高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

勉強会の再構築

そうそう、そういえば今朝はこんな記事を読みました。

わたしがとても気になったのはこの部分

ひどい場合には、勉強会自体が手段ではなく目的になってしまっているものもある。勉強会でなく、その後の懇親会に重きを置いているものもあるし。時代の変遷とともに、勉強会の定義も変わらなければならないのに、『勉強会はすばらしい』という言説だけが、まるで呪文のように残ってしまっている

素顔のデジタルネイティブ:原上ソラ――勉強会の再構築を図る気鋭の中学生 (2/2) - ITmedia エンタープライズ

わたしも「勉強会」という言葉自体、あんまり好きに思えてなかった。「IT勉強会カレンダー」など、何かと「勉強会」という言葉が露出すると、「それはちょっと違うのでは」なんて思うこともありました。どちらにせよそれを通して人が集まっていることには変わりないですし、特に異は唱えませんが。
もちろん、いろんな人のつながりは大切、勉強会とかそういうのはおいといて、こういう交流の場が増えたのはとても良いこと。でもそれを「勉強会」と称する必要はないじゃない と。
わたしも知らない・見たことのない勉強会も多いので、それらについてはどんなものかはわかりませんが。そのイベントは本当に勉強会なのかどうか。今一度ネーミングを考え直したほうがいいモノもあるのかもしれません。


あと、引用部分が前後しますが、

勉強会は近年盛んに開催されているけど、開催場所が大都市部に集中していて、北関東に住んでいる自分にはハードルが高い。地理的な問題のほかにも、さまざまな事情からリアルの勉強会に参加することが困難な人も多い。

素顔のデジタルネイティブ:原上ソラ――勉強会の再構築を図る気鋭の中学生 (2/2) - ITmedia エンタープライズ

そうそれ。ほかの地方はあまりよく知りませんが、関東地方はほんと、東京が多いですね。横浜のコミュニティを盛り上げる会を立ち上げた理由の一つでもあります。
交通の便も良いし、MicrosoftなりOracleなり大企業が居を構えてることもあり、仕方がない部分も大いにあるのですが、それでも多すぎるよね。と思ってます。
勉強会カンファレンス――メタコンも、あのあと何回かプチカンファレンスを開いているようですが、すべて東京で、平日夜間。正直置き去りにされた感覚はちょっと感じています。


ライバル意識を持ってもしょうがないとは思いますが、「勉強会を東京から取り戻せ!(元々持っていたかどうかはこの際おいといて)」わたしはちょくちょくこんなことを考えています。横浜でもっと技術者向けも、それほどでもない人向けも、いろんなイベントを開催して、どんどんこういうイベントが好きな人が増えていったらいいな と思います。
それでもわたし自身のホームは横浜、そこから頻繁に移動する気はありません、何より「無理をしてまでほかの地方でやる」わたしを見せてしまっては、コミュニティイベントを広めることにならない、無理せずに開催しているわたしや、周りの人の姿が見えてこそ、真にコミュニティイベントを広げることになるのではないかと思っています。


そうそう。最後に。

「インターネットはかりそめのコミュニケーションで、リアルの勉強会こそ本当の温かいコミュニケーション、みたいなのは絶対嘘だと思う。ネットでつながる時代になって思うのは、みんなすごくコミュニケーション好きになっているということ。

素顔のデジタルネイティブ:原上ソラ――勉強会の再構築を図る気鋭の中学生 (2/2) - ITmedia エンタープライズ

絆はリアルのほうがよりたやすく結べるけど、ネットで結べないとも限らない。Twitterでよく話す人に、関東外の人、会ったことない人、ほんの顔見せ程度でしか会ってない人がいるから、それは何となくわかります。
大事なのは、どんな情報をどれだけ交換したか。そこに物理的なインフラの差なんか関係なくて、無線・有線のLANであっても、視覚や聴覚などの身体的なものであっても、そんなに大きな違いはないな と最近思います。そんなことが考えられるのは、オフ会などで「知識を共有出来る他人」との接触を経験したからなのかもしれませんが。


彼の主催する勉強会Online.sg、明日(というか今日)はプログラマーズホリデーにいっていて参加できませんが、是非機会があれば、わたしも覗いてみたいですね。