高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

プログラミングを始めよう

そういえばこの間の散歩(社用の帰りだったので、かなり遠出)で、最初にVBの本を買った書店に行きました。杉田駅前の商店街にある――といえば、わかる人はわかるでしょうか。昔あそこにぽつんと置いてあったのが、下の本でした。


今はもう、あそこにはプログラミング関連書籍自体が無くなってしまい、雑多なPCの本だけになってしまいましたが。

わたしがプログラミングを始めたのは――何度か書いたかな、Museのサイトに出入りしていたMuserさんの一人、Takuさんに憧れてでしょうか。当時わたしより3つくらい下の中学生。Museをもっと使いやすくしたいのもあって、VisualBasic6を買ったのが始まりでしたね。
まあ、その前に、SFC/PS版のRPGツクールをやっていたので、それが影響したのもあるでしょう。あちらのシナリオ作成方法(制御命令を何個も連ねることで、シナリオを作る形式)は簡単ですが、プログラミング(疑似言語?)に近いものではありました。そういう意味ではこっちが始めてやったプログラミングなのかもしれませんが。


さて、yasuhoさんはプログラミングというものがどういうものなのか、はじめるまえから漠然とわかってらっしゃったようですが、わたしにはプログラミングというのが何かすら、全くわかっていませんでした。もうゲームと一緒です。RPGツクールの延長でやってきたものでした。だからこそ何を作るのが難しいかどうかなんて、何も考えずにできたのかもしれませんね。
今は何を作るにしても、工数だの他のプロジェクトとの優先度だのを考えてしまって、以前ほどの力は出せていない気がします。昔はデバッグですら楽しく、本当に苦労したことなんて何もなかったような気がしていたんですけどね、変わっていくのは当たり前ですが、難しいものです。


さて、それはともかく。むこうの話について。

WindowsやMacのグラフィカルなユーザインタフェース(GUI)は使うには優しいですが、作るのは面倒なことが多いです。コマンドプロンプト等から実行できるアプリは地味ですが、プログラミングが楽で本質的な部分に専念できます。もしGUIの設計が楽な言語であればこの限りではありませんが。

この辺にはちょっと意見ありです。
学校の授業なんかでも、おそらくこの理念に従ってまずはCUIアプリケーションから始めてるわけですが、わたしはこの辺がプログラミングになじめない人を作る原因ではないかと思っています。
いまどき初めてプログラミングの触れる人の大半は、GUIに慣れ親しんできた人であって、コンソールなんて見たことも聞いたこともないなんていう人も少なくないと思います。わたしなんて、WindowsXPを手にするまで(Delphiに乗り換えてから半年ちかく)コンソールのコの字も知りませんでしたからねえf(^ー^;
プログラミングというのはやはり非日常な作業なのだから、自分のいつも使っている日常から段々とシフトしていったほうがいいんじゃないかと思います。初心者の技術力をなめたらいけませんよ、わたしだって初めてまもなくMuseあしすたんとを作り上げたくらいなんですから(MIDI再生部分については、Takuさんの助言もありましたが)。GUIで動くアプリケーションだって結構簡単に作れるんじゃないでしょうか。