高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

昨日はそのまま寝てしまいましたが、昨日行ってきたBorland Developer Conferenceの感想を。
今回のカンファレンスでは、本場のソフト開発に必要な、モデリングや要求管理といったもの、そして、それに対するBorlandの提案、新しいBorland Developer Studioの機能の紹介 という流れ。前回のMozilla Japan セミナーと違ってかなり技術的なものが聞けて、それもまたおもしろかったです。
Borlandの開発環境は、VisualStudioと違ってほんとに「開発ソフトウェア」という感じがしますね。VisualStudioは開発用のツールキットだけそろえ、あとはマクロなどで自分で拡張していってね という感じですが、Borland Developer Studioはチーム開発に必要なものをすでにそろえている。
チーム開発をする人にとっては、Borlandの開発環境はいいのかもしれませんね。でも、学生やプログラマの卵などの面倒はもう見ないのかな、Personal版の販売ももうやめてしまったし、原稿のBorland Developer Studioは見ての通り、個人開発には不要な機能が多い。趣味などで開発をする人は、VisualStudioを使ってね ということでしょうかね*1
開発専門のBorland*2、とりあえず手広く、入門者にも向いているMicrosoft という流れになるんでしょうかね?

他にも一応、C++のメジャーなライブラリ、Boostというもののことも聞きましたが…。あんまりよく知らない上、英語でのスピーチだったもので、いまいちよく分からず。
でも、PerlのSwitchモジュールとかみたいに、かなり言語を拡張して使うものなんですね、コンパイラによっては使えないバージョンもあるとかないとか。うーん、でも大丈夫なんですかね、認証機関公認のライブラリが「コンパイラによっては使用不能」なんてもので。


最後は懇親会――立食形式のパーティーにも参加してきました。食べ物はあんまり食べられませんでしたが、いろんな人とも話せました。商品はもらえませんでしたが楽しかったです。
おみやげにオブジェクト指向プログラミングについての古いビデオなんかももらえました。二本も同じものをもらってしまったので、一つは学校にでもあげますかねえ。


とりあえずこれで、二日連続のセミナーはおしまい。ちょっと今は物足りない気分ですね。でもまあ、いろいろ勉強になったと思います。また行きたいですね、こういうの。東京はちょっと遠いですが…*3、まあ、こんなことがないとたぶん行かないと思うので。

*1:それにしてはVisualStudioも決して安くないけど…、やはり学生にはアカデミックで、会社員にはそれ相応の値段で、趣味としては適正な価格で売ってる ということなんでしょうか

*2:――開発環境は先日ニュースにあったとおり、子会社にお任せするそうですが、ここでは便宜上ひっくるめてBorlandとします

*3:改めてこの辺の会社に勤めなくて良かったなあ…と思ってしまいます。毎日3時間以上も電車に揺られるのはちょっと勘弁です