐだと思います。Bar FAXやBar 冷蔵庫がないように日用品に人々の興味はありません。台湾の現地のデベロッパーと話した時、「もう台湾にはAndroidデベロッパーのコミュニティは殆ど存在しないよ。だってもうふつうのものだから」と言われてああそうだよなと思ったことが思い出されます。

Bar android、だれか買いません? & 小ネタ

ええと、この発言しかり、すまべんでよく言われる「ユーザー向けのコミュニティとしての役目は終わった」とか、理解できないのですが・・・。

というのも、正直スマートフォンが(まともに)流行っているのは、IT系コミュニティなどの局所的な場所だけで、それ以外ではそんなに流行っていないと思うから。
確かにキャリアの販売攻勢で「形式上」流行ってはいますが、それは、「ユーザー向けのコミュニティが不要になるほど流行った」わけではないですし、ましてや「日用品」といっていいレベルのものには全くなっていない。

「教室」の存在

もう一つは、スマートフォン「教室」の存在。まず、スマートフォン教室は、現在あちこちのキャリアショップでローカルに行われていますし、パソコン教室でも、らくらくスマートフォン向けのユーザー教室を行っているところはあったと記憶しています。

わたしも来年頭に「スマートフォン教室をやらないか」という打診をいつもの浜小学校コミュニティハウスで受け、やることになりましたし、スマートフォンというものを知らない人はまだまだたくさんいる。

「教室」がこんな形で点在するものが、日用品だとはわたしは思えないし、ユーザー向けのコミュニティが不要なものにまでなっているとは思えない。

自分たちのコミュニティの中だけでの「成熟」

確かに、スマートフォン勉強会に来るような人たちの中、Bar Androidに来るような人たちの中では、Androidは「日用品」といえるものになったのかもしれない。でもそのコミュニティは全体で見たら本当に小さなものだと思います。
実際にお二人はその程度のつもりで言ったのかもしれませんが、実際に、自分の関連コミュニティや自分の視界に入る人たちしか見ていない人はIT関係のコミュニティには結構多い。そういう人の中には、割と本気で「自分たち以外のジャンルのコミュニティ活動などない」と思う人がいたりする。

「別ジャンルのコミュニティに行っても自分たちにメリットが見えないから行かない」というのならまだ良いんですが、行きもしないで「そんなものはない」と思って行動してしまうのはちょっとなあ と思います。

とにかく、もっと地域に

わたしは、もっとIT系コミュニティの人に地域に出てきて欲しい。それは、話が合わないかもしれないし、一見自分たちにメリットになるかどうかが見えないかもしれませんが、少なくともああいうことを言うのなら、コミュニティの代表や運営など意思決定に関わる立場の活動をするのなら、まずは来て欲しいですね。

わたしは横浜住まいですから横浜のイベントしか紹介できませんが、どこの町にもあると思います。
市報だったり、区報だったり、区民センターにおいてあるチラシだったり、町の掲示板や自治会の会報誌であったり(地区・団体によってはITが普及していないのでネットには情報が出てきにくい)。ちょっと調べただけでたくさん情報は見つかります。

まずは一度だまされたと思って地域イベントに来て欲しいものですね。