高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

栄区のパソコン村文化祭に行ってきました

土曜日は栄区の中野地域ケアプラザにて開催された、パソコン村文化祭に行ってきました。パソコン村文化祭は栄区のパソコン好きのお年寄りにより構成されるパソボラ横浜という団体によって開催されているイベント。団体のメンバーが作成したFlashやMIDI、CGなどを使った作品の展示が主。





Wordのワードアートや画像処理機能を巧みに使ったCGイラストは、Wordというツールの可能性を考えさせられます。わたしもアイコンの作成などたまにWordの図形描画やクリップアートを変形させたモノなどを利用しますが、ここまでのことが出来るとは。さすがです。
また、Flashを使ったアニメーションは、最近のHTML5のアニメーションほど巧みなモノではなかったですが、シンプルでわかりやすかった。


こういうものを見ていると、やり方はシンプルながら、本当に工夫次第でいろんなことが出来るのが分かります。それを組み合わせただけで本当に色々なものが出来る。これら作品の作者の人にも合いましたが、どなたも本当に楽しそうでした。


これらを見ていると、ふと、最近のものについて考える。アニメーションにせよ、音楽にせよ、Webサービスにせよ、確かに最近いろんなことが出来るようになりましたが、それってどれもこれも上級者目線じゃないか。
たとえばFlashなんかは、Flash作成ツールを買えばタイムラインを指定するだけで簡単にアニメーションが作れる。最近ではHTML5を使えば同等のことは出来るかもしれないけれど、そのためにはHTMLやJavascriptを理解する必要があり、大変です。
音楽なんかでもMIDIシーケンサーさえあれば、だれでも音楽が作れる。最近はサンプリングしたり生録だったり、ボーカロイドに唄わせたり、いろんな手法が出てきたものの、どれもこれもMIDIほど手軽ではない(まあ、MIDIが手軽かどうかはシーケンサーにも寄りますが)。


最近のものって、どれもこれもプロ仕様になっていないか?たしかに以前のものより表現力豊かにはなっているものの、どれもこれも煩雑で、習得に長い時間がかかってしまう。個人的にはこういうものづくりのハードルがとても低いというのがPCの利点だと思うのですが、それがなくなってしまうのは、いいことなのか?
プログラマやPCのパワーユーザーなら、気にならないハードルなのかもしれないけど、こういうところで活動している人たちはどうなんだろう。
今回のようなクリエイティブなIT活動は、気軽に出来るようにしておきたい。地域活動や災害時支援などへのIT活用も、その延長線上にある気がします。ある程度遊びにも使える環境じゃないと、いざ何かあったときには使えませんから。