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高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

Androidのメジャーバージョンアップ

雑記

ちょっと気になったので。

ユーザ視点では、ほぼすべての端末においていつまでサポートされるのか不透明な点が、大きな心配事のひとつではないでしょうか。

IS03に見る、Androidアップデートの不透明と不健全

そもそもキャリアから発売されている端末について、メジャーバージョンアップをある体で考えるのもおかしな話じゃないかと思います。

たしかにAndroidにはOSバージョンがあり、半年に一回バージョンも上がっている。しかし、Android搭載端末とはいえ扱いとしてはただのケータイです。ただのケータイがメンテナンスのアップデートだけであるようにAndroidも基本的にバージョンアップなどないものとして考え、買うべきではないでしょうか(それはまあIS03については早めにバージョンアップ宣言もありましたし、それを含みで買う選択もありだとは思いますが)。
ケータイというのは、その場で提示された条件で、これが欲しい と思ったものを選択するもので、今後のメジャーバージョンアップの有無はそこには無関係だと思うんですが、どうですかねえ。

IS01放置事件?

国内Android史に名を残す「IS01切り捨て事件」から比較すれば、アップデートが提供されるだけ喜ぶべきかもしれません。

IS03に見る、Androidアップデートの不透明と不健全

IS01についてはたしかにメジャーバージョンアップが見送られましたが、そもそも名言すらしていませんでした。それをできないことが発覚した時点で責めるのは、ちょっと違うのかなと思います。
とくにIS01のような他とちょっと違うジャンルの端末、具体的な利用目的を明確にもって買うならともかく、メジャーバージョンアップをアテにして買うのはちょっと違うのではないでしょうか。

バージョンだけが取り柄?

そもそも、メジャーバージョンアップされてないから何が悪いのか。たしかに最新OSのAPIを使ったアプリケーションは動かせませんが、それ以外はとくに問題はないと思ってます。
アプリ側のサポートは変わっていくかもしれませんが、法人でもなきゃそこまで気にする必要はないでしょう。いまだにWindows98で動作するアプリケーションもある(エミュレータで確認。一昨年確認したっきりなので状況は多少変わっていそうですが)のと同じで、まだAndroid1.6で動くアプリケーションも多いんじゃないでしょうか(まあ、AndroidアプリケーションはWindowsと違って、アプリケーション側でインストールできるOSバージョンを規定できるので、多少は変わってくるかもしれませんが)。

実際わたしもIS01は常用してます(このブログの原稿はIS01で書いてます)し、ちょこちょこと調整の必要はありますがAndroidマーケットもちゃんと動く。メジャーバージョンアップがないことはそれほど大きな問題ではないと思うのです。

まあ、サポートは、あってもいいけれど

「おサイフはないけど、サポートを考えてHTCにした」

IS03に見る、Androidアップデートの不透明と不健全

まあたしかにサポートはあってもいいですよね。とくに今の時期になってIS01を使い倒すにはそれなりの割りきりとそれなりの運用が必要ですし、メーカー側もAndroidのメジャーバージョンをあげないにしろ、ほかにもやりようはあったと思う。
メジャーバージョンアップとはまた違ったAndroidらしい運用もあったんじゃないかな(バージョンアップしない代わりに、IS01の利便性向上ツールを配布するとか。販売でも構いませんが)。
ドコモで言うのならもう発売から二年近く経つ「01A」シリーズだって、ちゃんとバグがあれば修正パッチがリリースされることがあるわけだし、サポートは最低でも二年見てもいいと思う。

まあ、そこまで市場が成長するのは、もう少し先の話なのかな。

メーカーごとの作り込み

あとよく言われる「メーカーの作り込みがメジャーバージョンアップを遅らせる」という意見ですが、わたしはそれはあまり関係ないと思ってます。
というのも、作り込みだってOSのコアとはある程度分離できる形で開発してるでしょうし、メジャーバージョンアップでOSのソースコードをまるごと取り替えても差分を洗い出してうまくやる技術くらい、日本メーカーも持ってると思うのです(そのへんはメーカーも一般のケータイ開発で慣れてるんじゃないかな と思う)。結局メジャーバージョンアップするかどうか、それをどの時期に持ってくるかはキャリアとメーカーの判断次第なんだと思う。

海外で発売された機種で海外と日本で提供されるバージョンと時期に差があるのも、日本のソフトウェア品質に関する基準が海外のものと違ったとか、日本の一般のユーザーにも使えるような工夫(キャリアメールや国内サービスへの対応など)があるからという話。別に日本のキャリアの動きが悪いとかそういう問題ではないはず。最新バージョンのOSをいち早く使いたいというのなら、Nexus OneやNexus Sでも買えばいい(まあ、どちらも表だって国内販売されてないじゃん という問題もあるとは思いますが)。

まとめ

個人的にはメジャーバージョンアップはあってもいいけど、なくてもいい。
ただ、できるかできないかは早めにはっきりして欲しい。いまのところはないけど「出来るかも」と言っておいて実は出来ませんでしたはさすがに話にならない。まあ逆に、「出来ないと思う」で行っておいて実は出来た というのなら、それはそれで良いかなと思います。

Androidを買いたいユーザーも、(時期と内容が明言されている場合を除いて)メジャーバージョンアップなどないものとして、その機種を買うべきか否か判断した方がいいと思います。今店頭にあるその機種が本当にいいのかどうか、ちゃんと判断した上で買うべきなんじゃないかな。まあ、そのへんはPCでもいままでのケータイでも同じだと思いますが。