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高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

「すまーとふぉん」のリテラシー

ガジェット

先日、Twitter上にてこんな話の流れがありました。

Xperiaをきっかけに(か、どうかはわかりませんが)Androidを一般の人も使うようになって、使い手のスキルに差が生まれてきたみたい。
そのためもあって、Androidマーケットに投稿されているユーザーコメントがいろいろとひどいことになっている ということ。


これについては、昔、W-ZEROがCMも放映され盛り上がっていた時期にも通じるものがあると思ってます。
いままでふつうのケータイで満足していた層がスマートフォンを手にして、その使い方がよくわからず、結局残念な思いをしている。当時はWindows Marketplace for Mobileみたいなアプリの集約場所もなかったからコメントが荒れるということはなかったけど、たぶんユーザーとしては同じような層がいて、同じように「スマートフォンって使いづらい」とか思った人がいたと思う。

スマートフォンと一般ケータイの違い

スマートフォンと一般ケータイ というのは、言うまでもないけど、かなりの差があると思う。その点については、わたしもTwitterでぼやいていた。
今回の問題も、それを(主にキャリアが)明確にしようとしていないのが、問題だと思う。


わたしのようにスマートフォン好きで使っている人がそばにいれば、その人からいろいろ話を聞けるのかもしれないけど、そうでない場合、情報源が販売員の言葉や、キャリアが配ってるカタログのみ ということも少なくない。そこでろくな説明が手に入らないままで終わってしまったら、結局最初から最後までスマートフォンというものを理解する機会なんかなくなってしまう。


わからないままふつうのケータイと同じ感覚で使って、「アプリの使い方わからない!」「こんなはずじゃなかった!」なんてのも悲しい。ユーザーのためにも、キャリアやメーカーのためにも、このままじゃあだめなんだろうなあと思います。

では、どうすればいいか

ではどうすれば良いんでしょうか。Twitterでも書いていますが、改めて、いくつか上げてみます。

スマートフォンと一般のケータイの違いをはっきりさせること

なによりもこれじゃないかな と わたしは思う。
スマートフォンと、一般のケータイって、やはっり使い方、使い勝手、いろんなところが違うと思う。
たしかに、どちらも「携帯電話」。でも、だからといって一緒くたにするのではなく、違いを理解すべきじゃないかなあと思う。キャリアも、ユーザーも。


まずはなによりキャリア。いまのキャリアのスマートフォンに対する扱いって、あんまり他のケータイと変わらない気がします。キャリアの人と面と向かって会ったことはないのでアレですが、すくなくとも販売サイドではそうじゃないかなと思う。スマートフォンを買うのに「このやり方はないよな」的な状況はたまに見るし、よく聞く。


たとえばカタログと一緒に、スマートフォンの仕組みやデメリット、メリットについて、詳細に書いた冊子を配置したらどうだろう?
たとえばスマートフォンを購入する人すべてに、「スマートフォンスターティングマニュアル」的な冊子を無償配布したらどうだろう?


たぶんそれだけでも変わるんじゃないでしょうか。もちろんそのカタログなりを販売員の人がちゃんと読んでユーザーに説明する必要があると思いますが。

アプリや使い方を宣伝する

考えてみるとAppleの賢いところは、iPhoneの有名どころアプリをCMで紹介していることかもしれない。
こういうアプリがあるということをCMで紹介しているので、最低限どんなふうに使えばいいのかおぼろげながらもわかってくる。


スマートフォンはアプリを自分で「入れる」という基本を紹介することで、はじめての人にもアプリを「入れる」という考えが生まれるのかもしれない。

CMの他にも、スマートフォンを紹介する番組なんかも良い。
最近ワイドショーが取り上げているような間に合わせのコーナーじゃなく、今NHKでやっている「ITホワイトボックス」のように、必要なら専門家も呼んでどっしり構えてやる番組。

とにかく、スマートフォンをそれらしく使うやり方をもっと紹介していけば良いんじゃないか。

わたしたちコミュニティにできること

わたしのようなコミュニティの人間ができることなんてあるのか? なんて思われるかもしれませんが、わたしはあると思う。
もっとスマートフォンの存在とメリット・デメリットをいろんな人に広められるイベントをやればいい。それも、今までのIT勉強会のように、ITに興味関心がある人たちを対象にしたものじゃなく、もっといろんな人を対象にしたもの。
スマートフォン勉強会もそういう趣旨の勉強会ではあるけど、いかんせん濃すぎるんですよね(まあ、毎回あんなに端末が大集合しちゃうようじゃあ・・・ねえ)、まあ、それもまた楽しいのはわかるんですが。

指揮者不在のAndroid

iPhoneにはApple、Windows Moibile/PhoneにはMicrosoft、BlackberryにはRIM などのように、ほかのスマートフォンOSには、端末を応援したり、方針を決めたりする企業がある。
でも、Androidには、そのような企業はない。たしかに開発についてはGoogleが音頭をとっているかもしれないけど、その先を取り仕切っている団体は存在しなかったと思う。

オープンプラットフォームだからこその特徴でもあるけど、ちょっと放任されているような気がする。もっと長い目で面倒を見る存在がいてくれたら良いのですが。――そこが日本Androidの会とか、そういう団体だったりするのかな?


そういう意味で考えると、カーネルは捨てずに(重い重いと噂されている)シェルをとっぱらって、がらっと一新する(はずの)Windows Phoneなんか、意外と健闘するかもしれない。Microsoftというバックもいるし、なによりCEとあわせたら歴史の長さは並じゃない。

iPhoneを抜いたことになる。これは当然のことで、iPhoneは結局Apple1社の1商品でしかなく、単純にまだ3台しか出てない。Androidはアメリカで何種類出回ってるかしらんけど、各パソコンメーカーから出ているWindowsがMacより圧倒的なシェアを誇るように、Androidが勝てないわけがない。というか、勝てない方がおかしい。

iPhone/iPadがAndroidに負ける4つの理由 - てきとーに、てきとーに。

と、そこだけ聞くとAndroidファンのわたしとしてはうれしいのですが、iPhone

  • 審査によってある程度アプリの品質が保証されている
  • ある程度知らない人でも扱える

という点をAndroid(や、それでサービスを提供する人たち)がうまく取り込めない限り、Androidが「携帯電話として」世間一般の人の手に収まるのはまだまだ遠いのかなあと。もちろんソフトとしての完成度もまだまだもっと必要なのだと思いますが。


いっそのことキャリアのマーケットが一般のアプリも動作を検証した上で配布するとか、もっとキャリアマーケットがもっと標準になってもいいと思うんですけどね。Androidマーケットには、もっとはやく最新のアプリが使いたい と思う人だけがアクセスするような仕組みにして、基本的にキャリアが面倒を見て。そうすれば、今のAndroidでもかなりいい線いくと思うんですが。